さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

THE DEATH OF KAREN SILKWOOD

2009-12-14 23:51:23 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.6 語彙レベル700 総語数5597

この話は実話に基づいたものです。

表紙を開くと最初のページ(序文?)に実話とフィクションの違いが明確に書かれていました。

その違いとは、
フィクションは最後のページを読み終えたとき、すべてが解決されている。
それ以上、見つけ出すことは何もない。

一方、実話はいつもナゾがたくさん残されていて私たちは決して全貌を知ることはできない。

まさに、事実は小説より奇なり。

そしてこの THE DEATH OF KAREN SILKWOOD もただの事故だったのか、それとも…

1972年、カレン・シルクウッドはオクラホマのプルトニウム燃料工場に入社します。
当初はお給料はいいしボーイフレンドはできるしでウキウキでした。
しかし、工場の管理の悪さで労働者が被爆の危険にさらされていることに気づき、組合委員として立ち上がったのですが、工場が隠蔽している証拠資料をニューヨーク・タイムズの記者に自動車で渡しに行く途中、不慮の自動車事故で死亡しました。
その証拠資料は結局見つからずに終わっています。


表紙を見てなんか見たことある顔だなぁと思っていたのですが、本文の挿絵(写真)を見て、若き日のメリル・ストリーブだとわかりました。

ちなみにボーイフレンド役はカート・ラッセルでした。

この話は 『シルクウッド』 というタイトルで映画になっています。

また、『シルクウッド事件』 としても有名らしいです。

彼女は殺されたと思っている人がたぶん100人中99人(ちょっと適当です)はいる思いますが、警察は事故死で処理しているようです。

ただし、遺族は被爆に対する賠償金として130万ドル(当時のレートで2.3億円)で会社側と和解しているそうです。

なお、工場は翌1975年閉鎖されたそうです。
真実は闇の中…
でも誰かが本当は何が起きたのか知っているはずです。

個人は組織の利益のためならあっさり消されてしまうものなのかもしれません。






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