小心者モデラーのつぶやき! model-s

製造業の傍ら、トイガンの部品などを造ってヤフオクに出品しています。
現在は、直接の依頼はお受けしておりません。

BROWNING HI-POWER     G10グリップ

2011-05-13 10:55:49 | トイガン

大臣様からの依頼で、BROWNING HI-POWER のグリップを製作。

ガバメントなどのグリップと違い、グリップのフレーム側は、その形状にあわせ、凹凸がある。

以前から、それとなく打診をお受けしていたのだが、造るのが大変そうだったので、避けていたのだ。

マルシンのモデルガンで、この手の形状のグリップを、製作できたので、今回は、お受けすることにした。

製作するにあたり、そのフレームと純正グリップ、そして、こちらから無理を言って市販の木グリを一緒に送っていただいた。

純正のグリップはプラ製の為、裏面は成型の為の肉逃げがされているので、どこがフレームの勘合に必要な形状か、把握するのに時間がかかる。

市販のグリップだと、無垢からの削りだしなので、一目瞭然で判断できる。

キャロムのココボロ。

Gedc0764

見たところ、機械加工ににえる。マルベリーに比べ、流石に質感、仕上げは好ましい。

ただ、加工の刃物は切れていないかな?

 

まずは、グリップ2Dデーターの制作。

プラグリを、プラ板に貼り付けその外形をケガいていく。

Gedc0758

座標を測定する為に、X軸とY軸のケガキをいれて、その座標をPCに入力、CADで2Dデーターを制作する。

Hip_nami_2d

 

加工データーをプログラムして、形状の確認。

今回は、デザインは参考画像を提供していただいていたが、機械加工にしか出来ないデザイン、基本的には、お任せということで作製した。

2種類のデザインをおこし、大臣様にご報告。

波文様を採用していただいた。

Hip3d

材料は、G10の・・・なんと!オレンジ!

Gedc0762

G10材を加工する前に、ABS樹脂でプログラムに間違いはないか、実際に加工して、チェックする。

Gedc0759

Gedc0761

キャロムの木グリでは、フレームの肩口のR加工を行っていない。

このあたりは、差別化をはかり、大御所に張り合ったりしてみる。向こうは、採算を考えてのことだろうが、私としては、やはりこだわりたいポイント。

 

G10オレンジをNCにセット。加工開始。

Gedc0765

説明は、面倒」なので端折るが、裏返してセットするのに、治具を作製。(画像撮り忘れる。・・・すまぬ)

Gedc0766

そして、表加工を行う。(やはり、探しても画像が無い。・・・すまぬ)

 

いきなり、完成!

Gedc0767

 

 

おしまい

コメント (9)
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