今日から3日間の日程で、群馬県議会「安全安心なくらし特別委員会」の県外調査に出かけた。場所は北海道。
本日は、北海道警察旭川方面本部を訪れ、「安全・安心なまちづくり推進体制の取り組み」について調査した。
先ず、平澤生活安全課長さんより、パワーポイントを使って「北海道警察街頭犯罪等抑止総合対策の概要」について1時間程ご説明を頂いたが、限られた時間の中で大変要領よく且つ懇切丁寧にご説明を頂き、思わず質問事項が思い浮かばないほどであった。
北海道警察は、昨年度刑法犯認知件数を17.2%減少することに成功している。本県も昨年度同程度の減少を実現しているが、大変参考になる話を伺うことができた。中でも、いくつかの大変戦略的な取り組みが印象を受けた。
1つは、“選択と集中”の理念のもと、比較的件数の多いひったくりや強制わいせつ、更には車上ねらいや自転車盗といった8罪種の「街頭犯罪」と、侵入強盗や侵入窃盗といった2罪種の「侵入犯罪」の抑止に特に力を入れた取り組み。
もう1つは、地元の大学の柔道部と連携した「子ども見守り隊」の結成や黄色い「立ち入り禁止」のテープを模した「防犯パトロール実施中・北海道警察・防犯協会」の作成と利用による犯罪心理をついた「心理的抑止」の取り組みである。
その他にも大変オリジナリティーあふれるユニークな取り組みが印象的だった。
現在、北海道警察では、「日本一安全で安心な北海道」の実現を目指しているという。その並々ならぬ意気込みが、作成したポスターからもひしひしと伝わってくるように感じた。