本日の全行程終了です。最後は別れの挨拶がわりに鶴ヶ城を訪ねます。夜桜のライトアップもとうに終わって人っこ一人いない光景を想像したところが、何ヶ所か焚かれた水銀灯の明かりの下に地元の若者が集まり、彼等の談笑する声が静かな城内に響いています。華やかなライトアップが夜桜の真骨頂とはいえ、青白い明かりにぼんやり浮かぶ桜にもまた風情があります。
夜が更けるにつれて日中の熱気は去り、暑からず寒からず心地よい気温になってきました。こんな日にキャンプをしたら最高だろうと思えるような、実にさわやかな気候です。日中も気温の高さの割に湿っぽさはなく、夏場のような不快感は一切ありません。それもそのはず、あと二日もすれば風薫る五月の到来です。季節はまた一歩先へと進んだようです。
早いもので、東北での花見も明日で序盤を終えて二日間の中休みに入ります。最終日は去年と同様大峠で米沢へ抜け、置賜地方の桜を訪ねてから山形新幹線で一時帰京の途につく予定です。結局今年も中通りの名木については大量の積み残しが出てしまいました。何となれば、明日を一日古木めぐりに費やして郡山から帰る手もあるにはあるものの、連休後半の再開地点が郡山と山形では、表面上の距離だけでは計り知れないほどの違いがあります。山形から出発すれば、その日のうちに盛岡あたりまで到達でき、状況次第ですぐにでも弘前まで直行できる地点に進めるのに対して、郡山から出発すると、東北道は下りの渋滞のピークで機能不全に陥っており、だからといって山形方面へ迂回すれば、仙台までたどり着くのがせいぜいでしょう。桜前線がにわかに行き足を早めた今、この差が最後に明暗を分けることになるかもしれないと思うと、ここは少しでも先を目指すべきところと判断しています。山形は山形で花見の名所には事欠かないため、物足りなさを感じる場面は一切ないでしょう。
それでは、酔いざましをかねて駅まで歩いて帰ります。おやすみなさい…
夜が更けるにつれて日中の熱気は去り、暑からず寒からず心地よい気温になってきました。こんな日にキャンプをしたら最高だろうと思えるような、実にさわやかな気候です。日中も気温の高さの割に湿っぽさはなく、夏場のような不快感は一切ありません。それもそのはず、あと二日もすれば風薫る五月の到来です。季節はまた一歩先へと進んだようです。
早いもので、東北での花見も明日で序盤を終えて二日間の中休みに入ります。最終日は去年と同様大峠で米沢へ抜け、置賜地方の桜を訪ねてから山形新幹線で一時帰京の途につく予定です。結局今年も中通りの名木については大量の積み残しが出てしまいました。何となれば、明日を一日古木めぐりに費やして郡山から帰る手もあるにはあるものの、連休後半の再開地点が郡山と山形では、表面上の距離だけでは計り知れないほどの違いがあります。山形から出発すれば、その日のうちに盛岡あたりまで到達でき、状況次第ですぐにでも弘前まで直行できる地点に進めるのに対して、郡山から出発すると、東北道は下りの渋滞のピークで機能不全に陥っており、だからといって山形方面へ迂回すれば、仙台までたどり着くのがせいぜいでしょう。桜前線がにわかに行き足を早めた今、この差が最後に明暗を分けることになるかもしれないと思うと、ここは少しでも先を目指すべきところと判断しています。山形は山形で花見の名所には事欠かないため、物足りなさを感じる場面は一切ないでしょう。
それでは、酔いざましをかねて駅まで歩いて帰ります。おやすみなさい…