森はともだち

森林や木材についての理解を広め、”森とともだち”になるきっかけづくりを目的に情報発信をしています

金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」・・・3月

2009-02-28 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」(三月)


「立ち雛」



「段飾り」



「内裏様」



木工教室の教材(小さなおひな様)


三月は当然、「明かりをつけましょぼんぼりに~」の「おひなさま」でしょう。



私には二人の娘がいますが、今は二人とも嫁いでいるので、妻と二人暮

らしです。娘の「おひなさま」は妻の実家が買ってくれました。

孫の女の子には「おひなさま」をかってやろうと思っていましたが、男の子

でした。次の孫に期待しながら作成しました。

2月27日、南国市久礼田小学校5年生の女生徒に「小さなおひなさま」の

教材を見せて作ってもらいましたが、全員完成させることができました。  (2006年記)


HN:金四郎



 金ちゃんの手づくり木工品コーナー


金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」・・・二月

2009-02-24 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」(二月)




二月の歳時記は何をテーマにしようか? いろいろ考えて見ましたが、最終的に「節分の豆まき」にすることにしました。


大きな声で「鬼は外~、福は内~」と言いながら豆まきをするのではなく、鬼も一緒になって、みんな仲良く笑い、福を呼び込むさまをイメージしました。


作品名は「鬼も一緒に福笑い」です。お父さんが豆の入った升を持ち、無邪気な子供達がお父さんにじゃれつきながら遊んでいるところを創造しながら作品にしました。


私の父は怒ると怖いひとでしたが、普段は優しい父で、あぐらをかいて座っている父の膝の上に座って、下から父の顔を見上げながらいろいろ話をしたこと、暖かくてふわふわするあぐらの中で眠ってしまったことなど思い出します。


その父も今年で89歳になります。84歳の時、スギの枝打ちをしていた際、6m下に転落して、鎖骨骨折、肋4本・座骨にひびがはいり、3ヶ月の入院をしました。しかし今は完治して元気で一人で自炊生活をしています。

私も今年度で定年退職を迎えます。その後は、木工品を作りながら父と楽しく暮らしていきたいと思っています。


HN:金四郎 (2006年記)

金ちゃんの手づくり木工品コーナー

手島さんの手づくり木工品・・・その5  ロールスロイス

2009-02-23 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
手島さんの手づくり木工品・・・その5  ロールスロイス

この作品は、昨年開催された兵庫県の「第21回丹波の森ウッドクラフト展(木のおもちゃ大賞展)・一般の部」で展示されていたものです。








手島さんの手づくり木工品

材料はほとんどが・・・ケヤキ

     ボディが・・・エンジュ

     その他

手島さんの手づくり木工品コーナー

金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」・・・一月

2009-02-22 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」(一月)




寒い日に外で元気に駆け回っている親子の犬が、はちまきをして、今年は「戌年」と胸を張って自慢そうに獅子舞をしているところをイメージしました。


お正月の遊びの思い出は、カルタ取り、羽根つき、たこ揚げ、めんこ、こままわしをして遊びましたが、高価な物は買うことができなくて、遊ぶ道具はす

べて自分でいろいろ工夫して作ったもので、買った物はほとんどありません。


田舎で育ったこともあり、材料はいろいろ手に入ったし、みんなも作っていたので、それが当然当たり前だと思っていました。今はどうでしょうか?、な

んでもお金を出せば買える時代です。


自分で工夫して作ることもしないで、既製品のルールの中で遊ぶという遊び方に変わっています。型にはまったやり方ではなく、遊び方は同じでも自分流の物を創造し、それで遊ぶことを今の子供

達に教えて行きたいと思っています。


年の初めに、「ワン太くんと獅子舞」の作品を作りながら、あれこれ考えて

います。


「ワンくんと獅子舞」




「森の出初式」


1月6日は消防出初め式です。

森の中でも動物たちが人間顔負けの出初め式を行って、「マッチ1本火事の元」「山火事防止」を訴えています。





HN:金四郎 (2006年記)

金ちゃんの手づくり木工品コーナー

金ちゃん工房・・・小枝で作る「歳時記」 はじめに

2009-02-20 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次





歳時記(小枝を使った作品)

小枝を使った作品づくりに取り組んで6年になります。


それまではもっぱら糸鋸やトリーマなどの器械を用いて作品を作っていましたが、

住宅団地に住むようになってから騒音で長時間器械が使えないこと、

もう一つは、土・日曜以外に仕事が終わってからの時間帯に木工作業ができないことなどから、



ほかに何か方法はないかと考えていた最中、「ゆとりある環境教育」で小学校の授業の一環として森林環境教育が取り入れられ、その中で「木にふれて木と親しむ」授業として、二時間位の木工教室の要請がありました。




