ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

ザ・チャーチ The Church - Under The Milky Way (1988年の洋楽 Part24)

2024-06-20 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart24は、The Churchの"Under The Milky Way"。最高位は6月18日付の第24位。年間チャートは圏外でした。

The Churchですが、オーストラリアシドニーで結成されたロックグループ。結成は1980年にさかのぼります。ファーストアルバムのリリースは1981年。当初はニューウエイブロック、全体的にはオルタナティブ・ロックの系統の音楽です。

ファーストアルバムから毎年アルバムを発表、母国オーストラリアでは人気バンドとなりますが、アメリカでは、しばらくの間、ヒットチャートに入るほどの人気には至りませんでした。

1988年になって、彼ら5枚目のアルバム『Starfish』をリリース、初めてアメリカでもアルバムチャート100位以内に入るヒットアルバムとなり、シングルカットされたこの曲"Under The Milky Way"も初のTop40入り、最高位24位を記録するヒットシングルとなります。

"Under The Milky Way"の曲の作者はバンドのリーダーでボーカルのSteve KilbeyとKarin Janssonの共作。このKarin Janssonという人、スウェーデンの女性ロックグループのギタリストのようです。

プロデューサーはWaddy Wachtel、それにGreg LadanyiとThe Churchのメンバー。Greg Ladanyiはアメリカのプロデューサーですが、Waddy Wachtelにはびっくりです。Waddy Wachtelといえば、ウエストコースト系のロックのプロデュースやギターでの参加が多いのですが、こういうニュー・ウエイブ系の曲も手がけるのですねぇ。

Waddy Wachtelつながりでしょうか、この曲のドラムスはRuss Kunkel。バックボーカルにはWaddy Wachtel自身の名前もあります。アルバムの他の曲ですが、David Lindleyが参加している曲もあったりするのですよね。なかなか面白い組み合わせです。

この曲"Under The Milky Way"ですが、初め聞いた時にはデビッド・ボウイかと思いました。低音で抑えたボーカルがボウイっぽいです。イントロは12弦アコースティックギター、ボーカルはもちろん、凝った演奏がカッコいい曲でした。
コメント (19)
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