【イカダ竿穂先の製作】
竹笹でおなじみの竹甚工房では長年温めていたイカダ竿の穂先について、本当に性能のある竿を作り黒鯛竿の本物はこれでなければと、思われるものを提供したく、終に高性能のガイドの着いた穂先を完成させました。返す刀で手元も作った。乾漆も使っています。

ハードクロームメッキを掛けたステンレスの2重巻きは1個250円します、ミニ黒は1個40円です10個使うと400円、金メッキ品は1個150円10個で1500円、ハードクロームメッキ品は10個2500円です。400円のがいどの付いた竿を作って満足感得られますか。
【OKSの極小2重巻きハードクローム品 】
二重巻きの場合リールは上でも下でも使えます。
このガイドを使った竹甚さんの感想は、取り付けは問題なく簡単だったそうです、使って見れば難しくないのに、価格は高いですがハードクロームを掛けたものなどはどこも実現していません。OKSの究極を極める物作りで実現したものです、使って見れば凄いのが実感できます。
下の場合は更に軽量品が有ります。リールは下向き様ですが、2重巻きより更に軽量です。
上の画像2本とも全長60cmです、ガイドはOKSの極小2重巻き(ハードクロームメッキ)処理、ピーラインの極細も傷が付かない高性能です、しかもステンレス線なので超軽量です、まさに理想のガイド付きです。
画像のピントが出る様にテストしています。
模様のスジ塗は(覆輪線)ネズミの筆を作り、息を止めて入れます、1本書くのに死にそうになります。
これが必要なのは近畿方面のイカダ釣りをやるマニヤ達です、穂先の元の素材はサクラチヌソリットを使用更に穂先を0.3まで細くしてあります、元の太い所は4Φミリです。ソリッドには薄いクリーム色を掛けてあります。
重りは1グラムです。何故穂先の10せんちを特に細くするかは他でも説明しましたが、餌の団子が割れて本命が出た時にその餌が10センチも跳ね上がると潮に流されてしまい食いが悪くなってしまう、跳ねなければ底を這うようにして餌が動くので食いが良く成ります又糸が細いほど潮に流されにくいので細い糸を使いますしたがってミニ黒では持たないのです。
一番下は、ミニクロガイド
一番上は、GRとヒルゴントップ
真ん中の3本は、2重リングのステンガイド、極小ほか
塗りは、ナガシマ製2液性ウレタン 2:1タイプ各色あります。
徳島県 堂ノ浦のイカダ釣り、カセ釣りでは、もう少し
細い穂先を使う釣り人がいます。
ガイドの取り付け方法は、多用途タイプの瞬間接着剤をガイド足裏に付けて
ピンセットでソリッドの上にそっと載せ、絹糸の極細で巻きます。
5回程度の塗り重ね後、覆輪筆で細線を引いて仕上げます。最後にクリヤーで。
その際の筆は、2~5センチの人毛を3~5本束ねて製作するか、
動物の毛、ヒゲなどの一本で作ります。
キツネ、ネズミ、イタチほか各人の工夫次第ながら、入手やや困難、、、
それよりも、塗料の粘度がもっとも重要で、ねっとり感に気を配りながら
溶剤で柔らかくしたり調整しながらの作業です。溶剤は竹串の先に一滴とり
具合よく粘度を維持しつつ、静かに集中して引きます。
と言っても! 私はまだ一週間の経験ゆえ、これ以上は解りませんので
悪しからず、、、でゴザイマス。
竿も完成品を用意してます。
穂先は此処で交換式に成ります。
今回の穂先は極小2重巻きでなく小と中で作って有ります。
細身ヤダケ小節使用、乾漆すべり止め17mm。
2012-5-14竹甚さんのイカダ竿完成品の画像が送られてきました。
ユーザーさんは竹甚までTELして見てはいかがですか。
竹甚工房 TEL 072-452‐776715日又新しく塗り直した画像が送られてきました。同じ竿を塗り直して変化させています最終的には赤と黒の2本に成ります。
手元ガイドはローツルクリスタル赤が使われています。
穂先ガイドはからマンズ小と中です、手前は金メッキ品で1個150円です。向こうのガイド小はハードクローム品です。ソリットはサクラの販売品を使います、色んなサイズが揃っています。
根来塗り。昔根来衆が作ったお椀は黒を塗った上に赤を塗りまして、それを10年ほど使うと赤が取れて来て黒が所どころ出てきます、今回の竿作りは2本の竿をガイドの取り付け部の塗りを作業順に画像として撮りました、したがってこの根来塗りが最終仕上げに成ります。既に10年使い込んだ感じになっています、使い込むほど黒が多く出ます。