moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

責任をおい被せるだけの文部科学省?

2007-09-29 | エッセー(雑文)
相撲協会「国技はく奪」突きつけられた(日刊スポーツ) - goo ニュース

文部科学省所管公益法人一覧
[スポーツ・青少年局]<競技スポーツ課>

財 日本相撲協会 130-0015 東京都墨田区横網1-3-28 03-3623-5111
理事長小畑 敏満 大正14年12月28日
相撲道を研究し相撲の技術を錬磨し、
その指導普及を図るとともに、それに必要な施設を経営しもって
相撲道の維持発展と国民の心身の向上に寄与する。
・相撲教習所の設立維持、力士、行司の養成
・力士の相撲競技の公開実施
・青少年、学生に対する相撲の指導奨励

財 日本相撲連盟 169-0073 東京都新宿区百人町1-15-20 03-3368-2211
会長松村 豊 昭和46年12月8日
我が国におけるアマチュア相撲界を統轄し、
代表する団体としてアマチュア相撲の普及及び振興を図り、
もって国民の心身・の健全な発達に寄与する。
・相撲の普及奨励
・相撲に関する講習会・競技会の開催及び指導者の育成
・相撲に関するアマチュア競技規則及びアマチュア規定の制定等

とあるが・・・。

文部科学省所管公益法人というのには、案外、レスリング、スケート、ゴルフ、
ボクシングの協会、連盟とかプロスポーツ化したものにも多いようだ。
目的は、青少年のスポーツ振興による教育ということなんだろう。

しかし、プロ競技で実力を発揮する選手には、
この教育がうまく機能していないことが多いw。
某選手は、高校時代、後輩から金を集めさせ、風俗で豪遊していた
という話は有名だし、野球にしても後輩のシゴキは、
今だに伝統的に続けられている悪しき風習といえるだろう。
野球の選手では、特別扱いされすぎて、無免許運転やら
黙認された試合途中の球場でのナンパ行為やら
問題行為する選手の醜聞は絶えない。
最近では、朝青龍の付き人暴行や賭けゴルフ問題など有名だ。

つまり、文部科学省の指導不足は今に始まったことではなく、
今回の「剥奪あるかも」行動は、あたかも文部科学省に責任はない
というパフォーマンスに過ぎないという印象が強い。

その根底には、いまだにスポーツによる「不良学生の更生」という
事が期待されているからだろう。
個人的にも高校の柔道の時間、外部から来た講師が
「お前らは不良だから・・・」という文句には驚いた記憶がある。
たしか、私が入学以前に運動部でシゴキのため学生が体を壊し、
選手生命がたたれ障害者になった事件があったことが、
その言動の動機だったらしいが・・・。

この講師と同じような反応が、今回も社会的な反応として
現われているような気がした。

相撲協会だけの体質を問題とするのではなく、
スポーツの教育的な指導について、もう一度反省的に
とらえ直す必要があるのではないだろうか。
とくに責任回避の文部科学省役人体質は、問題かもしれない。


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