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どの環境で生きるか。。。

2008-10-29 00:20:04 | ひとりごと
「子供は遊びの天才である。」

先日の「土と平和の祭典」と、先週末に行ったブラウンズフィールズ。
この2週間で、YUTAはどれほど、成長したことだろうかと思う。
私がイベントやワークショップをしている間、スタッフのお子さんたちと
すぐに打ち解け、KIDS用お遊びや虫取り、動物との触れ合い・・
あっという間に沢山の遊びを楽しんでいた。

私は、小学校の6年間がとても大事な時期だと思っています。
また、学校の勉強はもちろん大切だけれど、筆を持つことだけが、
勉強ではないとも思っています。
自然環境の中で、五感を研ぎ澄ました「遊び」が、
子供達にとって、どれほど大切で、どれだけ勉強になるか。
私はそう信じています。

季節ごとに感じる匂いや芽吹き。
時間の長さや、影の出来方だって、
学校で教わらなくても、体で覚えることができます。

どうやったら木に登れるか。そこでバランス感覚を養う。
これは食べれるものかどうか。鼻や舌を敏感にさせる。
何をやったら危険か、どうしたら怪我をしなくて済むか。
これをしたら、痛い思いをしてしまう。。。

こういうことは、先生に教わったところで、すぐに忘れてしまう。
でも、体で覚えることで、一生忘れることはない。
小学校の頃に経験したことって、大人になってもずっと覚えてますよね。


「土と平和の祭典」の時、YUTAはほぼ1人で一日を過ごしました。
どんぐり鉄砲、どんぐり弓矢。
この2つにハマって、友達を作り、挙句の果てには、スタッフと化す(笑)
私がいくら「一旦、帰っておいで」と言っても、言う事を聞かなかった。
それくらい、楽しかったみたいです。
親なんていなくても、子供はきちんと成長していくんですよね。


自然て本当にいいですね。
人間を「素」に戻してくれる。
自然の人間に戻してくれる。

そう考えると、生きていく上で、環境って本当に大切だなと
思います。

東京のような、殺伐としたコンクリートジャングルにいると、
自分自身も、そして人間関係も殺伐としてくる。
心もコンクリートのように、ある意味、冷たくしていないと
生きていけない。
アスファルトのように、ヒートアップしていないと、
生き残れないという焦燥感も出てくる。

でも、自然環境に身を置くと、そんなものとは無縁に思えてくる。
風、空気、音、匂い・・
全てが、「土」から発せられ、その「土」に足をつけることによって
身も心も自然に還れる。
限られた世界の中では、限られたものしか見ることができないから、
余計な雑念に駆られることもない。
また、人間関係も、限られているから、自然に寄り添って心を開くことができる。

東京をどうにかしたいという気持ち、
東京の環境を抜け出し、自分自身に素直になれる田舎で生活したいという願望。
この葛藤から、なかなか抜け出せないでいる。

ブラウンズフィールズに行って、自然環境での生活を少し垣間見た
気がします。
断水というハプニング。
どうするのかとハラハラしましたが、この環境にいたら、そういったことも
日常なんですよね。これもまた、体で感じていくことなんでしょうね。



東京にいると、なかなか土を感じることは出来ないけれど、
田舎に行って、東京を感じることはできるような気がする。
となると、田舎に行った方が、いいのではないかと思えてくる。
「半農半X」という考え方は、人に選択肢を増やしてくれたと思う。
本当に素晴しい考え方です。


「土と平和の祭典」のイベントに参加して、
そしてブラウンズフィールズに行って、つくづく考えさせられました。
自分の立ち位置とは・・・。



まだまだ、迷路は続きそうです。