『石鯛釣り師の作品2』
2012-1-14 夜久野の木と漆の館でノータリンクラブの久保俊介さんの石鯛竿の展示会が1月一杯行われています。
ノータリンクラブと言う工房の名前ですが実際は正反対のブッラクジョークでして、久保さんは年間70回以上はイシダイ釣りに出かけています、其の体験から化け物に竿をどうしたらへし折られない様にする事が出来るかを課題にして竿作りをしています、九州産の竹の材料職人の為にと毎年100本の仕入れをしています。竿を折る魚は何だか分からない巨大な化け物なのだそうです、石鯛の大物で折られることはまず考えられないと言っています。
赤い竿は全長5.4m、重量1.54K有ります、下の肉厚の竹が使われています、全てがこういう材料と言うわけには行きませんが、久保さんはまず如何に丈夫な竿を作る事を心がけています。
海坊主の代表作5点です。
そして究極は漆塗りに蒔絵の技を取り入れられないかという事です、そこで奮起一番夜久野に通ったのでした。上の画像は蒔絵の技の龍です。久保さんについては塗りをやりたくて竿作りをやったのではなくそれは竿が作れて後の話です、実際蒔絵で竿を作っている方はいないと思います。そこに着眼したのです、何事も究極を極める日本人の代表だと思います。
以下は竿のアップです。
久保さんの塗りは豪華さと渋さを表しています、此れはウレタンでは表現出来ない漆の素晴らしさでしょう、漆に慣れるのに1か月かかったそうです。
これはイシダイの全体像を描きこんでいます、但し骨です。以下2枚もそうです。
『次は蒔絵の紹介です』
龍。
次は金線引の技です
この技は龍より難しい難物です、ベンガラ漆を引き,金粉を掛けて行きます、精密な線を引くのが出来ません、筆はⅠ本10万円のクマネズミを使います、今作る職人がいるのかは良くわかりません、普通は猫でつくります。1本5000円です、この竿が欲しいと思ったら久保さんに頼んでみてはどうですか。受けてくれるかは分かりませんが。
ノータリンクラブの電話…090-158-55497
http://www15.ocn.ne.jp/~notarin/ノータリンクラブのホームページ
『次は漆工房の御紹介です』
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YouTube: 夜久野(やくの)の漆と石鯛竿
上の画像は太い漆の木です、下は14~15年の木です1本の木から牛乳瓶1杯分の漆が取れます、その木は枯れてしまいます、漆の木は成長が凄く遅いのです。
以上が漆の事に付いて分かった事です。
http://www.oksguide.com/ OKSのホームページ、石鯛ガイド製作販売