Nutshell

PMRCがある限り。

Sign of The Time -Europe (1988)-

2007年08月31日 02時45分59秒 | 1985-1989


気を取り直してEuropeのLive from The Darkを買いました。
Start from The Dark Tourの最終日、Hammersmith Odeonのパフォーマンス。
Start from~自体が素晴らしい作品である為、そのツアーの様子も押して知るべしですが、それにしても次から次へと叩き付けられる名曲の数々。
これは本当に素晴らしいです。

「やっぱ、俺らはロックだよな!」
「あぁ、そうともさ相棒!」
「帰ってきたよな!」
「あぁ、そうともさ相棒!」

と言わんばかりにステージで笑みを交わす彼らは微笑ましさで一杯であり、抜群の安定度で繰り広げられる名曲のオンパレードにはバンドの能力の高さを再認識させられます。
ライティングが悪くて画質が酷いとかは些細な事です。

不覚にも鳥肌が立ってしまったのはSign of The Time。
Seven Doors HotelでもCarrieでもなく。
CherokeeでもThe Final Countdownでもなく。
Wings of TomorrowでもRock The Nightでもなく。
イントロのJoeyのWho~o、who~で間違いなくやられます。
和風ホラー映画風の画質だとかは瑣末な問題です。

手の込んだ事にMC全編、日本語字幕入りです。
Disc2の、全盛期を知らない人にもEuropeの歴史が判る有難いテロップ付きツアードキュメンタリーも、インタビューは勿論、テロップまで日本語字幕が付いてます。
すげぇ。
その分、値段も高いんですけどね。
これで画質さえ


ついでにRock The Nightのクリップとかを観て懐かしんでしまいましたが・・。
なにやら観ているこっちが照れます。
あー、こんなでしたこんなでした、80年代は。確かに。

そろそろLincoln HeightsのCMも飽きてきました。
only on abc family, a new kind of familyらしいです.


Train of Consequences -Megadeth (1994)-

2007年08月27日 01時00分11秒 | 1990-1994


明日、月曜の最気温は26℃だそうです。
知りたくもなかった最高気温は34℃だそうです。
もう如何にもこうにも。

気温が高くても良いんですよ。
湿度さえ常識的な範囲ならば。
髪が痛みすぎて縮毛矯正を止めている為、湿度が高いと半端な失敗パーマの様になり、それだけならまだしも火事で焼け出された様なチリチリ状態となり、何をする気も失せます。
あと2ヶ月程すれば少なくとも一番痛んだ箇所くらい切り落とせるかと思いますが、今年の夏ばかりはどうにもなりません。
元々髪が細いので、痛んでなくとも雨と夏の湿度は本当に嫌なんですけどね。
髪の硬い人や直毛の人には判ってもらえない辛さです。

そんなクリクリパーマの代表たるMustain率いるMegadethのクリップ集、Arsenal of Megadethを買いました。
古いクリップが観たかっただけなので誰の物でも良かったのですが他に手頃な物も無かったので。
Megadethのクリップは酷いというのは一般常識ですが、今、DVDのクリアな画質で改めて観ると思っていた以上に痛いです。Peace SellsからRust in Peaceまではあまりの痛々しさスキップせずには居られません。当時はこれで格好良かったかと言えば断じて否であり、Hanger 18の凄まじいまでの痛々しさは当時から桁外れであり、その衝撃は今も決して色あせる事がありません。
観たことの無い方に、これです。

Hanger18は前に書いた気がするので置いておいて、Train of Consequencesでも書いておきます。
初めて観たのですが、Live映像の手抜きなクリップを除けば唯一のまともな作品といえるこれですが、お金が掛かっている割りに何もかも中途半端であり、
"ふーん、まぁ・・。で?"
と感想が漏れる何が言いたいのか良く判らない逸品。
書き終わってしまいました。

Swating Bulletsも当時は結構好きだったのですが、改めて見るとなんだかMustainの小芝居がどうも・・・。

あー、Symphony of~はGristle Mixの方ですね。
これの方が良いです。


とりあえずマーシャルアーツに興じるMustainやスカイダイビングに興じるMustainが観たくてやまない熱心なマニアでもなければ買わない方が良いです。

YouTubeで事足りる気がしてきました。

Here for You - Firehouse (1995)

2007年08月25日 14時37分16秒 | 1995-1999


度を超した気温と勘違いした様な湿度の中、無理して働ける程仕事が好きなわけでもなく、というかむしろ心の底から嫌いなのでまともに盆休暇をとってしまい、したがって抱えまくった仕事に遅れが生じ始めている今日この頃。
今のうちに収束させようと今日も朝から起きたものの、試しに窓を開けてみると不快なこと極まりない熱が部屋に進入し始めたので即座に窓を閉めてエアコンを強くしてはプッカーと煙草を吸いながら思案に暮れてみます。

