スライドの加工。
スライドの先端を2mm削る。コンペセインターを取り付けるために、インナーバレルの飛び出し寸法を4mmにする。この4mmが、コンペセインターの埋め込みしろになる。
次に、セレーションの形状を変更するために、現状のセレーションを削り取る。
削り取った部分にポリカーボネイトGF20の板を埋め込む。接着には瞬間接着剤を使用。
スライドの正面形状を台形に変更する。
ここで面白いことに気が付いた。機械にセットし、スライドのトップ面を平たくし、長手稜線を45度の傾斜にカット。その最初の画像が下。
機械に対して水平垂直に加工したところ、スライド先端方向に切削面が変化している。
これはスライドが、先端方向にわずかにマイナス方向に傾斜しているようだ。
ノギスで採寸し、電卓で計算すると、0.56度の傾斜角が付いているようだ。
スライドを、角度バイス(挟んだ材料をX、Y方向に角度を変えれるバイス)にて、0.56度こかしてスライドをセット。その状態で、加工した。
上面部に、ローレットを入れる。幅0.3mmピッチ0.6mm。
HW樹脂は金属粉が入っているとのこと、0.3mmのエンドミルが折れたりしないように切削オイルをつけながら加工を行った。
刻印を瞬間接着剤で埋める。
中古で購入した物は、スライドストップにより切り欠き部分が削れていたので、1mmの溝を掘り、真鍮の板を埋め込んで欠けた部分も復元した。
つづく・・・