「まくる」は「追う」や「追い払う」の意。
例文
父親 「おい そこにいる 鶏を こっちへ まくってこい。」
子供 「あーい そんじゃー そっちへ まくっていくんね。」
父親 「よーし しょっつかまえたぞ。」
子供 「とうちゃん 鶏 しょっつかまえて どうするだい。」
父親 「ばばが げんきがねーで じょーって 肉うどんにして
食べさせるだわ。」
子供 「そういやー ばば こんとこ 寝てばっかりいるネー。
早く げんきになりゃーいいねー。」
例文の標準語(?)訳
父親 「おいそこに居る鶏をこちらへ追ってきなさい。」
子供 「はーい それではそちらへ追ってゆきますね。」
父親 「よーし捕まえましたよ。」
子供 「お父さん 鶏を捕まえてどうするのですか。」
父親 「おばあさんが元気が無いので鶏を解体して肉うどんにして
食べさせるのですよ。」
子供 「そういえば お婆さんはここの処寝てばっかりいますね。
早く元気になればいいですね。」
競輪で先行の自転車を追い抜くために追い掛けるのを「マクル」と言ってますがあれは松本弁だったのですね。
尤も私は競輪も競馬もやりませんが、「マクル」と言うと今までは「尻をまくる」と使うように開き直る時にしか使わないと思っていましたよ。
鶏をマクルのと競輪でマクルのが同じであれば愉快ですね。
競馬はやりませんと書きましたが、大学生の時に先輩が買うと言うので付き合って買ったらこれが当たって、私の競馬人生は僅かですがプラスです。