moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

「ザーマス奥様」の自慢話の番組?・・・

2005-04-17 | エッセー(雑文)
日曜の夜8時台にスポーツ選手の奥様タレント?の
トークを聞くという番組を見た。
なぜ、こんな「ザーマス奥様」の自慢話を聞かなきゃ
ならんのかねと思った。
一昔なら、ご近所付き合いの側面で、プチブルの奥様の
自慢話も、聞かねばならない人間関係というものがあったろうが、
わざわざ、TVをつけて、自慢トークに聞き込んで、
最近の家庭の主婦は随分と暇なのかという疑問?
しかし思うに、ご近所付き合いも極端に減り、どのあたりが
平均的主婦像であるのか、分別がつかなくなってきているのだろう。
ある生活水準のレベルを計ると同時に、「馬鹿だなぁ」と自分の立場を
トークしてる「ザーマス」スポーツ選手の奥様より、上に置くという作業が
快感で、番組制作者の思惑通りになってるわけである。
そして、その反面で「ヒロシです・・・」というような
「笑い」の自虐ネタに自ら曝される一流選手の夫像
それは本来、明らかな勝ち組であるはずのスポーツ選手を
負け組みの夫と同様であるかのような幻想をもたらす。
若い世代の夫婦にはこの「お笑いトーク」番組は
「差別感もしくは劣等感」の解消という効果を期待させ、
現実の乖離した状況を埋める心理的手助けになってるのだろう。
そのため人気もあるのだろうと思ってみた。