小心者モデラーのつぶやき! model-s

製造業の傍ら、トイガンの部品などを造ってヤフオクに出品しています。
現在は、直接の依頼はお受けしておりません。

INFINITY マイアミ レースガンを造る ④

2010-04-10 16:02:09 | トイガン

スライドの加工つづき。

ネットで見つけた実銃のスライドの先端下部の形状。

Gun_on_the_table

赤丸印のところは、WAのその部分と形状が異なるように見える。スライド下方向からの回転工具による切削と想像した。

刃物に刃物研磨機で15度の傾斜を付け、刃先を2R(半径2mm)に丸めた物で加工を行った。スライドのこの部分には、成型の肉やせを防ぐためと思われる穴が開いている。ポリパテで埋めての加工となった。

(後日追記・・・15度の傾斜はスライドのセレーションの角度です。)

Gedc0030

  

次に、スライド前方のセレイション部分の加工。実銃には、二本の溝があるだけだが、WAのものはスライドの厚みが薄くなっていて、この厚みでコンプまでつながっている。WAの形状を採用した。

Gedc0032

 

リアのセレイションは、実銃の形状を参考に加工する。

Gedc0033

 

加工終了。

Gedc0036

Gedc0034

次回はコンペセインターの製作。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

INFINITY マイアミ レースガンを造る ③

2010-04-04 09:18:07 | トイガン

スライドの加工。

 

スライドの先端を2mm削る。コンペセインターを取り付けるために、インナーバレルの飛び出し寸法を4mmにする。この4mmが、コンペセインターの埋め込みしろになる。

Gedc0019

 

次に、セレーションの形状を変更するために、現状のセレーションを削り取る。

Gedc0020

 

削り取った部分にポリカーボネイトGF20の板を埋め込む。接着には瞬間接着剤を使用。

Gedc0022

 

スライドの正面形状を台形に変更する。

ここで面白いことに気が付いた。機械にセットし、スライドのトップ面を平たくし、長手稜線を45度の傾斜にカット。その最初の画像が下。

Gedc0023

機械に対して水平垂直に加工したところ、スライド先端方向に切削面が変化している。

これはスライドが、先端方向にわずかにマイナス方向に傾斜しているようだ。

ノギスで採寸し、電卓で計算すると、0.56度の傾斜角が付いているようだ。

スライドを、角度バイス(挟んだ材料をX、Y方向に角度を変えれるバイス)にて、0.56度こかしてスライドをセット。その状態で、加工した。

Gedc0024

Gedc0025

 

上面部に、ローレットを入れる。幅0.3mmピッチ0.6mm。

HW樹脂は金属粉が入っているとのこと、0.3mmのエンドミルが折れたりしないように切削オイルをつけながら加工を行った。

Gedc0026

Gedc0027

 

刻印を瞬間接着剤で埋める。

Gedc0028

 

中古で購入した物は、スライドストップにより切り欠き部分が削れていたので、1mmの溝を掘り、真鍮の板を埋め込んで欠けた部分も復元した。

Gedc0029

つづく・・・

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

INFINITY マイアミ レースガンを造る ②

2010-04-01 21:04:06 | インポート

スライドをばらしたところ。

Gedc0670

以前、DELTA ELITEのブリーチを外した時はスライドから外すのに苦労したが、下調べの情報どおり、ボーマサイトを外せばブリーチもスライドを開かずとも簡単に外すことが出来た。

 

しかし、外してビックリ ねじが切れていた。取り説によると、発射の振動で緩んでくるのでまし締めするように記載されているが、ねじ切るほど強くしめなくてもいいのではないか。それとも、振動による金属疲労により折れてしまったのだろうか?

Gedc0669

 

実銃のマイアミレースガンのスライドには、刻印は無いようだが、WAのマイアミレースガンには、「INFINITY」の刻印が在る。スライドに刻印が無いのは、寂しいのでWAのタイプを採用することにした。しかし、WAのベースの物はスライドの長さが違うので、私の5インチの刻印とは位置が違う。後で刻印を入れなおすために、PCにて刻印のデーターを起こした。

Gedc0672

 

取り外した、金属部品は磨いてテカにする。とりあえず、そこそこの仕上げでやめておく。気合を入れすぎて、他の部分の仕上に失敗した時に、徒労に終わると悔やまれるからだ。どんな時も、予防線をはったり、布石をうつのが私の小心者たる思考である。

Gedc0684

灰色の水玉模様の金属部品。精密やすりで整えて、サンドペーパー#1000仕上げ。バフをあてる。

Gedc0685

おっと、スライドストップとマガジンキャッチを磨き忘れている・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする