むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

子供がやってきて「叔叔,ni 很帥喔」と叫んだ、台湾は長期的には希望があるかも

2009-09-09 19:12:36 | 台湾その他の話題
2週間くらい前にプールに行ったとき、食べたばかりなので消化待ちで待合室で本を読んでいたら、隣にやってきた6歳くらいの子供がおもむろに私の顔を見て、「叔叔,你很帥喔!」といった。
前段の呼びかけは異議があるが、後段の評価は正しい。
台湾の大人はこうした正しい評価ができない。だから馬英九みたいなものを選んだ。
私に「很帥」という子供は決して馬を評価することはないだろう。

そういう意味では、その子供が育って選挙権も得る15年から20年後の台湾は希望が持てるかもしれないと思った。

毎日新聞のおかしな偏見「キリスト教徒だからダライラマを歓迎しない」?

2009-09-09 19:11:54 | 台湾その他の話題
ダライラマが最近台湾を訪問した。これは八八水害の被災地の被災者への慰問が目的だ。
台湾では仏教が主流だが、最近はチベット仏教が勢力を拡大している。さらにダライラマは宗教指導者としては世界的にも認められている。台湾の被災地において大いに歓迎され、心のケアに大きな効果を発揮した。
ところが、毎日新聞に、はっきりいって罰あたりというか、まったく宗教の本質というものをわかっていない唯物論者の言いがかり記事があった。
ダライ・ラマ:台風被災地で犠牲者を供養 台湾
ダライ・ラマ14世:台湾訪問 台風被災地へ 「純粋な宗教の旅」強調

この中で

>被災者の大半は台湾の先住民族で、8~9割はキリスト教徒。このため、訪台の意義を疑問視する声もあるが、小林村で親族を亡くした道教徒の女性は供養の様子を見て「宗派は異なっても、心の安らぎを得られた」と涙ながらに語った。

などと「キリスト教徒だったら、ダライラマのような仏教指導者は排撃するはずだ」という、マトモなキリスト教徒が目にしたら到底信じられないとんでも論がかかれているのだ。また「宗派は異なっても」という談話も挿入している。宗派の違いが大きな違いだという先入見があるからこんな記事になる。
「疑問視」しているのは、おそらく何の信仰も持たない唯物論者の妄想だ。
キリスト教徒だから、ダライラマを歓迎しないと思っているバカは、ダライラマがこれまで欧米キリスト教徒にいかに歓迎されたかをもう一度反芻してみることだ。
しかもチベット仏教が仏教、哲学史の中で、どれほど深い意味を持っているかも、おそらく毎日新聞は不勉強で知らないのではないか?

信仰を持つということは、他宗教や他宗派の排斥を意味するものではない。
唯物論者は、異なる変種をお互いに排斥しあったから、他人もそうするものだと思い込んでいるのだろうが、信仰を持っている人間は、お互いに異なる宗派や宗教を尊重しこそすれ、排斥などしない。儀式が異なっていても信仰や宗教が目指す宗教的真理は同じだからだ。

レバノンあたりに行けば明らかだが、イスラーム教徒が最も排斥するのは「信仰というものを持たない唯物論者」であって、キリスト教や仏教ではない。私自身キリスト教徒で、レバノンでそのために排撃されたことはない。レバノンのキリスト教徒はクルアーンを好んで読むし、イスラーム教徒は新約聖書も好む。
ヨハネ・パウロ2世は生前中東のイスラーム教徒や、アジアの仏教徒に多いに歓迎され、尊敬を受けた。
ダライラマを一番ありがたがっているのは、欧米のキリスト教徒だ。
台湾でも、大愛という仏教系の慈済が運営するテレビチャンネルがあるが、私は澄厳法師の特に台湾語による法話を好んで聞いている。知り合いの台湾人キリスト教徒も大愛をよく見ている。
台湾で聖書を好んで読むのは、仏教をまともに信仰している人たちだ。

また「宗派の違い」も、レバノンやシリアでマロン派やシリア正教、アルメニア正教、メルキトカトリックなど数ある宗派と接してきたものから見れば、どうでもいい問題だ。

まして、ダライラマはチベット仏教の指導者である。チベット仏教は仏教史、およびすべての哲学史の中で、きわめて特異というか深い意味を持っていることを、毎日新聞の記者とデスクは知らないのではないか?
日本では仏典は、母語に訳されていない。漢訳をそのまま読み下していて、民衆が聞いて理解できないものとなっている。しかも、漢訳には誤まりも多く、音訳で残しているものもある。
ところが、チベットでは違う。仏典はすべてチベット語に訳されている。いやチベット文語は仏典を翻訳するために作られていった言語でもあるのだ。
だから、仏教哲学や仏典の研究には、チベット語は必須である。
チベット語でどう訳されているかで、仏典の意味がわかるというものが多い。
そういう意味では、チベット仏教は、仏教の中で最も深遠で極致を示している。
それを代表する指導者が、宗教や宗派の別と関係があるわけがない。

私自身キリスト教徒で、宗教指導者としてのダライラマを尊敬している。ただしチベット解放運動という政治的な側面ではダライラマはナイーブで軟弱すぎてとうてい支持も尊敬もできないが、あくまでもチベット仏教の指導者として仏教への理解の深遠さという意味では、尊敬できる。

宗教や信仰とはそういうものだ。
毎日新聞の記者とデスクは、そういうものだということがわかっていない。
それは宗教や信仰というものを冒涜している。

キリスト教徒はダライラマを排斥するなどというのは、それこそ馬鹿げた無知蒙昧の唯物論者の妄言だ。毎日新聞はまともな信仰をバカにしているから、だから、倒産寸前になっているのではないか?!

