A black cat and I・・・☆

人生、前向きに…!乳房再建等5回目の手術を経験して、今は既往症や趣味や猫の事など、日々の出来事を適当に綴っていきま~す。

お花見ツアー☆

2006-04-09 | 患者会&がん友
私が入っている患者会で春の例会として、バスツアーがあったので参加してきました。今年は桜の見頃がちょうどこの週末だったし、お天気も良かったので最高の一日になりました。朝9時前に新幹線口に集合してバスに乗り込み、向かった先が蒲刈。天然温泉のリゾート施設に到着し、お昼まで1時間半の自由時間があった。温泉にも入る事ができたけど、今回もパス!皆、同じ乳がん患者で別に気にする必要はないんだけど、それでも人前で入浴するのはまだ恥ずかしい。ジロジロ見られる訳ではないけどね!

私はゾロゾロと団体行動をするのが苦手なので、とっとと一人で近くを散策することにした。リゾート施設の周りはウォーキングができるようにキチンと整備されている。急な登り坂もあったりして、結構キツい。しかし高台から眼下に広がるビーチは「日本の渚・百選」「日本の水浴場55選」に選ばれただけあって、本当に素晴らしい景色である。汗もかいたし、新鮮な空気を胸いっぱいに吸ったので、早く引き上げて温泉にでも入ろうかなぁ~なんて思ったけど、やっぱりまだ勇気がない。しばらく歩いていたら、昨年の春の例会で出会った方が一人で歩いていたので、一緒に散策することにした。一年ぶりの再会である。彼女も私の事をちゃんと覚えていてくれて、その後ずっと一緒に行動することになった。

ランチが済んだ後は患者会の代表の方からこれからのイベントの案内がありました。無料のものや有償のものとか色々とあったけど、参加できるものはなるべく参加するつもりだ。ここを出発する前に桜の木をバックにして恒例の記念写真を撮り、リゾート施設をあとにしました。この後向かった先は下蒲刈。庭園や美術館等、見どころがいっぱい。自由時間が2時間半もあったので、まずは辺りを散策することにした。さすがに歩くだけでは到底時間を潰すことができないので、白雪楼へ入ることにした。ここは江戸時代末の建物。入場料は2割引で240円お抹茶付き。次に向かったのが、松涛園。入場料、ここも2割引で640円。朝鮮通信使に関する資料等の展示と回遊式の美しい庭園があり、意外と見どころが沢山あって歴史探訪と文化の香りを十分に楽しむことができました。長いと思っていた自由時間も有意義に過ごすことができました。

ここを4時に出発し、新幹線口に帰ってきたのが5時20分。同じ乳がん患者じゃないと気持ちが分かり合えないし、気兼ねなく話すことができてすっきりしました。バスから降りて帰るときに患者会の代表者の方が私の乳房再建の事を覚えていて、声をかけて下さった。一年前の患者会で話したことを気にしてくれて本当にありがたい。ちょっとしたひとことがとっても嬉しく思いました。この患者会、お年を召した方が多く、朝バスに乗り込んだときはちゃんとうまく溶け込んでいけるか不安を感じていたが、やはり同じ乳がん患者ということでそんな気持ちは一変に吹っ飛んだ。
そう、私達出会った時はいつも支えあって活きましょうね
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もう一つの患者会☆

2006-03-22 | 患者会&がん友
私は自分の周りに乳がん患者がいません。
患者の会には入っているけれど勉強会の場所も遠いので、イベントくらいしか参加していないのです。
先日のがん患者の集会で仲間を作ることもひとつの緩和ケアと言われていたので、今日の別の患者会への集いに参加するのはとてもいいタイミングでした。

午前中で会社を早退し、お昼の2時半頃に患者会の事務所へ向かいました。
以前メールで患者会へ入りたいことを連絡したら、今日の会へ試しに参加してみてそれから入会するかどうか決めて下さい。とのことでした。
早速緊張しながらドアをノックして入ったら、年配のお年を召したご婦人が声を掛けて下さった。奥の窓際へ行ったら作業をしている方が私の話し相手になって下さり、ちょっとホッとした気分。
年代は多分私より若い方だと思うけど、手術、病期や治療のことなどを話し合い、お互い今の状況を語り合った。

私は見た目が派手そうに見えるため、いつもかなり控えめの格好をしているつもり。
はっきり言って人見知りなのだ。
だから初対面の方とお話をするのは苦手です。
この歳になったら、気の合う人だけと話をしたいと言うのが本音です。
しかし、この病気の人とはなかなか巡り合わないので患者会で仲間を探すしかないのだ。

あいにくこの患者会の代表の方とはお話をする機会がなかったけれど、最初に声を掛けて下さった方が同じ病院で再建手術も同時にされていたので、私も4月に再建手術をすることを話した。
話し方が柔和でとても感じが良くて、その方とは電話番号を交換して頂きました。
今日は、そういう意味では収穫のあった集いでした。
乳がん患者の中で再建手術をした方とはなかなか巡り合うことが出来ないので、これからの再建手術に向けてまたいろんな話を聞いていこうと思います

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がん患者大集会に参加しました☆

2006-03-21 | 患者会&がん友
3月19日(日)NHKホールで第2回がん患者大集会が開催され、私も姉と共に参加してきました。
3名の方々の基調講演が終った後のディスカッションでは、白熱した意見がどんどん出されて圧倒されてしまいました。参加者の方も意見を言われましたが、皆理路整然と語られて、本当によく勉強されていて情報収集もされているので素晴らしいなぁと思いました。

