『チタンガイドの軽量化』
チタンフレームにアルマイト赤を嵌め込んだツートンカラーとアルミにクロームメッキを施したものがあります。クロームの方が海水に対して強い、アルマイトは淡水ようですが海水でも使用後水洗いなどの手入れをすれば使えます。
チタンガイドはワイヤーをチタンにしたものですが、OKSのダブル型のツートンカラーの特徴を生かしながらさらに軽いガイドにしようというものです。
アルミは海水に浸けるとすぐに白錆が出ます、しかしすぐに駄目になるものでがありませんが汚くなります、そこでクロームメッキまたは酸化被膜メッキを付けることによってその弊害を少なくできます、しかしまだ完ぺきではないので後一工夫が必要です。そうなれば超軽量のガイドが出来上がります。 ステンレスフレームに耐食メッキを施した試作品
チタンフレームにアルミ溝リングにクロームメッキを施した試作品。効果はあるがまだ不完全です。
ステンレスフレームにアルミ溝リングの酸化被膜3ミクロンを施した片足ガイドクロームメッキより効果がないのが分かった。
ステンレス金メッキフレームにアルミ溝リングに耐食メッキを施した試作品
OKSカタログ版にhttp://oks.lolipop.jp/chitan.htmlチタンガイドの
製作中のページがありますのでご覧ください。アルミの腐食をコントロールする事が出来るようになったので、ダブル型のLガイドをラインナップすることにしました。これは凄い威力ですよ。当分はLガイドのみになります。
2013-2-6日にアルミ耐食クローム鍍金のテスト品が200個上がってきます。はたして上手くできたかどうか大変楽しみです。前回のクロームは耐食性がいまいちだったが、違う鍍金屋のクロームは耐食性がありました、これは実用性があります。
この後すぐにアルマイトの鍍金サンプルを頼もうと準備しています、アルミ溝リングの 02が出来てきましたのでクロームとアルマイトの処理を頼む準備をすることにします。なかなかガイドの注文はまとまらないので自分の在庫を増やしながら頑張っています。
色々と試作代は大変かかっていますが、まだ売り出すまでにはいっていないのがつらい所です、性能がきっちりすれば浜川教室で使ってくれると思っていますが、年金コースの方がつかいたくなるようにしたいもんです、気前の良い やす さんは使ってくれると思う。
問題はつり具のニットウがやってくれるかどうかです。新しいものをつ込めるかどうかが勝負どころだと思います。
ニットウさんはかなり震災前に戻しています、OKSのハードガイド、クリスタルガイド、SIC金と黒、CDからマンズ等堅調になっています。これから出荷する金は全てフッソ焼付コートしてありますので、CDからマンズやゴールドSICの耐久性が良くなっています、すでにこの前CDからマンズをコートつきで出荷しました。ユーザーさんに喜んでもらえるといいのですが。
桜井さんは何を出してもやる元気がありません、OKSのメーンの発注先ですので戸惑うばかりです。金黒ガイドを進めてもあれは和竿の感覚だと言って使いませんしね。渓流竿は好調だとか、船竿は東北の釣り場が完全に戻らないから駄目だと言っています。今は防波堤ように主力を移しているのでしょう。
しかしブラックバスのメーカーはツートンカラーの金黒は素晴らしいといって発注してくれました、No1Lの溝リングがないのでまださきになりますが、トップもパイプで作らなくてはならず何事も簡単にはいきません。
さらに本命ガイドとして赤系の溝リングを作ったら竿にしようと打ち合わせています、早く実現したいが部品がなかなか出来ません、OKSの場合はとにかく部品は相当にストックしておく必要があります各数千個を発注するわけで大変です。努力の甲斐なく使ってもらえないともうやっていけるかどうかわかりませんよ。
浜川師匠助けてー
今回助けていただいたのはつり具のニットウ 永井雄三社長でした、角崎のアタックで新製品を手渡し3月に入り4日に松戸の工房で新製品の売り込みにお伺いしました、カラーヘッドガイドのうちパーマネントブルーを見てすぐに気に入りその場で100組の注文をくれたのでした、これにはOKSの私も驚きました、しかもカール型と穂先は△アーム型ですから今まで全く使ってもらったことがないがいどですのに、しかも値段もお任せだったのでかえってサービスしなくてはと思った次第、ブルーが上手くいたら今度は赤をやろうと言ってくれました、手ぶらで来させては可哀そうだからとクリスタルとハードガイドの注文を前もってくれてる気の使いよう、脱帽です。
ブランクスの宇田社長にも癒されました、見本市用のトップウォーターロットに付ける金黒ガイドのことで電話したのですが、新製品ののカラーヘッドのブルーガイドが注文いただけたのでほっとしていますと言って新製品の開発をやりすぎて参ってしまうと言ったところ「報われますよ」と言われて思わず最近忘れていた言葉だと思い、なぜかとってもその一言に癒されたのです、そういう宇田社長も新製品に取り組んで資金も大変だと思うので、ご自身にも言い聞かせた言葉だったのかもしれません。