この暑さではやはり仕事は無理です。
残念だが仕方がありません。
自然の力には勝てません。
人間のなんと無力な事か。

そんなわけでどうでもいいニュースを追いかけてWebで徘徊してみたり、久しぶりに自分のBlogを訪れてみたりしてますが、更新が無くても見てくれていた方には申し訳なかったです。
きっと涼しくなったら小まめに更新されるに違いありません。
溜まったアルバムを一気に片付けるに違いありません。



さて。
そんな徘徊の中でFirehouseの3rdアルバム、その名もアラビア数字で"3"から、Here for Youのクリップを観たのですが、そのあまりの程格好良さに感動し、7回繰り返し見ました。その所為で繰り返し挿入されるコマーシャルによりLincoln Heightsとやらが9月4日プレミアらしいという使い道の無い知識も得られました。

これは別に曲がHere for Youでなくとも良いのでは?と気づきさえしなければPerfectなクリップです。
見所はソファに座ってギターを弾くBill Levertyが隣に置いたストラト型に持ち代える際の流れる様な自然な動作と、Michael Fosterがドラムセットの前に座る瞬間の何気ないスティック回し。この"もの凄く自然な何気ない動作"が非常に格好良く、それを捉えたこのビデオの監督は素晴らしいです。
開けっ放しで床に置かれたギターケースや、立ち上る紫煙越しに見えるPerry Richardson等、一見あざといとも言えるカットも最早非常に素晴らしく感じます。

昔、いつか"こういう部屋"に"住みたい"と本気で思っていましたが、というか今でも思っていますが、吹き抜けだと日本の冬はさぞ寒いのだろう等という余計な知恵を身に着けた時点で最早無理だと思われます。

3rdで素晴らしい曲は他にNo One at AllとI Live My Life for You.
Firehouseにおいてバラードは例外なく名曲であり、バラードか否かは曲名で判る為、一曲も聴いた事が無い新作アルバムであっても曲名リストを見ただけでそれが傑作か否か判ります。お小遣いの少ないロックキッズにもアルバムをチェックする時間が取れない企業戦士にとっても非常に有難いバンドです。

Broken -Lifehouse (2007)-

2007年08月02日 02時43分39秒 | 2007


手下どもが早めの夏休みに入り、今頃実家に届いたお中元のカルピスでも片手に風鈴の音でも聴きながらアンニュイな一日を謳歌しているであろう8月初旬、職場の諸兄の面々とはどう頑張ってみても見ている世界が1ミリも重ならないという理由により勝手に別拠点に長期出張して自分の開発を続行する道を選んだ私としましては、出先の業務日がまだまだ続いている都合上、梅雨が長引こうが雷が間近で鳴ろうが7月は三日しか休んでない事に気づこうが延々と仕事を続けていたりします。

就職活動に勤しむ学生の皆様、"週休2日"っていうのは大抵は嘘ですよ。


LifehouseのWho We Areを買いました。
完全無欠の捨て曲無し、奇跡的名盤の1st:No Name Faceを世に送り出したのは今から7年前。何処もかしこも"とりあえずHanging By A Moment掛けとけ"と言わんばかりの風潮が吹き荒れ、たまたま渡米していた特に音楽好きという訳でもない友人をして"聴き飽きた"とまで言わしめたのが翌2001年。
続く2nd、3rdで、あの1stの出来は一体何だったのだろうか、と世間の首を傾げさせ、すっかり私の視界から姿を消しつつあるこの2007年、4thが出てました。

かつて持っていた"国内盤が待ちきれない程の執着"も無いので、なんとなく視聴してみました。

昔から常々不思議なのです。
視聴している時は、大抵、実際よりも遥かに良く聴こえるんです。
視聴器の前では内心ガッツポーズだったのです。
"これを待っていたんだぜ、今年の俺は!"くらいの勢いだったのです。

家に帰って落ち着いて聴くとそれ程大した事ないのです。
いや、曲は非常に良い出来ですし、爽快で伸びやかで、ここに来て随分垢抜けた感があります。2nd、3rdとは比べようも無い出来です。

日差しの眩しい夏のドライブに最適です。

が、しかし、Lifehouseには声を張って歌い上げて欲しい訳では決してなく、どちらかと言えば裸電球に虫が飛び交うガレージの隅で、何やら内向的な事をブツブツ言ってるくらいの感じが心地よいのです。心に響くのです。

夜風の心地よい夜のドライブに最適な事を希望します。


誰も彼もが陽気な方向へまっしぐら中であり、俗に"80年代風のヴァイブが戻ってきた"とでもいうやつなのでしょう。

それはそれで・・。