ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年6月4日付 ジョニー・ヘイツ・ジャズ Johnny Hates Jazz - Shattered Dreams

2024-06-02 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年6月4日付、2週目の1位はGeorge Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、10曲目のTop3ヒット、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など、この曲で7曲目のNo.1となりました。

2位は前週と変わらず2位、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。8位→2位→3位→2位→2位と、一度落ちてからの2位へのカムバックして粘っています。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。

3位は4位からアップ、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットで3位まで上がってきました。

4位は7位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Everything Your Heart Desires"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒットを重ねています。1985年の"Method of Modern Love"の5位のヒットから、Daryl Hallのソロ活動もあり、しばらくはデュオでの大ヒットはお預けでしたが、この曲で通算26曲目のTop40ヒットで、"Rich Girl"など6曲のNo.1ヒットを含み、11曲目のTop5ヒットになりました。

5位は8位からアップ、Rick Astleyの"Together Forever"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。デビューシングル"Never Gonna Give You Up"が2週間のNo.1、年間チャートは第4位の特大のヒット、この曲で、デビュー2曲連続のTop5ヒットとなりました。 

この週2位はJohnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。最高位は2位、もう話題になっていますが、4週間前、5月17日付の第8位から翌週2位へジャンプアップしてついに1位か、と思ったところの3位→2位→2位、残念ながら、Gloria Estefan、George Michaelの二人を抜けず、No.1にはなれませんでしたが、初のヒット曲が年間チャート26位の大ヒットとなりました。

Johnny Hates Jazzですが、イギリス・ロンドン出身の3人組ポップバンド。変わったバンド名ですね。ネットで調べてみたら、奥さんがジャズファンで、四六時中ジャズを聞かされてノイローゼになったかわいそうな友人の名前がジョニーだった、がバンド名の由来?だとか、ホントですかね。初めて名前を聞いた時にはジャズ系の男性ボーカリストかと思いました。

そのJohnny Hates Jazzのデビューは1986年、まずはシングルのみリリースしますが、ほとんどヒットしなかったようです。

翌年1987年に、この曲"Shattered Dreams"が発売され、まずは母国イギリスで大ヒットします。この1987年の時点ではアメリカではまだ話題にならなかったようです。

翌年1988年になって、アルバム『Turn Back the Clock 』をリリース、そのデビューアルバムからのファーストシングルがこの曲"Shattered Dreams"で、アメリカでは実質的なデビューシングルが大ヒットになりました。

"Shattered Dreams"の作者は、バンドの中心メンバーでリードボーカルのClark Datchler。プロデュースが、ほかの二人のメンバーCalvin HayesとMike Nocitoによるものでした。

この曲、ミドルテンポの明るいポップスです。イギリスっぽいところがあまりなく、アメリカンポップス系の曲でした。サビのところが特に覚えやすく、特徴的、こういう曲、日本でヒットするのですよね。日本のラジオからも良く流れていました。

今週    先週    song    /    artist
1 1 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 2 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
3 4 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
4 7 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
5 8 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
6 10 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
7 15 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
8 5 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
9 13 MAKE IT REAL / JETS
10 3 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
11 14 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
12 17 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
13 9 WAIT / WHITE LION
14 18 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
15 19 ALPHABET ST. / PRINCE
16 20 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
17 6 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
18 23 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
19 29 THE FLAME / CHEAP TRICK
20 26 KISS ME DEADLY / LITA FORD
21 11 TWO OCCASIONS / THE DEELE
22 28 NITE AND DAY / AL B. SURE!
23 30 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
24 21 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
25 16 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
26 34 MERCEDES BOY / PEBBLES
27 32 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
28 12 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
29 36 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
30 38 NEW SENSATION / INXS
31 37 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
32 24 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
33 22 MY GIRL / SUAVE
34 27 ANGEL / AEROSMITH
35 35 DA 'BUTT / E.U.
36 39 WHEN WE KISS / BARDEUX
37 25 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
38 45 LOST IN YOU / ROD STEWART
39 31 I'M STILL SEARCHING / GLASS TIGER
40 46 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
コメント (26)
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