ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ジョン・クーガー・メレンキャンプ John Cougar Mellencamp - Rain On The Scarecrow(1986年の洋楽 Part23)

2022-06-16 21:47:32 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart23はJohn Cougar Mellencampの"Rain On The Scarecrow"。最高位は6月14日付の1週のみの第21位。年間チャートは圏外でした。

John Cougar Mellencamp、「これぞアメリカンロック!」と言っていいでしょう、アメリカ合衆国インディアナ州出身の正統派アメリカンロッカーです。

デビューは1976年、まずはJohn Cougarの名前でデビュー、83年からJohn Cougar Mellencampと名乗り、この曲の時はその「John Cougar Mellencamp」です。1991年以降は本名のJohn Mellencampとして、最近もシングルを出すなど元気に活動しています。

デビュー後の初ヒットが1979年リリースの3枚目のアルバム『John Cougar』からのシングル"I Need a Lover"、最高位は28位でした。
ついに大ブレイクするのが5枚目のアルバム1982年リリースの『American Fool』、アルバムチャートで1位を記録、シングルも"Jack & Diane"がNo.1、"Hurts So Good"がNo.2の大ヒットになります。

その後、7枚目のアルバム『Uh-Huh』もまずまずのヒットとなり、そして8枚目のアルバム『Scarecrow』から、この曲"Rain On The Scarecrow"が4枚目のシングルとなります。

アルバム『Scarecrow』は大ヒットアルバムになりました。最高位2位ながら、アルバム年間チャートは第3位、シングルも、この曲までに"Lonely Ol' Night"が6位、"Small Town"も6位、そして"R.O.C.K. in the U.S.A. (A Salute to '60s Rock)"が、3枚目のシングルにして最高のヒット、第2位を記録、そしてこの曲"Rain on the Scarecrow"が4曲目のTop40ヒットです。"Lonely Ol' Night"は私も記事を書いていますので、こちらをご覧ください→→→

"Rain on the Scarecrow"ですが、アルバム『Scarecrow』から4枚目のシングルですが、アルバムのA面1曲目の収録曲、曲名からも、アルバムタイトル曲とも言っていいでしょう。
曲の作者はJohn Mellencampと、George M. Greeの共作。George M. Greeですが、ソングライターであり、John Mellencampの幼馴染とのこと、"Hurts So Good" や"Crumblin' Down" などのヒット曲も彼ら二人の共作です。この曲、John Cougar Mellencampの曲の中では、若干ですが湿っぽいでしょうか。そこがアメリカでは受けなかったのかもしれませんが、私はこの曲が好みです。日本ではアメリカほどは人気がないJohn Cougar Mellencampですが、この曲は日本人受けしそうな感じがしますね。


今年2022年に入ってからニューアルバム『Strictly a One-Eyed Jack』をリリース、そのアルバムからBruce Springsteenをフィーチャリングした"Wasted Days"をシングルとして発表しています。
コメント (22)
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