さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

THE WITCHES OF PENDLE

2009-11-04 22:38:00 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 1.8 語彙レベル400 総語数5739

魔女の楽しい話を想像して読んだらとんでもない、大間違いでした。

1600年代イギリスの美しい Pendle Hill 近くに住む魔女の家族に生まれた女の子の回想の形式になっています。

主人公 Jennet Divice は9歳のとき極貧生活と嫌悪する家族から逃げたい一心で魔女裁判で証言し、家族全員が処刑されます。

Jennet はその後平穏な生活を送っていましたが、22年後、ある子どものウソの証言で彼女もまた魔女とされ投獄される運命となったのです…

なんとも救いようのない話で、暗~くなります。

でもこれは実話に基づいたものだそうで、中世のイギリスやヨーロッパって想像を絶します。

もっとも歴史に弱い私としては、じゃあ日本はどうだったかと聞かれても困っちゃうわけで…

この話は魔女狩りをテーマにしたものではありませんが、このあたりの歴史に興味のある人なら読んでもおもしろいかもしれません。

それにしても興味深かったのは、Jennet の家族全員が、自分は魔女で誰それをこういう方法で殺した、と躊躇なく積極的に証言しているところです。

witch は女だけと思っていたら、時には男も witch というんですね。

当時、witch の存在はたくさんの人々に信じられていましたが、同時に自分が witch だと思っていた人もいたのですねぇ。

それにしても挿絵がコワイです。



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