グーグルニュースにレバノンなどアラブ主要国が加わる

2009-09-09 19:10:55 | 中東
グーグルニュースにこのほど、レバノン、エジプト、UAE,サウジといったアラブ主要国が加わった。

従来はArabic http://news.google.com/news?ned=ar_me
だけだったのが、

UAE http://news.google.com/news?ned=ar_ae
KSA http://news.google.com/news?ned=ar_sa
Lebanon http://news.google.com/news?ned=ar_lb
Egypt http://news.google.com/news?ned=ar_eg

が新たにくわわった。
しかも先進国以外ではジャンル分けは「トップニュース」「当該国」「当該国が属している地域」などの順で、「経済」などは世界経済を意味しているのに、アラブ諸国のジャンル分けは先進国と同じように「トップ」「政治」「アラブ世界」などとなっている。

人口では少ないレバノンがあるのは、この国のメディアの種類の豊富さ、自由度、活発さを考えれば当然だろう。
その意味ではサウジがあるのは「?」で、そのかわり「パレスチナ」あたりを入れてほしかった気もする。米企業には無理な望みかもしれんが。

八八水害まだ復興の目処もつかず、新型流感も蔓延の恐れ、馬政権下の台湾は後進国に

2009-09-09 19:10:22 | 台湾政治
八八水害から昨日で丸1ヶ月になったが、被災地では土砂の撤去なども相変わらず進まず、復興の目処は立っていない。そうこうしているうちに、被災地では消毒の遅れから、新型流感はじめさまざまな疫病の発生が憂慮されており、危機意識ゼロの馬政権の下で、新型流感は世界最大、最悪の情況に直面しそうだ。

馬政権の下では、MRTも満足に動かない。従来何の問題もなかった路線すら故障が出始めているくらいだ。
台湾はこの1年あまりで準先進国から、後進国に一挙に後退した感がある。
これなら、フィリピンやインドネシアのほうがまだ良い。物価は安いし、政府や人民は底抜けに明るくて人が良いからだ。馬政権下では政府は腐敗無能、人民の質もシナ化している。

おまけに第2四半期は、台湾だけアジアで唯一マイナス成長だった。失業率も7月はついに危険ラインの6%を超えてしまった。

陳水扁政権時代が本当に懐かしい。今は陳水扁のことをボロクソにいっている台湾人、陳水扁時代には台風の水害は多数あったが、こんなに救援が遅れたことはなかったし、MRTもちゃんと動いていたじゃないか。陳水扁はその意味では実は台湾の歴史上最も有能な指導者だったのだ。
おそらく陳水扁を超える指導者は台湾ではもう出てこないだろう。

李登輝は駄目。921のときだって、対応ははっきりいってまずかった。だからこそ半年後の総統選挙で連戦は惨敗したんだよ。今になって李登輝の921の処理は良かったなどとメディアはいっているが、ぜんぜん嘘。そりゃ馬に比べたらマシだったことは事実だし、そんなことあたり前だが、李登輝の処理だってぜんぜんほめられたものじゃなかったし、あのとき李登輝だって今の馬と同じで「こんなにいいことをした」と自画自賛が目立ったよな。
台湾人は健忘症でバカだから、そういったことを忘れているだけ。

災害対策で光っていたのは、陳水扁のほう。陳水扁は実は有能だった。

もちろん、日本の明治維新や終戦直後と比べたら、陳水扁ですら大したことはないし、だから在任中は私も陳を無能だといったこともある。しかし、今から考えると、台湾の歴史では最高水準の能力だったといえないか?
台湾は人材不足だ。上がいない。もちろん下もいない。とんでもないバカはいない。だからこそ、とんでもない優秀なのもいないのだ。

陳水扁も本人と会うとつまらんやつだが、しかし彼が台湾の災害のたびに示した能力、行動の速さ、二次災害を事前に食い止めた力はピカ一だったといえる。

そういう陳水扁の価値を台湾人が理解できず、ボロクソにいっているのは、台湾人がバカだからだと思う。台湾人は根拠もなく、自分は頭がいいと思い、自惚れているバカが非常に多い。
ところが、そんなに頭がいいなら、なんで台湾人自身の自前の国やシステムを作れないのか?
228の犠牲者は優秀で、それが全部やられたから台湾には人材がいなくなったという説も、実は単なる言い訳に過ぎない。そんなに優秀だったら、国民党ごときを相手に、簡単に騙されて、殺されるはずはなかった。

国民党みたいな三流の悪党相手にいとも簡単に敗れた時点で、228の犠牲者もぜんぜん優秀じゃない。台湾人に本当に優秀な人間は出てこなったし、今後も出てこないだろう。

これは逸材かも! シリア出身の歌手Shahd Barmadaちゃんデビュー!

2009-09-09 19:02:01 | アラブポップス
久ぶりにアラブポップスの話題。youtubeをサーフしていたときにオーディション番組の場面で見つけて、昨年から注目していたんだが、シリア・アレッポ出身のシャハド・バルマダー شهد برمدا Shahd Barmada ちゃん。
どうも今年春にデビューしたらしい。
この美貌と歌は、逸材だといえよう。発展を期待したい。

日本や韓国の昔の歌謡曲風の wayyak 7abibi
جديد شهد برمدا - وياك حبيبي - ميرنا وخليل
http://www.youtube.com/watch?v=MrAkEeeRKec

普通のレバポップBa'd Elly Saar
شهد برمدا - بعد اللي صار
http://www.youtube.com/watch?v=pduIMxMxvtE

オーディションのとき、"tasawar"歌って、講評を受けているところ、かわいい!
http://www.youtube.com/watch?v=GgIpPLiUWQ8

自身が崇拝しているというウンム・クルスームの名曲 ألف ليلة و ليلة を歌っているところ
http://www.youtube.com/watch?v=kFW_i5_q_xI