ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年11月17日付 デニス・デ・ヤング Dennis DeYoung - Desert Moon

2020-11-15 23:12:57 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月17日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、4位からアップしての1位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
3位は2週間の1位からダウン、Billy Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで突然の大ヒット、もちろん初のNo.1ヒットです。
4位は5位からアップ、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く3曲目のTop5ヒットです。
5位は2位からダウン、3週間の1位の大ヒット、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。

この週12位はDennis DeYoungの"Desert Moon"。
最高位は11月10日付の第10位、年間チャートは年度の途中になってしまい残念ながら圏外でした。

Dennis DeYoungですが、もちろん私も大好きなアメリカンプログレッシブ・ロックバンドStyxの中心メンバーであり、リードボーカル兼キーボード奏者です。

Styxはホント素晴らしいバンドでした。大ファンになったのは1977年リリースのアルバム『The Grand Illusion』から。特に最高位8位を記録した"Come Sail Away"は名曲中の名曲でした。壮大な曲に中に、Dennis DeYoungの甘く力強い声がホント素晴らしかったです。すぐにアルバム買いました。それまでも、最高位6位の"Lady"や、27位の"Lorelei"などのヒット曲がありましたが、この曲は心に響きました。

そのStyxですが、Dennis DeYoungが歌う"Babe"で1979年にNo.1を獲得、さらにはアルバムでも『Paradise Theatre』がNo.1を獲得、シングルも"The Best Of Times"が最高位3位を記録するヒットとなります。この曲も Dennis DeYoungの曲、いい曲でしたね。

Styxは中心メンバーのデニスとトミー・ショウの路線をめぐる確執があったようですが、アルバム『Kilroy Was Here』のあと活動を停止、メンバーはソロ活動に入ります。
そのソロ活動中のデニスのアルバム『Desert Moon』からのシングルがこの曲"Desert Moon"です。
曲の作者はもちろんDennis DeYoung、彼らしい6分超の大作です。やっぱり彼のボーカルは独特、素晴らしいです。


今週 先週 song / artist
1 4 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 3 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
3 1 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
4 5 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
5 2 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
6 6 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
7 7 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
8 11 STRUT / SHEENA EASTON
9 12 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
10 13 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
11 8 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
12 10 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
13 9 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
14 19 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
15 18 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
16 22 COOL IT NOW / NEW EDITION
17 20 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
18 25 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
19 28 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
20 24 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
21 14 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
22 26 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
23 27 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
24 15 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
25 31 WE BELONG / PAT BENATAR
26 16 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
27 30 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
28 29 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
29 33 VALOTTE / JULIAN LENNON
30 17 LUCKY STAR / MADONNA
31 38 HELLO AGAIN / CARS
32 43 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
33 35 GIRLS WITH GUNS / TOMMY SHAW
34 37 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
35 21 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
36 36 SUGAR DON'T BITE / SAM HARRIS
37 42 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
38 40 TEARS / JOHN WAITE
39 41 I NEED YOU TONIGHT / PETER WOLF
40 48 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
コメント (53)
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ビルボード 全米 Top40 1984年11月10日付 ビリー・オーシャン Billy Ocean - Caribbean Queen

2020-11-08 21:02:11 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月10日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はBilly Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで突然の大ヒット、もちろん初のNo.1ヒットです。

2位は前週と変わらず、3週間の1位の大ヒット、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。
3位も前週と変わらず、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、Top5入りするヒットになりました。
5位は10位からジャンプアップ、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く3曲目のTop5ヒットです。

この週2週目の1位はBilly Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。1位はこの2週間、年間チャートは残念ながら51位止まり、年度の途中でしたので仕方ないですが、特大のヒットでした。

Billy Oceanですが中米トリニダード・トバゴ出身、イギリスロンドンで音楽活動を始めます。その時は60年代後半、まだ10代ですね。
ただし、全く人気は出ず、初めてのアルバムは1976年になってから、ファーストアルバム『Billy Ocean』をリリースします。
このアルバムはアルバムチャートではチャートインしませんでしたが、シングルカットされた"Love Really Hurts Without You"がチャートを上昇、最高位22位を記録します。母国イギリスでは大ヒット、最高位2位を記録します。
私はこの頃には全米Top40を聞いていましたので、この曲も聴いているとは思いますが、全く記憶にありませんでした。

その後もイギリスではシングルヒットが出たものの、アメリカでは全くヒットせず、しばらくは低迷時期が続きます。
そして1984年にリリースした彼の5枚目のアルバム『Suddenly』で突然大ブレイクしました。
このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"です。
この曲、実は母国イギリスでは"European Queen (No More Love on the Run)"のタイトルで先行発売されたのですが、母国では残念ながらヒットしませんでした。
が、アメリカでの思いもよらぬ大ヒットで、イギリスでも再びチャートを上昇、世界的な大ヒット曲になりました。

