とはいえ、やっぱり陳水扁が総統を退任したのを狙ったかのように、最高検が陳水扁を国務機密費流用事件の容疑者として、出国制限措置に踏み切ったことは、おかしいと思う。これでは、「王朝や政権が交代すれば、前任者を血祭りにあげる」という悪しき中華主義であり、90年代の韓国、文革関係者を裁判にかけた80年代前半の中国と同じレベルである。
いかに問題があったとはいえ、仮にも民主的選挙で選ばれた元首経験者である。
基本的には、外患罪に抵触する以外には、国家元首(と経験者)というのは罪に問われるべきではない。
まして、台湾人など東南アジア社会の文化は、「過ぎたこと」への断罪を嫌う気風がある。
だからこそ民進党が進めた蒋介石への断罪も不発あるいは逆効果になった。おそらく、これが不発に終わったのは、蒋介石がいまだに敬愛されているからだと国民党は勘違いしているんだろうが、それは台湾の民意を完全に誤解してしまっている。
台湾人にとっても過去のことはどうでもよい。だから日本時代も美化されるし、国民党による虐殺の記憶ももはや風化しつつある(だからまた国民党政権になったのだw)。
これは台湾人が国民党が好きで完全に洗脳された結果ではなく、台湾人が過ぎ去ったことを重視していない証拠なのだ。
だとしたら、国民党がもはや辞めた人、選挙で敗北したことで十分にお灸をすえられた民進党と陳水扁をこれ以上深追いすることは、やめたほうが良いだろう。
一部シナ人根性の持ち主は、「この際、徹底的に民進党のやつらをつるし上げて、断罪すべきだ」と息巻いているようだが、それは朝鮮人やシナ人は考えそうな「復讐思想」というべきものであって、台湾社会の風習にはあわない。
もし「58%も獲得して政権をとったのだ」といって調子にのって、陳水扁その他を断罪する暴挙に出たなら、その時点で国民党政権は終了する。台湾人は「権力の傲慢」が大嫌いだということを、国民党権力者と支持者は陳水扁の失敗から学んでいないのだろうか?
いかに問題があったとはいえ、仮にも民主的選挙で選ばれた元首経験者である。
基本的には、外患罪に抵触する以外には、国家元首(と経験者)というのは罪に問われるべきではない。
まして、台湾人など東南アジア社会の文化は、「過ぎたこと」への断罪を嫌う気風がある。
だからこそ民進党が進めた蒋介石への断罪も不発あるいは逆効果になった。おそらく、これが不発に終わったのは、蒋介石がいまだに敬愛されているからだと国民党は勘違いしているんだろうが、それは台湾の民意を完全に誤解してしまっている。
台湾人にとっても過去のことはどうでもよい。だから日本時代も美化されるし、国民党による虐殺の記憶ももはや風化しつつある(だからまた国民党政権になったのだw)。
これは台湾人が国民党が好きで完全に洗脳された結果ではなく、台湾人が過ぎ去ったことを重視していない証拠なのだ。
だとしたら、国民党がもはや辞めた人、選挙で敗北したことで十分にお灸をすえられた民進党と陳水扁をこれ以上深追いすることは、やめたほうが良いだろう。
一部シナ人根性の持ち主は、「この際、徹底的に民進党のやつらをつるし上げて、断罪すべきだ」と息巻いているようだが、それは朝鮮人やシナ人は考えそうな「復讐思想」というべきものであって、台湾社会の風習にはあわない。
もし「58%も獲得して政権をとったのだ」といって調子にのって、陳水扁その他を断罪する暴挙に出たなら、その時点で国民党政権は終了する。台湾人は「権力の傲慢」が大嫌いだということを、国民党権力者と支持者は陳水扁の失敗から学んでいないのだろうか?