今回の講演の中で一つ心に残った言葉がありました。
その言葉は『がんと宣告されたときから緩和ケアが始まる』ということです。
一瞬にして絶望の淵に立たされ、がん=死という図式が頭の中に描かれる。
私の場合は治療をまだしていないのに身辺整理のことも考えたり、パニックにならないよう自分を取り戻すことがとても難しく間違った決断をしたのではないかと今でもずっと引きずっているし悔やんでいます。

このように短期間で重要な判断の決断を迫られます。
医療だけのサポートだけではとてもじゃないけれど生きていけないです。
私達のような新規のがん患者にはがんと告知された時から、病院のカウンセラーや既存のがん患者の方々の精神的な力強いサポートがあればもっと心強かったかもしれません。

そういえば話をすればすっきりすることがあるので、病気になってからはそういう仲間作りが必要って言われていました。
今、その必要性をつくづく実感しています。

また『がん患者の気持ちは皆同じ!』と言われてましたが、私たち乳がん患者はその気持ちの中にもう一つ喪失感を加えていただきたい。
乳がん患者は裸になればおっぱいが人によっては全て切除されている方もいらっしゃいます。他の内臓系のがん患者にはわからない、この何ともいえない喪失感があります。人は見た目ではないというけれど、最近では見た目もとても大事です。

今回の大会で様々な問題が浮き彫りになっていましたが、皆さんがどこにいても自分にとって最適で最高の治療が受けられる環境になればいいなと思いました。
10月に設立予定の「がん対策情報センター」の運営に期待したいと思います。
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セミナー参加

2005-08-20 | 患者会&がん友
2005ブレストケア・ピンクリボンキャンペーンとして、“ランチョンセミナー”がリーガロイヤルホテル広島4階ロイヤルルームで開催されました。
今日のテーマは、乳がんと食事・栄養・予防・回復・治療をサポートする。
サブテーマは~楽しく食べて人生愉快に~!
申し込みがギリギリだったけど何とか定員300名の中に入ることができた。

会場に到着すると私たち乳がん患者の他に一般のお客様も何人か参加していた。
受付を済ませると私が入会している患者会の代表者の方がいて、ステージ前方の12人がけの患者会の方達と同じ丸い席に座らせて頂くことになった。


第一部、お二方の基調講演が終了し、いよいよ第二部のランチの開始。
ちゃんと栄養士さんが私たち乳がん患者のために簡単に作れるレシピを考えて下さっていた。そのメニューをリーガロイヤルホテルのシェフが腕をふるっておいしく作って下さった。


同じテーブルについた方と情報交換をしながら、食事をとっても美味しく頂くことができました。
前回4月に患者の会へ参加したときにお会いした方も同じテーブルだったので、その後のお話を聞いたり、現在の状況を聞いたりしてとても参考になりました。
その患者さん達が仰るのは、『私達は今水泳を始めているので、とにかく何でもいいから運動をしなさい!』
ということでした。
やはり、同じ病気なので何でも気軽に言えるし、自分の気持ちをぶつけられるのはある意味ストレス発散になりました。


私たちがん患者にとって食事は毎日のことでとっても大事なのでこんなセミナーだったらいつでも参加したいです。
今回のランチョンセミナーは、ピンクリボンキャンペーンとしては始めての試みでしたが、ちょっとお洒落をして優雅なランチを品良く頂けるのはちょっとした非日常の世界を味わっている感じでした。
がん患者は精神的に安定しないこともよくあるので、三大欲の中の食欲が満たされるのは本当に幸せを感じます。
できれば、この行事を恒例にして頂きたいと思いました

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患者の会交流会

2005-04-03 | 患者会&がん友
今日は私が治療を受けている病院の紹介で入った“乳癌の患者の会”のお花見に参加しました。今回の目的は同じ乳癌患者との情報交換と乳房再建手術を受けた方のお話を聞くこと。


場所は広島郊外の某旅館の宴会場。
旅館の受付場所へ行くとかなりの女性達が集まっていた。30代から60代(?)位の幅広い層の方々が来られている。人数の多さに圧倒された。皆、乳癌患者だよねぇ~っと思いながら、11時前に宴会会場へ入るとかなりの席が用意されていた。
早速乳癌患者の交流会が始まった。
私は隣に座った方と現在の状況や治療経過等を聞いていった。
やはり同じ病気の方と話をするのはすごく楽だ。乳癌のレベルは違うけれど同じ病気と言うことで心置きなく話ができる。
何を言っても気持ちがわかってくれるから有り難い。
私はどんどん自分の気持ちをぶっつけて行った。
もちろん相手も色々と治療の事や現在の気持ちを話してくれる。
本当に気持ちをぶっちゃけることは大事だと思った。
私は今まで溜まっていた不安を出し切ってかなりすっきりすることができた。


昼食が終って初めて参加した新入会の会員の自己紹介をすることになった。私を含めて約15名位の初参加はステージへと集まる。ひとりずつ名前と今までの治療経過を簡単に述べた。
その後、併設してある温泉に入ることができた。皆乳癌患者だし乳房を切除している方もいらっしゃるから、気兼ねをすることはないんだけど流石に勇気が出なくて温泉は遠慮した。


そして、今回もう一つの目的の乳房再建の方のお話を聞かせてもらうことにした。
主催者の方に乳房再建をした方を紹介してもらい、お話を聞くことに…!
その方は乳房切除後、乳房再建術を受けた方で手術した乳房を見せてもらうことにした。ついでに触らせてもらった。
見た目は左右の乳房の大きさも変わらず乳輪もとっても綺麗だった。
感触はポヨンポヨンで乳房そのものでした。
私は彼女の話や乳房を触らせてもらって再建する勇気が湧いてきた。
今は治療中でまだまだ先のことだけど、温泉に堂々と入れるように乳房を再建するぞぉ~と胸に誓った


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