MAUSER HSc フル刻印

MAUSER HSc フル刻印を頼まれました。

ハートフォードでは刻印が省略されているようです。

一番最初に、失敗しそうな場所から始めます。

フレームのグリップ、フロントストラップ部分です。

実銃画像


丸みがある部分への刻印。

彫刻機では入れることが出来ませんので、プログラムを組んでNC加工しました。

機械にセットした状態。


スピンドルが当たらないように祈りながら・・・・💦






次にイーグルマークの受領印（正式名称かいな？）

実銃画像


コイツハ彫刻機に乗せて、母型加工。



スライド先端にも・・・。
実銃画像




スライド左側面は全部の文字を再刻印。
実銃画像



荒い紙ヤスリでガシガシ・・・＃400まで面だし。ここで大事なのはしっかりと平面を出すこと。常磐の上に紙ヤスリをひいて、スライドごとヤスる。

位置確認加工。透明のアクリルに刻印加工を行い位置などをチェック。




前回頼まれた時の「MAUSER」とは、すこしデザインが異なります。



おしまい

M15とM29 刻印

M15とM29の刻印を頼まれました。

NC加工するにはセットしずらい部分に入れるので、彫刻機で行う。


彫刻機とは・・・

小型の縦軸フライスで、加工を行うテーブルと母型（なぞる型）をセットするテーブル、それを結ぶパンタグラフのような物で構成される機械です。


４倍母型を２種類製作。


彫刻機の上のテーブルに固定

この型をなぞると、下のテーブルの刃物が縮小されて動きます。




M15のヨーク部分にシリアルナンバーを入れる。


刻印を入れる部分に透明の薄いアクリルを透明な両面テープ貼り付けて、確認のために文字を入れる。


チェック後に本番


次にフレームグリップ下部にシリアルナンバーをいれる。



実銃画像を参考に、文字の位置を少しランダムに。



次にM29ヨーク部




チェックして・・・

加工




トリガーガードのねじを付ける。

ABSのブロックにグルーガンにて固定し、バイスにせっと、播金にて固定。

う～ん、緊張するぅ・・・💦

タップを揉んで、支給ねじを入れました。



おしまい

タナカ LUGER P08 8inch 仕上げなおし完成

ジャンク品で入手したタナカ　LUGER P08　8inchを塗装しなおしました。

アルコールに浸し、前オーナーの塗装をはがしました。

前オーナーは、ベースにシルバーを塗った上から半艶の黒を塗っていたようで、ダメージ処理をしていたようです。

メタル部品の塗装を落とすと、エッジ部分にもともとの黒染めを落とした跡がありました。




塗装にはキャロムのブラックスチールを吹き、タミヤのウエザリングマスターのシルバーにて、ビンテージ風に仕上げました。メタル部分の前オーナーによる仕上げに合わせました。



ばらしてみて解かった事ですが、ジャンク理由がハッキリとしました。

リコイルスプリングとか、他内部部品が足りていませんでした。

最近「タナカ」のホームページがリニューアルしていて、部品の購入に関しても、購入先のショップ発注以外にメーカーへの直接のオーダーも出来るようになっているよう・・・。
余裕が出来たら入手しようと思います。






ta-93sさんに譲っていただいたモーゼルと記念写真♪


おしまい

タナカ LUGER P08 8inch

「タナカ　LUGER P08」のグリップがレパートリーになった。

でも今後、造っても勘合の最終チェックは、やはり本体がないと出来ない。




古いタイプの物なら持っていたんですが、


グリップは金型の変更で互換性は無い。

トグルを引くと・・・
こんな風に、最近のモデルとは異なります。

マガジン形状も異なり、現行品は入りません。



そんなことを考えてる時に、中古品の出物が！

ジャンク品の作動不良で、素人の塗装品という事で、お安く売っていましたので入手しました。



なおすことは出来ないかもしれませんが、汚い塗装は何とかしたい。




ばらしました。


元通りに組み立てられるか・・・？


つづく