むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

就任演説で対日関係に触れず 日本軽視の馬英九政権は短命に終わる予感

2008-05-24 04:21:30 | 台湾政治
20日の馬英九総統就任演説では、長々と両岸関係つまり対中関係に触れ、さらに外交では米国との関係改善も言及したものの、日本についてはちゃんと名前を挙げず仕舞だった。しかも側近が事前に日本も言及するように進言したのに、馬英九が退けたらしい。
さらに20日に日本からの政治家訪問団を昼食接待したときも、鉄道弁当だったとか。

やっぱり日本軽視・蔑視の反日分子だ。

おそらく馬英九の頭では、日本は米国の従属係数だと思っているのだろうが、それは間違い。台湾にとって最も近い友邦であり、せっかくこの8年間で緊密になったというのに、ここまで日本との関係をおろそかにするなら、台湾の外交は成り立たない。

馬政権が目玉にすえている「経済」も、早速選挙公約だった6%成長、物価据え置きは、反古にされているし、経済成長の「頼みの綱」とナイーブに考えている対中経済交流拡大も物価高騰をさらにもたらすだけで六なことはないことは火を見るより明らか。
対日関係も悪化して外交はダメ、経済もダメとなると、馬英九政権の寿命は長くないだろう。
すでに、「ファッショから新自由主義に転向した」お仲間である韓国ハンナラ党のイミョンバク政権は、発足わずか3ヶ月で支持率が20%に急落して死に体。韓国の新聞でも馬英九は「台湾のMB(イミョンバク)」と呼ばれているくらいだから、MBの後追いすることは目に見えている。

まして「経済がうまく行かないのなら、途中で街頭デモで引き摺り下ろしてもよい」といって「倒扁」運動を起こしたのが、馬英九支持層なのだから、その論理はそっくりそのまま馬英九に跳ね返ってくるだろう。まして馬支持層は堪え性がまったくない連中だから、1-2年後には馬英九への庶民の恨みが嵩じて、打倒運動を起こされて、おしまいだろう。