四谷赤坂麹町 - あて

旅から一旦戻った後も、家庭の事情による外食が続きます。荒木町の店も悪くはないものの、いつ降り出すか分からない空模様が厄介です。手近なところで済ませます。「あて」の暖簾をくぐりました。
店内で呑むのは二月半ぶりです。耐え難い夏の暑さもその間に去り、夜風を心地よく感じられる季節がようやく訪れました。しかし、日本家屋ならなおさらかと思いきや、意外にそうでもありません。依然として湿度が高いのに加え、目の前で火を使っていることの影響もあるのでしょう。
もう一つの理由が店内の盛況です。金曜なら混むかもしれないと覚悟はしていました。そこで事前に一報入れ、入れるようなら店で呑み、そうでなければ持ち帰りにするつもりでした。結果は前者となったものの、空いていたのはカウンターの一番奥の二席だけです。しかも、九時を過ぎてもお客が引ける気配はなく、先客は皆ラストオーダーを聞かれるまで残りました。おそらくは、一組だけ早く帰った先客の後に滑り込んだのでしょう。一番奥の上席だけがたまたま空き、そこにまんまと収まったのは幸運だったことになります。

★あて
東京都千代田区九段南4-8-34
03-3262-0044
平日 1700PM-2200PM(LO)
土曜 1400PM-2200PM(LO)
日曜定休

栗駒山
多賀治
お通し(にぎり寿司・佃煮)
刺盛り四点
鰯梅煮
木の子佃煮
牛すじ豆腐
子持ち昆布