最近台湾がつまらないので、現実逃避に東欧中欧の歴史文献をネットサーフィングしている。当然ハンガリー語、チェコ語、ポーランド語、クロアチア語などの文献にもぶち当たる。もちろんこれらの辞書も持ってはいるが、本格的に勉強したわけではないので、昔なら辞書を引くのは苦痛だった。
しかし、最近は便利になったものだ。
グーグルの翻訳、translate.google.com だ。
日本語への翻訳はおそらくいったん英語を通しているのだろう、使い物にならないが(おそらく韓国語以外は使い物にならないだろう、私自身は韓国語は問題ないので使う必然性はないが)、欧州言語から英語への翻訳は、けっこう使える。
スラブ系のロシア、セルビア、クロアチア、スロベニア、スロバキア、チェコ、ポーランド各語で試してみたら、けっこう読める英文になる。細かい点は妙な部分もあるが、大意をつかむにはまったく問題ない。
しかも驚いたことに、言語構造が違うはずのハンガリー語から英語へもけっこういける。
一応読めるからあまり使わなくてもよいフランス、スペイン、イタリア各語から英語も、これがかなりきれいにできる。
ところが意外なことに、ドイツ語とオランダ語から英語がうまくいかないことがある。ドイツ語は構文解析が機械には無理なのか、けっこうヘロヘロになることがある。しかもネットで引っ掛けるドイツ語の古い文献だと、方言表記もあったりするってことも理由のひとつだが。
でも、オランダ語がスラブ系よりもうまくいかないのは納得できない。英語と近いはずなのに。それとも、オランダ語文献の需要が少ないから、サボっているんだろうか?これは不思議だ。
まあ、いずれにせよ、欧州言語については、いまやグーグルで英語へ翻訳すればいいことがわかった。
歳とると語学習得の意欲が弱まるんだが、この分だと、欧州言語でわざわざ習得しようという気は失せるな。昔はポーランド語、チェコ語、ハンガリー語あたりはやってみようかとも思ったが、必要なさそうだw。
まあ、旅行用に簡単な会話を覚えるという道はあるんだが。
次に行ってみたいところは、レバノンとの内戦つながりでボスニアを含めた、イタリア語でパンノニアと呼ばれている地域。
だから、スラブ系とハンガリー語は必要なんだけど。