moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

安倍新政権・・・雑感

2006-09-27 | エッセー(雑文)
お友達内閣と噂されているが・・・
色々な権力者層の傀儡政権という印象が強い。

安倍首相自体も三代続く特権層、当時優良企業で2年程度の社会見学の後、
後継者としての職業政治家の王道を歩んできた人といえるだろ。
さらに5年ぶりのファーストレディとマスコミで注目されている昭恵夫人は、
某会社創業一族の令嬢であり、いわゆる「お嬢様育ち」といわれる人らしい。

ようするに、このご夫婦は、庶民生活からかなり距離のある
生活感覚の持ち主なのかもしれない。
庶民が多重債務に苦しんでいる実態を理解しているのだろうか。

自ら範をたれると称し、給料30%カットと発言した狙いは、
庶民にどういう生活を強いるつもりなのであろうか。
庶民には、まともに働いたとしても、毎月赤字の生活を強い、
そのための、消費者金融関連の業務の、支援という付け焼刃的政策の
継続を予想させるのであるが・・・。
(いわゆる消費者金融関連の業務は、小泉政権の「構造改革」で
急成長した業態の一つであり、安倍首相がさらに「構造改革」を
加速したいと発言していることは、
さらにこの業態を支援するつもりなのであろうか?)

たかが、自分本来の仕事である閣僚決めを、別荘で考えるなどという
浮世離れした方法を踏襲していることからしても、
その射程に庶民生活改善というコンセプトは含まれていないのでは?
憲法改正をする必要性がどこにあるのか、アジアの一員を強調するのであれば、
プロパガンダなパフォーマンスなど邪魔だろうに・・・。

給料30%カットよりも、国会議員の既得権益を見直すほうが、
「無駄遣い」を減らす「範をたれる」ことになるのではないのか
と思うが・・・。 

SNSについての雑感

2006-09-24 | エッセー(雑文)
SNSというコミュニティツールは、特権化させるものである。
それは、帰属意識を利用し貴族化させることで、
そのビジネスを成立させているものといえるだろう。

元々「お客様は神様である」これがビジネスの鉄則であるのであるから、
SNSは、まず選ばれた人間であるという優越性を刺激する。
とっかかりとしては、「安心できる人間しか会員にはいませんよ。」
というシステムを売りにし、選ばれた自分は良識ある市民であるというイメージを
内在化させるのである。
だから実際は、危な気な業者が紛れ込んでいようとお構いなしなのであるw。

さらに、友達という幻想を膨らませ、孤立感を減少させるのである。
多くのコミュニティに、帰属しているという幻想を与えるシステムを用意し、
安易に、多くのコミュニティに所属させることを可能とする。
しかし、その結果他のメンバーの書いた記事すべてに目を通すことは不可能と
なり、それを理由に自分と趣向の合うものとしか交わらないようになる。
それは、SNSなど必要としないオタクになってしまうのであるが、
問題なのは、自分と意見の異なる他者の記事を読まないという事が
蔓延化することだろう。
元々、不特定多数参加型のコミュニティでは、テーマは拡散されやすく、
テーマについて深く熟考されない傾向が指摘されてはいるが、
それでも、偏執的にテーマが絞られていくよりはましだろう。
いろいろな意見交換がなされて、そのうえでテーマが絞られていくことが
必要なのであって、初めから会員の条件規制で、それをオフリミットするなど
愚かな行為といえるのではないだろうか?
しかし、早くもSNSビジネスは、富裕層に限定した選民意識を刺激する
モデルが利益をあげ、成功を収めているという。
まさに、一般市民の意識においても格差社会=差別意識が進行しているのである。
これは問題だろう。
富裕層でもない階層が富裕層のような錯覚に陥り、互いに他者を差別することほど
滑稽な事はない。

小池栄子の巨乳伝というネタ

2006-09-21 | エッセー(雑文)
食わず嫌いで、小池栄子がゲストだった。
巨乳伝のネタふりがあって、いきなりネタを披露。
巨乳伝のネタは、初めて見たのであるが、
ちょっと、あっけにとられた。

武勇伝のネタを某番組で、展開したときに
小池栄子が考えて、披露したものらしい。

最近は隠れ巨乳が流行らしく、さらにほしのあきに
お株を奪われぱなしのイエローキャブ系タレント
ここで、一発巨乳ネタで、イエローキャブの存在を
アッピールしたいうことでしょうかw。

