竿かづ作カワハギ竿他
目指そう銘竿竿つくり
OKSの私達2013-11-20かねてからのご約束どうり1時半ごろにご自宅に到着しました。よもやま話を1時間ほどしたのち竿の撮影に取り掛かりました。
まずは本物の職人技の凝縮されたカワハギ竿です。
ガイドはOKSのシングル型ブラックガイドSIC入り。
細い線はドブネズミの生きひげを使います、この筋は糸巻の端につけるのは素人のやることなので玄人はこのように入れます。
節間の段巻きは麻の白糸を重ねて使います。
塗り際は特に重要であくまでも小細工はしません塗るだけです。ローソク模様の黒塗りは特に丁寧にします、中がざらざらになってはダメなのです又このように塗るのも技術が要ります。
このカワハギ竿は常陽史料館に1.5か月展示されたものです。この材料は2度と入手できない良質の物です、漆塗りの極みの出来栄えに仕上がっています。竿かづさんは釣竿を美術品にまで高めた竿師です、日本の好景気時代に自慢の竿を手に入れようとする人たちが最高の技術を駆使した竿かづの作品を争って買い求めたのでした、しかしやがてオイルショックが到来バブルもはじけて高級釣具店が成り立たなくなり閉鎖されていきました、このままではいけないと感じた竿かづさんは、釣り具のニットウによる半製品販売を実行に移したのです、それは引退した今でも弟子たちにより続けられています。
文言は竿かづさんの説明によります。
今のニットウさんはこれらの銘竿を実際に作ってきましたので本物の極上漆で同じ竿を作ります、OKSガイドをご指定のうえ本物の銘竿をぜひお手元に。
近々OKSガイド付きの竿の画像を撮りに行きますので順次載せていきます。
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YouTube: 竿かづ作ヤマメ竿DSCN9953
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YouTube: 竿かづさん 2
以上は竿を美術品にまで高めた竿かづさんのご紹介です。
その繊細な技術は絵画で存分に発揮され朽ち果てる前の藁葺屋根の描き方にいかんなく発揮され知事賞を勝ち得ています。
「和竿工房やす作品」
金黒ガイドからマンズの穂先。
アジサバ用3本交換穂先として使っています。
ずらりと付けられた三角アームガイドHL-02ガイドが多いいのは性能だけでなくかっこが良いものです。
「横浜道楽工房創始者」元野さんの作品
OKSが命名させてもらった丸節のカワハギ竿、塗り際も綺麗に上がっています。穂先はOKSの金黒SICガイド入りのから片足マンズガイド使用トップはヒルゴンを付けた高性能「オニヤンマ」。
もしももっと長生きしていたらOKSの新製品を付けた竿を次々に発表しOKSを強力に応援してくれていただろうにまことに残念でならない、富士ガイドは面白くもなんともない、和竿にまったく似合わないが口癖だった。
ガイドの取り付けの中央に細い線が引かれています他にも細い線を入れてあります、これなどはまさに竿かづさんの作品に匹敵していますし変わり塗りや糸巻の模様だ遊び心も十分に取り入れています。
丸節竹のちょい投げ竿にOKSの片足ガイドFLガイドを使用。ガイドの取り付けの中央に2本細い線を入れてあります他にも入れてあります、ローソクの塗りも綺麗に塗ってあります丁寧な仕事です。
この大型Lガイドは元野さんの要望に応えて作りました。針金が3本使われていて丈夫でスマートなデザインは今まで有りません。
上はクロダイ竿ですOKS所蔵のものです替え穂3本付。がいどを提供して作ってもらいました、無料でいただきました、今や私の宝です。
何しろやさしい方でしたので穂先ガイドとして作ったヘチガイドを全て使って替え穂にしてくれました。
故本野さんの替り塗り塗り際の線もきっちり仕上げてあります。
おそらく糸筆引いたものだと思います、もし生きドブネズミの髭を使ったら竿かづさん並に引けていたでしょう。品川和竿としていいものを残すんだと懸命に竿つくりに励んでいました。
兎に角研究熱心で昔の竿に使われている変わり塗りを見るとどうしたら同じに出来るかとすぐに取り組みものにしていました。
漆竿の最も素晴らしいところは変わり塗りをどう施すかに尽きるでしょう、しかし基本の塗りが出来たうえで取り組むのが銘竿を作る上で重要です言うまでもないことですが。