日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新兵器

2016-03-03 23:24:08 | 旅日記
旅先でのblogの更新手段を携帯電話と外付けキーボードの組み合わせに変えたのは二年前のことでした。これにより、ノートPCを持ち歩いていた従来に比べて機材が大幅に軽量化されたばかりか、場所をほとんど選ぶことなく随時更新が可能となり、機動性と能率の劇的な改善がもたらされました。その一方で難点が二つだけありました。一つは外付けのキーボードの耐久性がなさすぎるということであり、これはBUFFALO製をELECOM製に代えることで解決されました。そして今回、残る一つの問題を解決すべく導入した新兵器がATOK Padです。
携帯電話でblogを更新するようになって以来、一貫して閉口させられたのが変換性能の低さです。文脈に沿わない的外れな候補が頻繁に現れるだけでなく、文節の認識もきわめて稚拙で、誤った変換をその都度自身の判断で修正して行かなければならないところが非常に厄介でした。しかも学習能力が皆無に近く、何回変換しても意図する候補が一度では出てこないというお粗末さです。しかるにiPhoneの規格の関係上、ATOKを入れても外付けキーボードは使えないと聞いて、非効率な変換機能をやむなく使ってきたのが実情でした。しかしその後、ATOK Padなる姉妹品なら外付けキーボードも使えると知って、前回の活動から導入した次第です。
iPhone用のATOKは内蔵のキーボード自体を変更するもので、その影響が他のアプリにも及ぶのに対し、こちらはメモ帳にATOKを組み込む形をとるため、他のアプリでは標準の変換機能が適用されます。その代わりに、メモ帳の中ではATOKの機能がほぼ制約なしに使えるという違いがあるようです。このような仕様のため、実際の利用にあたってはメモ帳に打ち込んだ文章をblogの投稿画面に貼り付けることになり、その分余計な手間はかかります。文が長くなればなるほど、コピーと貼り付けの手間を変換能率の改善効果が上回ってくるため、blogの本文の入力にはATOK Padを使い、標題の入力あるいはWeb上での検索などの入力については、それぞれのアプリから直接行うのが現実的な使い分けではないでしょうか。変換の能率が劇的に改善するため、全体を通じて見れば導入の効果はあったというのが実感です。
これから習熟してくることも考えると、使用感が今より改善することはあっても悪化することはないでしょう。変換機能についてはiPhone最大の難点と感じており、次の機種変更では他社製品への乗り換えも考えていたところでしたが、この方法が定着すれば当分その必要はなさそうです。
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