それにしても、今の中国は「大国」としての余裕がなさすぎwww。
いや、もはや経済がぼろぼろになっているのが実態だから、混迷のはけ口を「外」に向けようとしているのだろう。下種なナショナリスト=ショービニストが安易に採用したがる陳腐な手口だ。
ラビア女史が今年7月に日本、8月に豪州を訪問したとき、中国は「ラビアはテロリストだから入国を認めるな」などと圧力をかけた。しかし、日本はもちろん、親中派で悪名高かったはずの豪州のラッド首相も中国の圧力を一蹴した。
その後訪れたチェコとベルギーに中国が圧力をかけたかは知らないが、特にチェコは聞く耳など持たないだろう。
ところが、おかしなことに、ラビア女史は2年前にも日本を訪問しているのだが、そのときは中国は今年ほどは大騒ぎしていないのだ。
大騒ぎするようになったのは今年になってからだが、しかしラビア女史はもともと「知る人ぞ知る」というだけの知名度だったのが、中国が大騒ぎした今年はそのために、ラビア女史は一挙にブレークした。
ダライラマを擁するチベットと異なり、ウイグル民族運動はリーダーの不在が運動発展のネックとなってきた。しかし、中国が大騒ぎしたおかげで、ウイグルは盟主が生まれた。ラビア女史という盟主である。
中国の策略は完全にやぶへび、裏目に出てしまった。これは、大中国意識を共有する中国国民党も同じだ。台湾ではラビア女史は8月まではほとんど無名だったのだが、地方都市の映画祭に中国が横槍を入れ、国民党政権がラビア女史を入国禁止としたことで、いまや台湾での知名度は大幅にアップした。
シナ人らしい短慮というべきかww。
もし中国がラビア女史を抑圧したいなら、むしろラビア女史が中国の富豪として活躍してきた背景から、「実はラビアはスパイだ」という偽情報をそれらしい根拠もつけていろんなところに散布したほうが、評判を落とすには最適だろうし、米国ならそういうやり方をとるだろうが、シナ人はそういう情報戦術が苦手なのかな?
いずれにしても、これでチベットはダライラマ、東トルキスタンのラビアと、中華帝国主義にたいする民族運動には盟主が確定した。おめでとう。
今後、南モンゴル、それから中国とは関係ないが長年民族運動を展開しているクルドでも盟主が誕生することを祈りたい。
そして、抑圧された民族が一日も早く自由と尊厳が得られるように!
ところで自己PR。
6日にオンライン公開されるPHP研究所のPHP Global e-forumというところに、
「どうすれば少数民族は国民国家の中で共存共栄できるのか」というテーマで小論を寄稿しました。
いや、もはや経済がぼろぼろになっているのが実態だから、混迷のはけ口を「外」に向けようとしているのだろう。下種なナショナリスト=ショービニストが安易に採用したがる陳腐な手口だ。
ラビア女史が今年7月に日本、8月に豪州を訪問したとき、中国は「ラビアはテロリストだから入国を認めるな」などと圧力をかけた。しかし、日本はもちろん、親中派で悪名高かったはずの豪州のラッド首相も中国の圧力を一蹴した。
その後訪れたチェコとベルギーに中国が圧力をかけたかは知らないが、特にチェコは聞く耳など持たないだろう。
ところが、おかしなことに、ラビア女史は2年前にも日本を訪問しているのだが、そのときは中国は今年ほどは大騒ぎしていないのだ。
大騒ぎするようになったのは今年になってからだが、しかしラビア女史はもともと「知る人ぞ知る」というだけの知名度だったのが、中国が大騒ぎした今年はそのために、ラビア女史は一挙にブレークした。
ダライラマを擁するチベットと異なり、ウイグル民族運動はリーダーの不在が運動発展のネックとなってきた。しかし、中国が大騒ぎしたおかげで、ウイグルは盟主が生まれた。ラビア女史という盟主である。
中国の策略は完全にやぶへび、裏目に出てしまった。これは、大中国意識を共有する中国国民党も同じだ。台湾ではラビア女史は8月まではほとんど無名だったのだが、地方都市の映画祭に中国が横槍を入れ、国民党政権がラビア女史を入国禁止としたことで、いまや台湾での知名度は大幅にアップした。
シナ人らしい短慮というべきかww。
もし中国がラビア女史を抑圧したいなら、むしろラビア女史が中国の富豪として活躍してきた背景から、「実はラビアはスパイだ」という偽情報をそれらしい根拠もつけていろんなところに散布したほうが、評判を落とすには最適だろうし、米国ならそういうやり方をとるだろうが、シナ人はそういう情報戦術が苦手なのかな?
いずれにしても、これでチベットはダライラマ、東トルキスタンのラビアと、中華帝国主義にたいする民族運動には盟主が確定した。おめでとう。
今後、南モンゴル、それから中国とは関係ないが長年民族運動を展開しているクルドでも盟主が誕生することを祈りたい。
そして、抑圧された民族が一日も早く自由と尊厳が得られるように!
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6日にオンライン公開されるPHP研究所のPHP Global e-forumというところに、
「どうすれば少数民族は国民国家の中で共存共栄できるのか」というテーマで小論を寄稿しました。