"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"の作者はBilly Ocean自身とソングライターのKeith Diamondの共作。
この曲、乗りが良いし、もちろんボーカルは素晴らしいし、洗練されたダンスミュージックです。


こちらが1976年にリリースされた彼の初めてのヒット曲"Love Really Hurts Without You"です。最高位は22位。
曲の感じはいかにも70年代中頃の曲で、ディスコの走りと言っても良い曲でした。際立つ特徴ある曲ではなかったためか、記憶には全く残っていませんでした。


今週 先週 song / artist
1 1 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
2 2 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
3 3 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
4 5 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
5 10 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
6 12 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
7 9 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
8 8 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
9 4 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
10 11 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
11 15 STRUT / SHEENA EASTON
12 20 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
13 18 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
14 7 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
15 13 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
16 14 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
17 6 LUCKY STAR / MADONNA
18 22 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
19 25 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
20 24 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
21 16 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
22 30 COOL IT NOW / NEW EDITION
23 19 SWEPT AWAY / DIANA ROSS
24 27 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
25 29 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
26 28 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
27 31 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
28 38 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
29 32 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
30 33 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
31 35 WE BELONG / PAT BENATAR
32 17 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
33 42 VALOTTE / JULIAN LENNON
34 21 DRIVE / CARS
35 37 GIRLS WITH GUNS / TOMMY SHAW
36 39 SUGAR DON'T BITE / SAM HARRIS
37 40 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
38 46 HELLO AGAIN / CARS
39 23 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
40 44 TEARS / JOHN WAITE
コメント (30)
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ビルボード 全米 Top40 1984年11月3日付 John Cafferty & The Beaver Brown Band - On The Dark Side

2020-11-01 22:50:28 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月3日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はBilly Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで突然の大ヒット、もちろん初のNo.1ヒットです。

2位は1位からダウン、3週間の1位の大ヒットとなりました、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。
3位は4位からアップ、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
4位は3位からダウン、2週間の3位を記録、Chicagoの"Hard habit to break"。60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ・シカゴ、この曲で2曲の1位を含む8曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
5位は6位からアップ、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、Top5入りするヒットになりました。

この週7位はJohn Cafferty & The Beaver Brown Bandの"On the Dark Side"。最高位は10月27日と11月3日付の第7位。年間チャートは年度の途中にかかってしまいましたが94位にエントリーしました。

さて、John Cafferty and the Beaver Brown Bandですが、結成は70年代初めころ、音楽から分かりますね、バリバリのアメリカンロックグループです。
ボーカルとギターのJohn Cafferty、リードギターのGary Gramoliniなどを中心に結成され、ロードアイランド州を拠点に活動をしていました。70年代には目が出ず、初めてのアルバムが1983年にリリースされた映画『Eddie and the Cruisers』のサウンドトラック盤です。

この映画、「Eddie and the Cruisers」という架空のロックバンドの物語で、主演はTom BerengerとMichael Paréというのちに有名になる俳優です。このEddie and the Cruisersが、実際にはJohn Cafferty and the Beaver Brown Bandの演奏だったのです。
映画のリリースは1983年でしたが、その際にはあんまり人気は出なかったようです。翌年の84年になってから、ビデオのリリースとサントラのヒットにより、話題になりました。

"On the Dark Side"、この曲がチャートを上がってきたとき、ラジオから流れてきたこの曲のピアノのイントロ、ゾクゾクっときました。ピアノのイントロからJohn Caffertyの力強いボーカル、ギターと、ホントカッコいい曲でした。
当時、ブルース・スプリングスティーン、ヒューイ・ルイスなどのストレートなロックが流行っていましたが、この曲もそのストレートなカッコ良さが光っていました。

John Cafferty and the Beaver Brown Bandですが、次のアルバム『Tough All Over』もヒットしましたが、その後はヒットに恵まれませんでした、が、今でも活動を続けているようです。


