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(十月)
お百姓さんにとって一年の中で一番うれしい収穫の時期を迎えました。
そして、収穫が終わると鎮守の神様に今年の収穫物をお供えし、豊作のお礼の儀式が行われます。
それが終わると村中がお祭り一色になります。
実家の斜め前が氏神様の森で、昔はこの森の境内や周辺には夜店や見せ物小屋が立ち並び、各集落の御神輿が鎮守の森に集まり、練り回し、太鼓のリズムで獅子舞が奉納され、それを楽しみにたくさんの帰省者でにぎわう日がお祭りでした。そして、一年の中で里山人口が一番多くなるのもこの時期です。
お祭りと言えば、子供の頃、私にとって一番の楽しみは、お小遣いとごちそうでした。
お祭りのごちそうは年に一回、父親が自宅で飼っているニワトリを料理して、すき焼きにして食べさせてくれたことでした。ほんとうに「おいしかったなー」。
お祭りが近づくにつれて「のぼり」がいくつも建ち並び、夕方になると神社からは獅子舞の練習の太鼓の音が「テンテケテン、テンツクテン~」と聞こえて来ると自然に「そわそわ、わくわく」したものでした。
そんな昔のことを思い出しながら、「森の秋祭り」と題して作品にしてみました。「ふるさとは良いものですね」ふるさとに感謝です。 (2006年記)
HN:金四郎
金ちゃんの手づくり木工品コーナー