いろいろ考えたすえ、身近にある小枝を使って、ノコや小刀・接着剤を用いて、

簡単に作品が作れるよう作り方を工夫して、

タヌキやクマの動物、カブトムシやクワガタムシの昆虫、ロボットの作品などを作り学校で教えたところ、

大変気に入ってもらい、生徒達からキツネ、サル、ウサギ等のリクエストをされて、

その都度作り方を研究しているうちに、小枝作品づくりにはまってしまいました。



小枝作品はかれこれ100種類以上になりますが、それぞれ単品作品でストーリーがありません。

そこで今回の小枝作品のテーマを「歳時記」として、日本の行事や自然などを月別に小枝で表現し、一ヶ月一作品を目標にして、一年がかりで完成させることを思いつきました。


どんな歳時記になるのか楽しみですが、途中で挫折しないかとの不安もあります。いずれにしても「何事も挑戦が大事」「一年の計は元旦にあり」そんな思いを念頭におきながら、早速一月の作品作りに取りかかることにしました。  


HN:金四郎 (2006年記)

手島さんの手づくり木工品・・・その4  ロールスロイス

2009-02-18 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
手島さんの手づくり木工品・・・ロールスロイス








手島さんの手づくり木工品

材料はボンネット・屋根・・・ケヤキ

     白い部分・・・トチノキ

     フェンダー(タイヤカバー)・・・エンジュ

     黄色いバンバー・・・ハゼノキ

     真っ黒い部分・・・コクタン(フィリピン産)     



手島さんの手づくり木工品コーナー

れいほくスケルトン  高知県地場産業大賞に輝く!

2009-02-02 | 樹づくり工房 夢遊 手島さんの目次
れいほくスケルトンが、
第23回高知県地場産業大賞に輝きました。



高知県産業振興センターは、1月22日、第23回高知県地場産業大賞の審査結果を発表しました。

その中で、嶺北材ブランド化協議会(田岡秀昭会長)の木造住宅キット「れいほくスケルトン」が、22の企業・団体の製品や活動の中から、大賞に選ばれました。

また、1月22・23日、四国森林管理局で行われた「四国森林・林業研究発表会」でも"木造住宅キット「れいほくスケルトン」による嶺北産木材のブランド化の取り組み"の発表が「最優秀賞」に選ばれました。

嶺北材ブランド化協議会の田岡秀昭会長(森昭木材社長)は、

嶺北(本山町)で行われた「四国山の日」の実行委員長を務めたり、ひろめ市場内にある木造住宅の相談窓口として活躍している「木と人出会い館」の設立当時から尽力されるなど、れいほく地域だけでなく広く活躍されています。

また、早くから大阪や川下など県外の子どもを含めた住民の皆さんとの交流を、地元の人たちと協力しながら積極的に進める中で、水源地域の嶺北杉の良さをPRして来ました。

今年いただいた年賀状の写真です。




1月25日付け高知新聞「社説」に、すばらしい内容の記事がありましたので、 その一部を紹介させていただきます。

木造住宅普及に活路・・・地場産大賞
地元はもとより、全国の林業関係者を勇気づける話題だ。

2008年度の県地場産業大賞に、嶺北材ブランド化協議会の木造住宅キット「れいほくスケルトン(骨組み)」が選ばれた。

木造住宅の普及には、「高い」というイメージに加え、都市部での技術を持った大工らの慢性的な不足が大きな足かせとなっている。

これらの課題をクリアするため開発されたのが、木造住宅の基本構造体をキット化して届けるという仕組みである。

柱や梁(はり)など構造材の切る、削るといった作業を産地側で肩代わりすることで、工務店などの負担は軽減される。

現場では木材の組み立てから一日での「棟上げ」も可能になった。

香川や関西などでの販売も好調という。新たな需要を呼び起こしていることも高く評価された。受賞により商品の知名度アップへの期待も膨らむ。

・・・・・・・・・

産地が最終的に目指すのは、森を次世代へ引き継ぐことだ。

同協議会が指摘しているように、「山に暮らして、植えて、育てて、切って、使う」という循環が確立されてこそ可能になる。

「れいほくスケルトン」には「森と町をつなぐ家」としての期待がかかる。

景気の急速な冷え込みで、住宅需要を取り巻く環境は厳しい。一方で、失業者らの雇用の受け皿として、林業への関心が高まっている。

担い手を確保するまたとない好機だ。高知の山から元気な話題を発信していきたい。



HN:龍馬 

木造住宅は「街の中のもう一つの森林」とも言われます。

地球温暖化の主な原因である、大気中の二酸化炭素を吸収して大きくなった木材は、

伐採されて木造住宅として使われても、腐ったり燃やしたりしない限り、その木材は二酸化炭素を蓄え続けています。

住む人の健康に良いだけでなく、地球にも優しい木造住宅の推進役「れいほくスケルトン」に期待しています。

れいほくスケルトン

嶺北木材協同組合