今週 先週 song / artist
1 2 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
2 1 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
3 4 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
4 3 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
5 6 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
6 5 LUCKY STAR / MADONNA
7 7 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
8 13 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
9 16 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
10 15 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
11 14 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
12 20 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
13 9 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
14 10 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
15 18 STRUT / SHEENA EASTON
16 17 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
17 8 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
18 26 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
19 19 SWEPT AWAY / DIANA ROSS
20 27 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
21 12 DRIVE / CARS
22 24 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
23 11 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
24 29 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
25 30 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
26 21 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
27 32 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
28 31 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
29 33 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
30 34 COOL IT NOW / NEW EDITION
31 39 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
32 36 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
33 37 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
34 23 MISSING YOU / JOHN WAITE
35 45 WE BELONG / PAT BENATAR
36 25 BOP 'TIL YOU DROP / RICK SPRINGFIELD
37 42 GIRLS WITH GUNS / TOMMY SHAW
38 - THE WILD BOYS / DURAN DURAN
39 43 SUGAR DON'T BITE / SAM HARRIS
40 46 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
コメント (33)
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ビルボード 全米 Top40 1984年10月27日付 Stevie Wonder - I Just Called To Say I Love You

2020-10-25 20:01:25 | 1984年ビルボードTop40
1984年10月27日付ビルボード All American Top40、3週目の1位の大ヒットとなりました、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。

2位は前週と変わらず、Billy Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで、突然の大ヒットとなりました。
3位も前週と変わらず、Chicagoの"Hard habit to break"。60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ・シカゴ、この曲で2曲の1位を含む8曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
4位は9位からジャンプアップ、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop5ヒットです。
5位は1週間のみの4位からダウン、Madonnaの"Lucky Star"。Madonnaですが、初めてのヒット"Holiday"が最高位16位、この曲でもちろん初めてのTop5ヒットです。

この週3週目の1位の大ヒットとなりました、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。邦題は「心の愛」。
年間チャートは残念ながら年度の途中になってしまい25位でしたが、3週間の1位の大ヒットでした。

Stevie Wonder、もちろん皆さんご存知のスーパースター。
デビューは遡ること60年代前半、1963年に"Fingertips – Part 1"いきなりのNo.1を記録します。
その後、この80年代中頃にかけるまで、ヒット曲を積み重ねていきます。
No.1ヒットはこの曲の前までで合計6曲、この曲で7曲目のNo.1です。ただ、このカウントにはPaul McCartneyとのデュエット"Ebony and Ivory"が入っていませんので、これを入れると合計8曲目のNo.1になります。

ソロでは1976年にリリースした超名盤『Songs in the Key of Life』があります。そのアルバムからは"I Wish"と"Sir Duke"の2曲のNo.1ヒットが生まれました。私が洋楽を聞き始めてあまり経たない頃の素晴らしいアルバムでした。

その後、"Ebony and Ivory"を除いてはNo.1ヒットがありませんでしたので、この曲が久し振りとなるソロでのNo.1大ヒットです。
この曲は映画「ウーマン・イン・レッド」のサウンドトラックに納められた曲です。このサントラの『The Woman in Red』ですが、プロデューサーはStevie WonderとGary Olazabal、歌っているのは Stevie WonderとDionne Warwick、二人のコラボアルバムとも言って良いでしょう。

"I Just Called to Say I Love You"ですが、サントラ盤『The Woman in Red』からのファーストシングル。曲の作者はもちろんStevie Wonder自身。プロデューサーも彼自身が務めています。
この曲、覚えやすいメロディ、もちろんスティービーの穏やかなボーカルが素晴らしいです。全世界で大ヒットしました。日本でもCMにも使われ大ヒット、特別洋楽ファンでなくても沢山の日本の方々がこのメロディを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 1 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
2 2 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
3 3 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
4 9 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
5 4 LUCKY STAR / MADONNA
6 13 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
7 8 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
8 5 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
9 10 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
10 14 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
11 7 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
12 6 DRIVE / CARS
13 16 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
14 19 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
15 24 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
16 23 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
17 18 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
18 22 STRUT / SHEENA EASTON
19 21 SWEPT AWAY / DIANA ROSS
20 26 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
21 11 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
22 15 ARE WE OURSELVES? / FIXX
23 12 MISSING YOU / JOHN WAITE
24 28 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
25 20 BOP 'TIL YOU DROP / RICK SPRINGFIELD
26 30 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
27 31 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
28 17 SHE BOP / CYNDI LAUPER
29 34 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
30 38 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
31 37 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
32 36 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
33 46 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
34 45 COOL IT NOW / NEW EDITION
35 40 A GIRL IN TROUBLE / ROMEO VOID
36 43 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
37 42 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
38 25 THE WARRIOR / SCANDAL
39 53 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
40 41 STRUNG OUT / STEVE PERRY
コメント (33)
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ビルボード 全米 Top40 1984年10月20日付 シカゴ Chicago - Hard habit to break

2020-10-18 21:21:31 | 1984年ビルボードTop40
1984年10月20日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はStevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。

