ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ピュア・プレイリー・リーグ Pure Prairie League - I'm Almost Ready (1980年の洋楽 Part21)

2016-10-29 19:38:27 | '80年洋楽
1980年の洋楽を紹介するシリーズのPart21はPure Prairie Leagueの"I'm Almost Ready"。
最高位は10月18日と25日の34位。

ピュア・プレイリー・リーグ、1972年にデビューしたオハイオ州出身のカントリーロックバンド。
1975年にコテコテのカントリー"Amie"が27位を記録、1980年になってボーカルとソングライターにVince Gillが加入、ちょっとAORっぽい曲"Let Me Love You Tonight「恋のスターライト」が10位を記録する大ヒット、この"I'm Almost Ready"が3曲目のTop40ヒットです。

"I'm Almost Ready"はVince Gillが作詞作曲、リードボーカルを努めます。「恋のスターライト」がAORで大ヒットになりましたが、この曲はかなりのロック系の曲、AORバンドになってしまわなかったのがこのバンドの良いところですね。私のお気に入りのバンドです。


初めてのヒット曲"Amie"です。
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ラーセン=フェイトン・バンド Larsen Feiten Band - Who'll Be The Fool Tonight(1980年の洋楽 Part20)

2016-10-25 20:27:53 | '80年洋楽
1980年の洋楽を紹介するシリーズのPart20はLarsen Feiten Bandの"Who'll Be The Fool Tonight"邦題は「今夜は気まぐれ」。
最高位は10月11日と18日の29位。

最高位は29位どまり、バンドとしてはいわゆる一発屋でしたが、この曲、印象に残る曲でした。
ギターとボーカルのBuzz Feiten氏とキーボードとボーカルのNeil Larsen氏を中心としたバンド。
元々1970年代初めにフル・ムーンという名前で2人がバンドを組んだのが最初、この時は全くヒットしませんでした。その後活動を停止して1980年になってバンドの名前を「Larsen Feiten Band」として復活、AORの名曲といわれるこの曲を出して初めてのヒットとなります。
この"Who'll Be The Fool Tonight"、爽やかなボーカルも良いですが、ギターソロが洗練されていてとってもカッコイイです。
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ダイアナ・ロス Diana Ross - Upside down(1980年の洋楽 Part19)

2016-10-09 20:55:11 | '80年洋楽
1980年の洋楽を紹介するシリーズのPart19はDiana Rossの"Upside down"。
9月6日から4週間連続の1位、年間チャートは年度の途中にかかってしまい18位でしたが、Hot100には通算29週チャートイン、ビルボード55年間のTop100では72位に入っており、年度の途中でなかったら確実に年間Top3入りしたしたスーパーヒットです。

ダイアナ・ロス、もちろん皆さんもよくご存じの1960年代のシュープリームス時代からヒットを連発するスーパースター。
1970年代に入ってソロになってからも"Ain't No Mountain High Enough"、"Touch Me In The Morning"、"Theme From Mahogany "Do You Know Where You're Going To"、"Love Hangover"に続きついにこの"Upside down"で5曲目のNo.1獲得です。

"Upside down"、この曲は聞いた瞬間わかりました、あの"Le Freak"のシック(Chic)の曲ですね。
作詞作曲とプロデュースはシックのナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズ。
最近の若い方でも2013年にリリースされたダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」の大ヒットはご存知だと思いますが、その曲にナイル・ロジャースが参加しています。"Upside down"と「ゲット・ラッキー」、通じるところがあると思います。切れが良くおしゃれでセンスの良い曲です。
私もダイアナ・ロスの曲の中ではこの"Upside down"が最も好きな曲です。

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ラリー・グラハム Larry Graham - One In A Million You(1980年の洋楽 Part18)

2016-10-02 16:27:20 | '80年洋楽
1980年の洋楽を紹介するシリーズのPart18はLarry Grahamの"One In A Million You"。
最高位は9月20日と27日の9位。年間チャートはランク算定年度の途中となってしまい圏外でした。

Larry Graham、テキサス出身のベーシスト&ボーカリスト。
Top40ヒットはこの曲のみですが、60年代半ばから70年代初めにかけて「ファミリー・アフェア」など全部で3曲の全米No.1ヒットを持っているスーパーグループ『スライ&ザ・ファミリー・ストーン』のボーカル&ベーシストとして活躍、チョッパーベースの生みの親としても知られています。
そして現在アメリカで最も人気のあるラッパー「ドレイク」は彼の甥でもあります。

この曲"One In A Million You"ですが、これぞソウルの名曲、彼のベーシストではなくボーカリストとしての素晴らしい魅力があふれています。
この手の曲は日本ではなかなかヒットしにくく、現にあまりヒットはしませんでしたがたまにはこんなソウルを聞くのも良いものです。
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ホール&オーツ Daryl Hall & John Oates - How Does It Feel To Be Back(1980年の洋楽 Part17)

2016-09-23 22:14:10 | '80年洋楽
1980年の洋楽を紹介するシリーズのPart17はDaryl Hall & John Oatesの"How Does It Feel To Be Back"。
最高位は9月13日の30位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

ダリル・ホール&ジョン・オーツ、ブルー・アイド・ソウルデュオとして70年代初めにデビュー、1972年に「追憶のメロディ She's Gone」が少しだけヒットしましたが、Top40には入りませんでした。
初めての大ヒットは1976年の「微笑んでよサラ Sara Smile」全米4位を記録する大ヒットとなり、その後「追憶のメロディ She's Gone」も再度ヒットチャートを上げってきて6位を記録、一躍大スターになりました。
77年に"Rich Girl"がNo.1を記録、その後、多少低迷しながらもコンスタントにTop40ヒットを出し続け、ポップス路線を強化して1981年の「Kiss on My List」のNo.1ヒット以降大ヒットを連発する80年代を代表するアーティストになります。
特に「Kiss on My List」以降はダリル・ホールがリードボーカルを取るAOR路線でNo.1を連発、ジョン・オーツの影が薄くなるのですが、この曲"How Does It Feel To Be Back"はジョン・オーツがリードを取るロック色の強い曲でソウルフルなジョンオーツのボーカルとポップなダリル・ホールのボーカルがうまくマッチした曲です。この頃のジョン・オーツ主体の曲、結構イイんです。

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