Nutshell

PMRCがある限り。

Nothing in My Way -Keane (2006)-

2006年12月31日 16時11分39秒 | 2006
車が使えない為に電車で帰る事を余儀なくされた為、しばらく電源も入れられずに放置されているPSPで映画でも見ながら帰る事を思いつき、あまりの文芸派っぷりに全く観る気も起きずにこれまた放置されているOliver Twistを今こそ観ようとエンコードを朝から開始してみたものの現在進行状況50%程度で、この分では日が暮れてしまうと思いながらも電車の中でディケンズを再生しているであろう我がPSPの勇姿を思い描いてうっとりしてしまったが為に引くに引けない状況となっている年の瀬。


第5位 Heavy -Holly Brook-

夏頃は毎日の様に聴いていたものの秋を過ぎてからは全くと良いほど聴かなくなった名作で、栄えある10位までに選ばれた10曲の内で現在唯一ウォークマンにて携行されていない逸品。
今聴いていないのは特に深い理由は無く、単に飽きただけであり、2006年を飾った名曲である事は確かです。


第4位 The Enemy -Godsmack-

You're living inspiration for what I never wanna be.

反面教師という言葉があります。
これまで数多くの反面教師に恵まれて育ちましたが、
斯く言う私も誰かしらの反面教師なのでしょう。
人の価値観において"何を良しとして何を悪しとするか"は人それぞれ異なります。
自分の行動に何処までを許すかという事は自分で決めなければなりません。
自分より弱い立場にある者を嘘と欺瞞により貶めてまで自分の優位を保とうという姿勢には頭が下がります。
しかも真実を知る第3者が不在の場所でね。
良心の呵責はともかく、普通、格好悪すぎて出来ませんよ。

生理的に絶対嫌いな奴というのは居ます。


第3位 Be Yourself (and 5 other cliches) -Rock Star Supernova-

There's a really fine line
between what's yours and what's mine
it's a line that I don't want to toe.
I'm sick of being haunted by every c
liche that I know.


12月は本当にこれしか聴いてなかった気がします。
あとMetallicaのBatteryしか。
最後の最後に来て名作に出くわしました。
国内版が出た出るとも聴きませんが2006年のマストアイテムなので、万が一買ってない方がいらっしゃいましたら今すぐTowerに走って下さい。


第2位 Dear Mr.President -P!nk-

How do you sleep while the rest of us cry?
How do you dream when a mother has no chance to say goodbye?
How do you walk with your head held high?
Can you even look me in the eye,
and tell me why.


自国の政治にすら興味を持てない分際で他国の大統領の政策に物申す気など毛頭無く、その支持率など気に掛けた事も無いのでありますが、それにしてもなかなか素敵な事になっている事と再認識させてくれた名曲。
米国ではミュージシャンが、それもトップクラスの面々が楽曲のモチーフとして自国の政治を取り上げる事も多く、それがある程度まで成功、すなわち社会に対して少なからぬ影響を与えてしまう事にいつもながら関心させられます。

なお、国内版では中村美夏女史が最高の対訳を付けられています。
淡々と丁寧な言語を充てられているのが逆に怖いです。


第1位 Nothing in My way -Keane-

And why'd you say
It's just another day,
Nothing in my way
I don't wanna go,
I don't wanna stay
So there's nothing left to say


Under The Iron Seaは何処を取っても素晴らしい大傑作です。
アルバム・オブ・ザ・イヤーな事は間違いなく、将来うっかり2006年を語っちゃったりする際には必ず飛び出してくる名盤である事請け合いです。
万が一買ってない方がいらっしゃいましたら今すぐTowerに走って下さい。



とりあえず1位から3位の順位はその日の気分で逆だったりします。
リリースの時期が前後している為に、今年1年の内で聴いた回数がこの順というだけです。
とにかくKeaneとSupernovaだけ買っておけば良いです、2006年は。
この事を一年前の私に伝えられていたら、
この一年、もっと優雅な暮らしができた事でしょう。

こうして並べてみると、2006年が私にとってどんな年だったかという事を再認識させられます。
後にも先にもここまで荒んだ年は無いでしょう。
ていうか無い事を祈ります。


今年も御付き合い頂き、ありがとう御座いました。
来年はもう少しマシな事を書きます。
良いお年を。