2位は6位からジャンプアップ、Billy Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで、突然の大ヒットとなりました。
3位は4位からアップ、Chicagoの"Hard habit to break"。60年代から活躍するアメリカンロックのスーパーグループ・シカゴ、この曲で2曲の1位を含む8曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Madonnaの"Lucky Star"。Madonnaですが、初めてのヒット"Holiday"が最高位16位、この曲でもちろん初めてのTop5ヒットです。
5位は2位からダウン、2週間の1位の大ヒット、Prince & The Revolutionの"Let's Go Crazy"。Prince、5週間の1位で年間チャートNo.1の特大のヒット"When Doves Cry"に続く2曲目のNo.1ヒットです

この週3位はChicagoの"Hard habit to break"。最高位は10月20日と27日の2週間の3位、年間チャートは45位。年度の途中にかかってしまいましたが、1982年に1位を獲得した"Hard to Say I'm Sorry"以来の大ヒットになりました。

Chicagoですが、デビューは1960年代に遡ります、記念すべきデビューアルバムは『Chicago Transit Authority シカゴの軌跡』、この時はバンド名がChicago Transit Authorityですので、バンド名を冠する記念アルバムです。このアルバム、デビューアルバムで、2枚組の大作、当時は2枚組自体が珍しかったです。このアルバムには、名曲"Questions 67 and 68"をはじめ、"Introduction"、"Beginnings"など、デビュー作にして名曲ぞろいでした。デビューアルバムにしていきなりの17位を記録します。

シングルヒットは次のアルバム『Chicago(Chicago II)』から"25 or 6 to 4"「長い夜」です。もちろん皆さんご存知の曲ですね。最高位4位の大ヒット曲となります。

その後順調にアルバム、シングルともヒット、ライブも大人気ロックグループとなります。
そして、70年代半ば以降、ブラスロックにポップ要素を加え、1976年のアルバム『Chicago X』からのシングル、彼らの初のバラードシングル"If You Leave Me Now"で初のNo.1を記録します。

転機は1982年、『Chicago 16』で、プロデューサーにDavid Fosterを迎え、バックにはTOTOのメンバーというAOR路線に舵を切ります。
このアルバムからは"Hard to Say I'm Sorry"が2曲目のNo.1を記録します。このアルバムにも良い曲たくさんありました。"Love Me Tomorrow"は特に大好きな曲だったです。こちらの記事→→→をご覧ください。昔からのシカゴファンには大不評だったこの路線変更、それでも時代の要請に合ったのでしょう、一時低迷気味だった人気も復活、大成功でした。

そして1984年にリリースしたのが『Chicago 17』。プロデューサーは引き続きのDavid Fosterです。このアルバムは前作を上回るヒットアルバムとなりました。
そのアルバムからのセカンドシングルがこの曲"Hard Habit to Break"です。
なんといってもこの曲の魅力は二枚ボーカルでしょう。もちろんシカゴの看板ボーカリストPeter Ceteraに、この前のアルバムからグループに参加したBill Champlinの二人の名ボーカリストの競演です。
このアルバムを最後にPeter Ceteraがバンドを脱退してしまいますので、この曲が二人でリードを取る最初で最後のシングルとなってしまいました。
曲の作者はいずれもソングライターのSteve KipnerとJohn Lewis Parkerの共作。Steve Kipnerは超有名ソングライターですね。あの世紀の特大ヒット曲 Olivia Newton-Johnの"Physical"の作者であります。


今週 先週 song / artist
1 1 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
2 6 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
3 4 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
4 5 LUCKY STAR / MADONNA
5 2 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
6 3 DRIVE / CARS
7 8 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
8 12 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
9 18 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
10 13 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
11 9 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
12 7 MISSING YOU / JOHN WAITE
13 26 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
14 17 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
15 16 ARE WE OURSELVES? / FIXX
16 20 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
17 10 SHE BOP / CYNDI LAUPER
18 25 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
19 27 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
20 22 BOP 'TIL YOU DROP / RICK SPRINGFIELD
21 24 SWEPT AWAY / DIANA ROSS
22 31 STRUT / SHEENA EASTON
23 28 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
24 30 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
25 11 THE WARRIOR / SCANDAL
26 32 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
27 14 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
28 33 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
29 15 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
30 38 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
31 35 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
32 29 FLESH OF FANTASY / BILLY IDOL
33 21 THERE GOES MY BABY / DONNA SUMMER
34 46 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
35 19 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
36 44 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
37 43 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
38 48 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
39 23 GO INSANE / LINDSEY BUCKINGHAM
40 42 A GIRL IN TROUBLE / ROMEO VOID
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