分散アプローチとはリターンが正規分布すると仮定される資産を対象に3つのことを行うこと
(投資計画の続き~)
□ キーファクターは年齢・現在保有の金融資産残高:
個人資産を形成して行く上で、重要なことは現在保有している金融資産の残高です。
生活維持に必要な額までも無理して投入することのないように資金に余裕を持たせ手取りの中の25%を
長期運用に回し、それはもうなかったものとして忘れることが大事、預貯金でないので、緊急時でも運用中資産をあてにしないこと。
続ける保有資産が多ければ多いほどリスク許容度は小さくなります。
□ 変化して行くアセットアロケーション:
運用をしょうとする現時点の年齢は大変重要で遅くスタートすればするほど資産形成は不利になって行く。
出来ることならば小学生のうちからスタートすると良いでしょう…
老後となって来ますと身体の動きも悪くボケも出始め
人的資本は減少してきますので、以前決めた運用方針
は何度か修正を加えなければならなくなってくる。
ほったらかしではダメなのである。
資産家でしたらある程度の手数料は仕方なく
任せっきりにしたい方は「ライフサイクルファンド」
とはなりますが・・・。
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《 最適資産配分&資産クラス戦略 》
(平均分散アプローチ)
この方法で決めておくのは次のことです。
1️⃣ アセット・クラス・投資対象で組もうとする資産の種類を考えること
2️⃣ 標準偏差、相関係数・それぞれの資産の期待リターンとリスクの計測をする
3️⃣ 投資家としてのリスクの許容度を把握すること。
(この中には老化も、子の結婚、自宅援助資金の要求も入るでしょう)
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4️⃣ 通常は国内株式・外国株式・国内債券・外国債券・預貯金の5つが資産クラスの基本となります。
5️⃣ 外国証券は為替をヘッジ*するのかどうかが問題となる。
6️⃣ 分散アプローチはリターンが正規分布すると仮定される事を行いますが、デリバティブのような非対象
の資産を含むアセット・アロケーションでは
バリユーアットリスクと云う手法でリスクをコントロールする必要が出時もある。
これは通常 個人の資産形成では必要ありません。
*ヘッジ: 為替変動リスクを避けるために これとは反対の取引を行い、為替リスクを相殺させようとするテクニック