森に恋して

静・緑・健康

山下 清 展と盆梅展

2009-02-06 | 思い出記録
2009/02/05(木)        写真をクリックすると大きくなります

伊丹市の美術館で山下清展が開かれている事を知り、天気も大変良いので妻と二人で自転車で出かけました。
準備されている旧岡田屋の横の駐輪場に自転車を置き、財団法人 柿衛文庫と共同利用されている美術館の正面から入り、¥700の入場料を支払ってまずは柿衛文庫名品散歩と題された展示品を見て回ります。
芭蕉・蕪村・西鶴などの作品が整然と並べられて、それらが皆伊丹市名誉市民で俳文学者の柿衞(かきもり)翁岡田利兵衞が収集されたものだと知り、驚きと尊敬の念を持ちつつ鑑賞しました。
この後、第1~第4の会場に分けて展示されている山下清画伯の作品を鑑賞して回ります。
1922(大正11)年生まれの山下画伯の作品が、年次順に展示された会場には沢山の人が来場し、一つ一つの作品に驚きと感嘆のの溜息を上げながら、丁寧に鑑賞して回っていました。
今まで、写真やテレビなどでは画伯の作品を見た事は有りましたが、実物を見るのは初めてでした。
1934(昭和9)年の作品から始まり、43歳の若さでなくなる寸前の事柄までが克明に記され、画伯の今までの概念を完全に変えてしまう一日でした。
作品の良し悪しは素人の私には良く分かりませんが、画伯の絵には何かほのぼのとしたものが感じられると共に、几帳面な性格が出ているのか、貼絵・ペン画(フエルトペン)・油絵のどの作品を見てもその精巧さ細かさには驚嘆するのみでした。
来場者の中には、3時間を掛けて鑑賞された方も居られた様ですが、私達は半分ぐらいで鑑賞を終えそれでも足も目も疲れ果てていました。
この展覧会は、2009年2月22日までで終了です、本物の凄さをぜひ体験してみてください。


展覧会の鑑賞が終わると、隣の旧岡田屋において開催されている、伊丹の皆さんの力作「盆梅」が鑑賞できました。

展示されている建物は、造り酒屋を営んでおられた旧岡田屋の物だそうでその立派さは、写真の奥には四間続きの部屋が並んでいるだけでも想像出来る事でしょう。
    
    
この建物の中で沢山の盆梅が展示され無料で鑑賞する事が出来る様になっています。

更にその奥には、酒蔵がそのまま残り写真や現物が展示されているのを見る事も出来ます。

残念ながら、盆梅展は2月8日(日)で終了となっています。








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