あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいいたします。
最新リマスタリング目当てにCountdown to Extinctionの20周年記念エディションを買いました。
数年前、ムステイン自らの手による旧作リミックス&リマスタリングがあまりに素晴らしく、
とりわけ元があまりに酷かったRust in Peace迄のオリジナル4作品の価値は一夜にして
ロックな人のマストアイテムから円盤型カラス避けに華麗なる転身を見せたわけですが
当該countdownアルバムに関しては元が悪くなかっただけに
兎にも角にもリバービーな音作りが仇となりお気に入りとは言い難かったと言えましょう。
そんなこんなで期待していた当該作品の20周年記念エディションですが、
一言で言えば近年稀にみる酷さであり、どう聴いても音が割れてます。
環境によるのかもしれませんが私の手元にある何れの機器でも聴くに堪えません。
その昔、カセットテープなるものが実質唯一の携帯音楽プレーヤーのストレージだった頃
出掛けに急いで、買ったばかりのアルバムをCDからカセットテープにダビングする際
手動で調整していたレコードレベルを上げ過ぎたままである事に気づかず
飛び乗った電車の中で聴き始めてから、あの忙しなさが全くの無駄であった事に
憤りと無力感で一杯となり、他のテープも持ち歩いていなかった事で
最低な気分で過ごした遠いあの日を思い出します。
そんな「テープは太陽誘電しか認めねえ」が座右の銘であるノスタルジー気分な方は是非。