

Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 1.8 語彙レベル400 総語数3200
この表紙のニューヨークの風景は一番好きな風景のひとつでした。
私がニューヨークに行ったのは今から思えば日本のバブルがはじけた直後くらいだったでしょうか…
まだまだ日本人はイケイケドンドンでアメリカはどん底の様子でした。
ボストンから車でニューヨークに行ったのですが、ニューヨークに近づくにつれて物騒な感じでとても緊張したのを覚えています。
どこのお店だったか、店員のお兄さんに(不況とは言えないようなカックいいスーツ姿で、しかもデンゼル・ワシントン似!!)「日本の景気はどうだ?」と聞かれ、「なかなかいいよ。アメリカは?」と聞き返したら暗い顔で「全然ダメだ。」と言ってました。
ニューヨーク在住の友人のお母さんから、「町を歩くときは絶対バッグを持ち歩いてはいけません!手には何も持たないで歩きなさい!」と言われ素直に従ったところ、町では日本人の女の子たちが有名ブランドの大きな紙袋を何個も持って歩いているではありませんか。

なんだか複雑な気持ちになったものです。
この本はニューヨークの歴史、地理、文化などごく簡単にまとめたガイドブックのようなものでした。
ニューヨークに行ったことがある人もない人も1度読んでみるとニューヨークのことがもっと知りたくなりそうです。
1995年出版なので特に目新しさはないけれど、今はあのWTCビルがないというのが寂しく悲しいです。
この秋、わが一族はニューヨーク・ボストンの旅を予定しているのですが、果たしてどんな楽しい旅になりますか。。。

ただし私は留守番部隊として残ります。
