そぶえ元希 通信 

 日本共産党 足立地区副委員長・准中央委員 ★ 日々の活動や思いをつづります

7期28年・足立区議会議員を務めた伊藤和彦さんのご苦労様会

2015年08月24日 | 活動報告

今年の5月に行われた足立区議会議員選挙で区議会議員を勇退した伊藤和彦前区議の「ご苦労様会」に地区委員会を代表して参加しました。

バトンを受け継いだ山中ちえ子区議会議員と地域で活動を共にしてきた支部のみなさんが呼びかけ人になり、盛大に行われました。

1942年12月に生まれ、父親は1944年にサイパン島で戦死されたそうです。

激動の時代を経験し、「伊藤染色工芸」を設立し、労音、民商活動に参加。

1987年4月に足立区議会議員に初当選してから、7期28年の議員活動を務めてきました。

 

「区民のくらし第一」の立場で4代の足立区長と論戦し、区民要求実現で不屈に奮闘されてきました。

28年にわたる議員活動には、幾多の困難や苦労があったと思いますが、常に明るく、区民のみなさんを励まし、行動し続けてきました。

 

1996年9月に誕生した吉田万三区政。元区長の吉田万三さんも当時の思い出を含めて挨拶してくれました。

吉田区政が誕生した当時、日本共産党区議団は10名でした。

少数与党の区議団長(当時)で革新区政を支える先頭にたって奮闘した大島よしえ都議もご挨拶。

参加された各分野・友人の皆さんからの発言はどれも伊藤和彦さんと苦楽を共にし、時代を切り開いてきた発言で、胸にジーンときます。

28年の歩みを振り返るスライドも上映されました。

「会」の中では、南米の民族音楽、フォルクローレの演奏も披露されました。

歌手のイリチ・モンテシーノスさんが友情出演。

伊藤和彦さんとの出会いが、どんな人にも声をかけすぐに打ち解ける伊藤和彦さんを象徴するようなエピソードでした。

2013年の夏の参院選。竹の塚駅東口で日本共産党が街頭演説をする時、ちょうど駅前で演奏していたイリチさん達。

伊藤和彦さんは話しかけ、演説時間中だけ演奏を中止していただきました。

その後、イリチさんのお子さんと伊藤和彦さんのお孫さんが小学校の同級生であることがわかって、まあびっくり!

それ以来、親交があり、この日も公演していた滋賀県から駆けつけてくれたそうです。

 

最後に、山中ちえ子区議から花束が贈呈されました。

これまでの伊藤和彦さんの活動を振り返りつつ、今後のたたかいへの決意も高まる素敵な「会」でした。 

 

私が伊藤和彦さんとの最初の出会いだったのは、

2009年12月に足立地区委員会に着任直後に参加した2010年1月の第25回党大会でした。

まだ「第三の躍進」が開始される手前の情勢。

報告される党の方針や全国の代議員の発言を聞きながら、どうしたら選挙で勝てる党をつくれるのか、夜の宿舎で熱く語り合いました。

足立区の経験にも照らし合わせながら話す伊藤和彦さんの発言にとても学ばされました。

理論的で、文化的。そして、腕や足にダンベルをつけて、党大会会場までの山道を登るなど、健康にもとても留意されている。

そんな姿を見て、長年、地域住民の声を区議会に届け続けてきた伊藤和彦さんのすごさを実感したのを覚えています。

 

地域の党の顔として、日夜分かたず奮闘する区議会議員の活動には本当に多くの苦難があったことと思います。

その任務を7期28年にわたって勤め、さらに5月の区議選で山中ちえ子さんに見事、バトンを引き継がせていただきました。

感謝と共に、心からの敬意を表します。

 

戦争か平和か、日本が大きな岐路に立つ今、引き続き社会変革の立場で、お力を貸していただきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。