mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

ロートレックとベル・エポックの巴里 展

2024-05-30 | 美術館
大分市美術館で開催中の、
「ロートレックとベル・エポックの巴里ー1900年」へ行ってきました。




会場への案内看板


まずはロートレックのこの作品、



「ディヴァン・ジャポネ」1893年

ディヴァン・ジャポネ(日本の長椅子)という名前の音楽喫茶の開店案内ポスターです。

中央の黒いドレスの人は、ロートレックお気に入りの、踊り子のジャヌ・アヴリル

当時は、この店名が示すように、ジャポニズムがもてはやされていて、
ロートレックも大きく影響を受けていたそうです。

ロートレックの人となりはさて置き、

ベル・エポックとは、美しき時代、良き時代という意味だそうですが、
パリが「花の都」「芸術の都」として輝きを放った、19世紀から20世紀初頭ことです。

美術品も、一部の裕福な人だけのものではなく、誰もが楽しめるようになった時代です。




マルセル・ランデ嬢の胸像
1895年



会場では
ロートレック、ミュシャ、ジュール・シェレ、ドガ始め、300余点の多くの作品が見られます。


もちろん説明も何もおぼつかないですが、、




こちらは、「エスタンブ・モデルヌ」
が飾られた空間です。




「エスタンブ・モデルヌ」は
当時(1897-1899)領布された月刊誌です。

表紙の装丁デザインをアルフォンヌ・ミュシャが担当、全100点展示されています。

美術作品が定期的に提供され、
誰もが作品に触れ、収集して楽しむことができるようになり、これもベル・エポックということでしょう。



個人的に、ミュシャの絵はやっぱり魅力的だと感じます。

会場でもいくつか見られましたが、
一つだけ、
面白いと思った物を紹介します。



これはなんだと思いますか、

実は、額の中に缶が収められているのですが、
ビスケットの缶です。

1900年のパリ万国博覧会場で販売された物です。





ミュシャは依頼されて、
10種類の石版画を描き、
ビスケットは爆発的に売れたそうです。

上の額の三枚は、未使用だそうです。

私も、こんな素敵な缶に入ったビスケットなら迷わず買うと思います。


もうここまでで読み疲れていませんか、
何しろ、300点以上ありますので、

私の気持ちも、早くも
ロートレックからは離れてきています😅




アルマン・ボワン 黄金伝説 1897年9月号




会場にパリの写真も展示されて、
当時の様子が伺えます。



デパート「プランタン」1884年



パリ5区 サン・セヴラン通り 1899年

こちらもお見逃しなきよう、






シャルル・ドゥードレ 女城主 1897年10月号






美術館の外は抜けるような青空!




まだ紹介したいものがあるのですが、
一休み、

明日へ続きます。









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