このネタは、綺麗どころの
イエローキャブ系タレントが、何人かそろってやると
もっと効果的だろう。
最近のグラビアは、なんといっても巨乳アイドルが第一にくる。
しかし、それだけでは個性がはなたれないので、
あの手この手を考える。
ほしのあきの場合、三十路巨乳アイドルというコンセプトを
展開しているが、巨乳伝はそれに負けないコンセプトだろう。

動画以下参照
http://www.youtube.com/v/lfEMPI57h7w
http://www.youtube.com/v/1tkT01yXr3w

自転車のマナー雑感

2006-09-20 | エッセー(雑文)
最近よく見かけ、気になる自転車の乗り方がある。
若い女性が立っての、二人乗り
あぶなげなハンドルさばきに、くわえタバコで
歩道を走行しているという姿である。

幾つ交通規則を破っているんだよ!
と愚痴りたくなる。
歩道を自転車が走行することも本来規則からはずれた行為であるが、
歩きながらタバコが、すでに東京都条例にひっかっかるのに、
自転車に乗りながら、タバコを吸うという神経がわからん。
さらに荷台がない、流行のスタイルの自転車で、
二人乗りをするために、後部車輪軸に、器用に立って乗る
そのため運転者のバランスは非常にあぶなげになり、
フラフラしながら歩道を走行。
これで、ブレーキのききが悪ければ、事故確実だろう。

こういう自転車の乗り方は厳重に注意してもらいたいものである。
しかし、最近の警官は引きこもり気味で、パトロール巡回している
姿を見かけない。
この分じゃ、自転車の事故率は上昇するのも確実だろう。

秋篠宮家男子誕生・・・

2006-09-06 | エッセー(雑文)
秋篠宮家に男子が誕生し、新宮さまの誕生に、
マスコミ各社は、一斉に天皇家及び皇族の
皇室典範の制度改正の必要性を説いているようだ。
有識者による意見に誘導されているようだが・・・。

しかし、天皇家の内廷費が3億2400万円
秋篠宮家が皇族費5490万円、今回新宮さま誕生で
300万程度追加されるだけのようだ。
これで、皇位3番目というのだから、諸外国の王室を許容する
制度と比較して、どうなんだろうか???
さらに、職員も天皇家70人前後、秋篠宮家9人程度の宮内庁関係者が
職務についているらしい。
内廷費は元々祭祀職に近い、天皇家の伝統行事に使用される比率が
高いらしいのだが、しかし詳細はわからないらしい。

早速、皇室制度を強化しようとする方向性を喧伝し、
天皇家の存続を否定する側の意見は、黙殺する報道姿勢というのも
どうかと思うが・・・。

ただ、昨今の個人の孤立化によって、日本人としての共同意識が
欠けてきている若者たちが増加しているのをみると、
その中心に、象徴天皇制があれば、日本人という民族意識が薄らぐ
歯止めになるのかもしれない。

天武、文武天皇まで遡れば、民間の(藤原)妃が皇太子を産み、
その制度を貴族化させてきたわけであるが、その貴族化にたいする監視さえ
しっかりしていればいいのである。
古代・中世と豪族の祭祀職の鴨氏(その象徴が役の小角=神変大菩薩と追号)と
律令官である藤原氏のタッグで、
支えてきたような天皇制度であるので、天皇は政治から隔離され、
祭祀職の比重が高まり、神仏習合という祭政分離の制度として
徳川時代まで一般化していた。
明治は祭政一致の政治体制を基本としたため、神仏を分離したのである。
この点が政治家はわかっていないので、靖国うんぬんで諸外国の
政治家につっこまれることになる。
当然、祭政分離で政治が行われている現体制であるが、(一部疑問な政党はあるが・・・)
日本は無宗教ではなく、本来伝統的に神仏習合という祭政分離の制度を
採択してきた国家だったのである。
この歴史を天皇・皇族問題を考えるとき無視しては説得力に欠けるのでは
ないだろうか?
いまだに神社仏閣の様式が混合したものが多く、その理由が曖昧に
若者に説明されるので、次第に伝統的にも無宗教の国という錯覚に落ちるのである。
個人が、無宗教であっても、国家には祭祀性が存続しており、それが伝統的に
日本では、祭政分離の体制であったことを再認識すべきだろう。