言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。あなたは、自分の言葉によって義とされ、また、自分の言葉によって罪あるものとされる。
マタイによる福音書
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イエスの言葉である。この言葉が、実に2000年の後に現実となって現れてくると思ったものはいないであろう。まさにこの、究極の時代、人は自分の言った何気ない言葉によって裁かれている。
不用意に美人の悪口を言った言葉が、そのまま自分に返り、永遠の身分を付されることになった。もはや気付いても遅いが、イエスはそうなることを大幅に防ぐために来ていたのである。
また先の米国の大統領選挙でも、トランプに票を入れた人民に対し、逆風が吹いている。馬鹿な大統領を選んだことで、国に痛難を呼んだことの責任を問われたのだ。法則というのは実に厳しく、正確だ。
なぜ彼らはトランプに票を入れたのか。トランプに騙されたわけではない。彼の馬鹿さ加減はとっくにわかっていた。あんなものが大統領になどなればどんなことになるかわからないことは、わかっていたはずだ。それなのに票を入れたのは、実に対立候補であるヒラリー・クリントンへの嫉妬が理由なのである。
彼らはヒラリー・クリントンという女性をいいものにしたくなかったのである。彼女がかわいらしくとても魅力的な女性だったからだ。ただそれだけの低級な理由で、国を憂い国を運営していく力量をもつ政治家を落としてしまったのである。
おかげでアメリカに滅亡の風が吹いた。みなが何とかしているが、このことは後のアメリカに大きな影を落とすだろう。人民は、ただ、かわいい女性への嫉妬だけを理由に、国を誤ったのである。
ゆえに法則の復讐を受けねばならないのだ。
民主主義に奢り、権力を得て自分のエゴを実行できると錯覚した人民の失敗である。
このように、馬鹿というものは、美しい女性に激しく嫉妬する傾向がある。なぜそうなのかということは、別の項にゆずり、ここではそういう現実があるということを覚えていただこう。彼らは美しい女性が憎くてたまらないのだ。美しいがゆえにいやなことをしたくてたまらないのだ。
韓国での朴槿恵の失墜も、テリーザ・メイが指導する先の英国の選挙での与党の敗退も、実にこれを原因として起こったのである。
民主主義では、この馬鹿の嫉妬の影響を完全に絶ち切ることはできない。こういう低級な理由で国を過たないために、この馬鹿の嫉妬の暴力を頑丈に防ぐ体制が必要である。
チェーザレ・フェッロ
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19世紀ころから、こんな感じの女性が増えました。
女性が男性的になってきたのです。
女性の徳分が高くなってきたこともありますが。
髪をまとめたり、短く切るようになったのは、長い髪の女性の美しさに、男が嫉妬を押さえきれなくなってきたからです。
うえむら・しょうえん
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おなじ日本人の描いた美人だというところで、ここにきましょう。
これは生霊となってライヴァルの女性をとり殺した女性です。こわいですね。
しかし、このような女性は、実際にいます。
現実世界で様々な制限を受けた女性が恨む時、霊魂となって愚かなことをやる時があるのです。
松園はかなりの画家だが、男性によってむごい仕打ちを受けている。それがこの絵にも現れています。
かぶらき・きよかた
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前にもあげられていましたが、ここでもあげましょう。
これは、男性が女性を尊敬して描かれた、ほぼ唯一の絵です。
女性の中の、人間の心が正しく描かれています。
男性が女性を描く絵は、どんなに美しくとも、必ず魂を加工されているのだが。
この絵だけはそれがないのです。
ヒューゴ・シンベリ
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これは、偽物の美人の末路の一例です。
盗んできた顔が、崩れすぎてしまうと、女性はこうなってしまうのです。
本当の美人なら、年をとってもここまでのことにはならないのです。
心を閉じ込めて、がんばっていますが、本人はこれがとてもつらいのですよ。
人を馬鹿にしたりはしませんが、愛を発揮してくれる人でないと、嫌だと言います。
こんなことを勉強するのはつらいかもしれませんが、自分のためだと思って、よく見ておきなさい。
ヴィンチェンツォ・カンピ
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よい絵だが、少し悲しいですね。
賢そうな顔をしている女性だ。
勉強すれば痛いことができる女性に、果物売りなどさせているという感じにとれます。
男性社会は、女性に自分よりいいものになってほしくありませんから。
女性にはほとんど何も教えないのです。
おまえはクビだ。
ドナルド・トランプ
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アメリカ史上、いや人類史上最低の大統領の言葉である。いや、実に、誰か彼にあれを言って欲しいと思う言葉だね。
アメリカの法律ではこれを言えるやつはいないが、権限はないまでも、言っていいことと悪いことがあるというレベルではなく、言えることができそうな雰囲気があるのがなんとなくおぞましい。誰かが言っても、ほめそやしはしないものの、じっくりとうなずくことだろう。
ドナルド・トランプはまだ一応肉体存在は生きているが、霊的存在としてはもう死んでいる。馬鹿が大統領になったら、大変なことになったので、その人生の本霊がすぐに逃げたのだ。ゆえにあの存在は今、ほかの霊がほとんど無理矢理動かしているのである。
まさに傀儡だ。ケンタッキー・フライド・チキンの前に立っているあの爺さんの像とほとんど変わりない。いや、物を言わないだけケンタッキーじいさんの方がましだ。
あれが、この世界で最も進歩しているはずの、民主国家が選んだ大統領なのである。
繰り返し言っていることだがね、トランプの本霊は、片田舎で掃除夫をするくらいがちょうどいい霊魂なのだ。それが盛大に霊的盗みをやって、アメリカの大統領にまでのし上がったのである。あんなものがトップにきてはアメリカに何が起こるかわからないと、わたしは選挙中から危機を叫んでいたのだが、アメリカ国民は実際、彼を選んでしまったのだ。
いやなことがまだそれほどアメリカに起こっていないのは、ウラヌスが影で支えているからだ。外交などでも痛い発言を繰り返しているが、各国もかなり冷静になってくれている。だが、痛い影響はぬぐえまい。トランプの政権は、必ずアメリカの今後に影を投げかけるだろう。
早期の内に、なんとかせねばならない。
しかし民主主義の体制では、この難局を打開することが非常に難しい。これは要するに、人民に絶対権力があるからだ。
だれも、選挙結果には逆らえないからだ。
民主主義の最大の欠陥はこれなのである。人民が間違った選択をしても、覆すことができないのだ。
これを見過ごしておいては、またトランプのようなものができる。
新たな体制の構想をしなければならない。そのためにも、今から様々に考えておくべきである。
民衆を幸福に導くのは、民主主義ではない。愛の体制なのだ。自己存在の正しい発展を導く大空を知っている、高い愛の存在なのである。
それを国の中心にして、どういう体制を敷けばいいか。ある限りの知恵を結集して、考えねばならない。
アデライド・ラビーユ・ギアール
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芸術というものを、女性から奪ってはいけませんよ。
世の中には、女性から表現する機会を奪っておいて、自分の方をよくしてしまう男がよくいる。
もうそんなことをしてはいけません。