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メジャー向き、マイナー向き

2007-03-22 12:56:05 | Weblog
先日、ピッポ在籍時のアタランタの話題を書きましたが
あの当時、アタランタには、ピッポの他にも、ドメニコ・モルフェオという
稀代の「ファンタジスタ」が在籍していました。

今回のタイトル。
もう少し気を利かせたモノにすれば良かったかもしれませんが、どうしても
2人のその後の活躍を振り返ると、比較してしまいます。

ピッポは96/97シーズンに得点王を獲得し
ユーベに移籍。翌シーズンも得点を稼ぎ出し、ユーベの優勝にも貢献
98年W杯にもメンバーとして選出されました。
アタランタ以降の活躍は華々しく、ここに列記する必要はないでしょう。

一方、モルフェオはというと・・・

当時、小生がイタリアに旅行に行った際、イタリアサッカー界の記事を
書かせたら、その方の右に出るモノはいないという存在の
「植芝敬治 氏」とお話する機会がありました。

当時はセリエに詳しくなかったので、氏へのいきなりの質問が
凄くストレートだったことを覚えています。
その質問とは・・・
「若手で、今後ブレイク必死の選手は居ますか?できれば日本での知名度
 が少ない選手がいれば・・」

氏の解答は「デルピエロ」と「モルフェオ」だったのです。
この時期(小生の場合は、今尚ですが)は、デルピエロに匹敵する存在だった
のです。

ピッポと同様、翌シーズンには「ヴィオラ」に移籍しましたが
ルイ・コスタの壁を越えることはできず(アニエリが控えとしてしかみていなか
ったのでしょう)
その翌年には、ミランに移籍しましたが、ここでもレギュラーを確保すること
ができませんでした。その後は、ベローナに移籍した記憶があります。

メジャー向き、マイナー向きというタイトルは不適切かもしれませんが
メジャー級の力を持っていても、その時のチーム状況であったり、その時の
指揮官の選手の活用の仕方であったり、また、チャンスに恵まれても
メジャーチームのプレッシャーに耐えきれず、潰れていってしまう選手も
数多く観てきました。

ある意味「運」も味方につけないと活躍できないのかもしれない世界ですからね。

ピッポの場合は、モルフェオと比較して、(確か?ボクシッチの後釜に
スッポリ収まることができたと記憶しています。)
「運」があったかもしれませんが、ピッポはそのチャンスを見事に
掴んだということでしょう。ビッグクラブの名に押しつぶされることなく・・・

そうなると「長年」ビッグクラブで、しかも第一線で活躍する選手というのは
「凄い」選手なのだということが言えますね!




雅104


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