moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

先日のフィギュア大会を見て

2006-05-16 | エッセー(雑文)
今回のフィギュア大会で出場した女性選手は
随分と体重管理をしていて、「絞り込んだ鍛えた体」の
印象をうけた。(S・マイアーはまるでモデル体型)
特に安藤は本当に体の線がヒトマワリ細くなった気がしたが、
その太ももの鍛えられた筋肉には、いつもより迫力を感じさせ、
ジャンプの高さを印象づけた。
足指の骨折も完治したように思えるが、これから先ちょっとした体重の
増加でさえ、違和感に苛まれることになるかもしれない。
安藤は、たぶん巨乳というか身長が162cmと、スタイルがいいので
体調管理というより、体重管理が大変だろう。
特に「天才ジャンパー」として復帰しようとしているようだから
筋力のバランス維持と食事センスの気配りを、
周囲には期待する。

浅田真央はいつのまにか身長が160cmに伸びていたが、
この子は本当に天才かと思わせる結果を残した。
代謝機能がハイブリッドなんだろうか、あいかわらず細い体型で、
食べても太らない体質とでもいうべきマテリアル性に
努力が積み重なって、奇跡的なバランスを構成している。
筋肉には赤と白の筋肉があって、姿勢や内臓を維持する
筋肉のパワーがとても強いのかもしれない。
だから片手ビールマンスピンが可能なのかもしれない。
たぶん疲労度も少ないと思われる。
(我々一般人だと、せいぜい中腰姿勢で鍛えたり、
マグロの赤身を食べたりするのが、精一杯ていうところだけれど
浅田真央選手は何食ってるんだろうか)

この大会では「新採点」方式になって、
ジャンプの採点ポイントが高くなったらしい。
(日本選手にちょっと有利かな)
ヨーロッパ
A・ヤグディン(175cm)112.70
S・ランビエール(176cm)141.80
K・コルピ(166cm)86.66
S・マイアー(164cm)104.56
トータル445.72
ノース・アメリカ
E・サンデュ(??cm)130.90
J・バトル(173cm)139.40
A・シズニー(163cm)88.70
J・ロシェット(157cm)117.64
トータル476.64
日本
本田武史(168cm)119.70
高橋大輔(165cm)141.10
安藤美姫(162cm)105.56
浅田真央(160cm)125.72
トータル492.08

という結果で、個人戦ならS・ランビエールが1位だが、
団体戦なので、とりあえず日本優勝だった。
しかし、浅田真央はS・マイアー(164cm)なみに背がのびて
モデル体型になるのであろうか
韓国のキム選手もモデル体型になったら、ファッション業界に旋風を
引き起こすフィギュア選手の時代到来か!なんちゃって
荒川静香(166cm)は、連盟の一連の事件で
フィギュアの不名誉なイメージを払拭する
かのように5・7にプロに転向したらしい。
今回の大会で解説兼インタビュアー&演技披露
と一人三役をこなしていたが、
そのスケーティングは華麗な「魅いらせる」滑走という構成に
変えていたように思える。
解説は、まだうまくはないが、J・ロシェットが4回転の練習をしていた
という独自の情報を伝えてくれたりと、面白そうな話題をもっていそうな
期待感を抱かせた(荒川は講師向きかも)。
インタビュアーとしては、選手の興味を刺激するような間合いのとり方、
意見の引き出し方など、これから勉強ですね・・・という印象を受けた。

以下のサイトで浅田真央のスケートが見れるようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=wKFjZ3aFLAQ&search=asada
http://www.youtube.com/watch?v=OGJ5_hfZuRc&search=asada

スカイ・ハイを見て

2006-05-01 | エッセー(雑文)
スカイ・ハイ 2005年/アメリカ/100分
マーベルコミック系のスーパーヒーローのハイスクール物語。
TVドラマのヤング・スーパーマンのミステリーな演出がなく、
スパイダーマンの主人公のような内向型でもないモチーフで描かれている。
・・・となると当然コメディという要素が目立つが、
面白いのは、フーコー的な「人を分類する制度=高校」という
批判的な視点が意図されていることである。
しかし、フーコー的に制度を否定しているわけではなく、
「差別感」に問題を焦点化しているところが、デモクラシーを
建前とするディズニーらしく、モラル再生物語として機能していると
いえるのだろう。(イジメなどの差別感の解消・・・。)

物語は、コマンダー&ジェットストリームという有名超人を
両親にもった主人公ウィルが、超人養成学校である高校に
入学するところから始まる。
ところがウィルには、まだスーパーパワーが目覚めていなく、
スーパーヒーローをサポートするサイドキック組みにクラス分け
されてしまう。
スーパーヒーロー組=勝ち組、サイドキック組=負け組
というヒエラルキーが伝統的に形成されていて、サイドキック組に対する
差別・イジメが横行している中で、ウィルはサイドキック組に入れられても
友情に恵まれるが、しかし、そこに宿敵ウォレン・ピースが現れ、
その戦いの中で、父親譲りのスーパーパワーに目覚めてしまい、
ウィルはヒーロー組に移されてしまう。
植物を自由に操るスーパーパワーを持つ幼馴染のレイラは
ウィルを密かに恋の相手として意識していて、クラス分けの時
能力を披露することを拒み、サイドキック組に入ったようにも思えるが、
それに気づかないウィルは、テクノパスの上級生グウェンと恋仲になってしまう。
そこでレイラは、ウィルにジェラシーを起こさせようとウォレンと付き合うが、
うまくいかず、ウィルは仲の良かったサイドキック組とも疎遠になって、
亀裂が生まれてくる。
ギクシャクした関係のままで、アメリカンハイスクールのイベント、
ダンスパーティを迎えるが、そこにはコマンダーの旧敵、
ロイヤル・ペインが仕掛けた罠が、待っていたのである・・・。

校長は、ワンダーウーマン役で有名なリンダ・カーターが演じているが、
お馴染みのスーパーマン、ファンタスティク④、Ⅹメン、フラッシュなどの
SFXの超能力が満載で、アメコミ・特撮ファンなら元ネタ探しも楽しい。

ワイヤーワークアクションには、新技術のコンピュータ制御モータウィンチを
導入し、自由自在のスピード調節が操作可能になったらしく、
俳優のアクションの危険性を減らし、直接俳優がアクションに挑戦して
いるシーンが多く、ジェットストリームの飛行シーンでも、ケリー・プレストンの
胸の谷間が強調され、目に飛び込んでくる。




製作
アンドリュー・ガン
監督
マイク・ミッチェル
第2班監督(スタント・コーディネーター)
スコット・ロジャース
出演
ウィル/マイケル・アンガラノ
レイラ/ダニエル・パナベイカー
スティーヴ(コマンダー)/カート・ラッセル
ジョジー(ジェットストリーム)/ケリー・プレストン
ウォレン・ピース/スティーヴン・ストレイト
グウェン・グレイソン(ロイヤル・ペイン)/メアリー・エリザベス・ウィンステッド
パワーズ校長/リンダ・カーター
メドゥーラー/ケヴィン・マクドナルド
ブーマー/ブルース・キャンベル
Mr.ボーイ/デイヴ・フォーリー
マジェンタ/ケリー・ヴィッツ
イーサン/D・J・ダニエルズ
ザック/ニコラス・ブラウン
ペニー/マリカ&カーディジャ
スピード/ウィル・ハリス
ラッシュ/ジェイク・サンドヴィグ
校医/クロリス・リーチマン
ステッチーズ/ジム・ラッシュ
ロン/ケヴィン・H