Nutshell

PMRCがある限り。

Time What is Time -Blind Guardian (1992)-

2006年08月27日 23時58分39秒 | 1990-1994


とにかく暑いのが、というか汗をかくのが嫌いなので、外に出なくて良い日はエアコンを24時間掛けっぱなしで家に立てこもり、つーか今月はずっと付けっぱなしだけど今月の電気料金は前代未聞な金額になる事でしょうと非常に憂鬱になりながら友達に頼まれたDVDのバックアップを1枚1枚おこなってたりします。
流石に12枚を一気にはちょっと。
とりあえず半分終わりました。

バックアップしながら、めったにしない事ですが自分でここの記事をふと読み返してみてるうちに、この所、綺麗どころというか軟弱な物というか只のアイドルが続いているので、つまるところ只のロリコンだと思われてるんじゃないかとふと我に返った挙句、原点回帰というか帰巣本能というかデイブ・ロンバードがどうにも聴きたくなり、日が落ちてから外に出たついでにSlayerを買いにTowerに寄ってみました。

なんかアルバムのワゴンセールやってました。500円で。
ワゴンセールなんてやられた日には蛍光灯に吸い寄せられる蛾同然に無条件でワゴンに吸い寄せられ、ワゴンの中を全部見るまではその場から移動することすらできない程のワゴンセール好きな私ですが、これまで経験したワゴンセールの中で最も絶望的な品揃えであり、これは100円だったとしてもどうにもならないだろうなとしばし途方にくれ、音楽ビジネスの闇に一歩近づいた気がした今日の夕暮れ。

それでも持ってなければ買っていた物はありました。
1.ClannadのLore
2.Fair WarningのLive & More
3.Blind GuardianのTokyo Tales
これが全てであり、それ以外は本気で絶望的でした。
ちなみに全て輸入版でした。

1.は普通に売れそうですけどね。
リマスター盤が出てる事に気づかれなければ。
2.も、新作の隣にしれっと並べておけば普通に売れるのでは。
3.は・・・もうすぐ出るらしい新作を待って、その隣にでも。

当時全盛期であったBlind GuardianのSomewhere far Beyondツアーの日本公演だったと思います。
日本人が最もジャーマンメタルに求める物は高速ツインリードでもハイトーンヴォーカルでもなく、簡単な英単語だけで構成されたオーディエンスが唄えるコーラスだという事を最も理解していたのが彼らではないでしょうか。
3rdからこの4thあたりは“唄えるコーラス”を前面に打ち出しバブル全開だった気がしますが、個人的には5枚目あたりからは流石に飽きたらしくImagination~の後は何をしているのか全く知らなかったりします。
QueenのSpread Your Wingsなんかカバーしてたりして、突然飛び出して来てびっくりします。そういやオペラ座リスペクトなアルバムを見かけた気もしますが。

Stuck -Stacie Orrico (2003)-

2006年08月21日 23時59分56秒 | 2003
国内オフィシャルサイトでクリップが見れます。
それ以外にこの選曲に特に意味はなかったりしますが、アルバム"Stacie Orrico"が国内で90万枚とは、思ったより少ないなというのが正直な所。
もっと売れた感がありましたし、もっと売れても良いと思いますが。

ついでに新作全曲視聴可能です。
途中で切れますが。

驚いたのが、アルバム発売記念プレゼント。
A賞:これでオリコー・ペンケース
  ※ 銀ラメのペンケースだそうです。
B賞:ステイショナリ・オリコ
  ※ クリップとピンのセットだそうです。

こんな神をも恐れぬ素敵なコジャレは一体何をどうすれば飛び出てくるのか、と言うか、ここまで来ると言葉の暴力とも言えましょう。

Hurt -Christina Aguilera (2006)-

2006年08月20日 23時57分58秒 | 2006


I'm sorry for blaming you for everything.
I just couldn't do,
and I've hurt myself by hurting you.


Christina AguileraのBack to Basicsを買いました。
2枚組みなのですが、とりあえずまだ2枚目しか聴いてません。
とりあえず"買い"な一枚です。

デビュー時点で、もう片方のあれと比べ様もない確かな歌唱力を持っていたわけですが、前作の2ndではその力量のレベルアップっぷりと、脱アイドルに固執した見た目の変貌ぶりに唖然とし、リスナー層の大々的入れ替えが行われた感がありますが、それでも偏りの激しい私の周囲では"ジニー"と呼ばれてたりします。
その偏った一部における2ndリリース当時の反応はと言えば、野郎友達はこちらの彼女を指示し、女友達はあちらの彼女を支持するという、大方の予想とは反している気がしないでもない結果を残し、華やかな女性タレントへの女性の評価は「自己を投射する対象」という見方により決定される傾向が思った以上にと強いんですね、と、ふと考えてみたり。
では野郎友達は何故にこちらの彼女は支持して、あちらの彼女は支持しないかと問えば、「だって、あっちは見るもんで聴くもんじゃないじゃん。」というドライ感あふれる回答。

とりあえず今作はまた更にとんでもない歌唱力を発揮してます。
まともな解説はまともなサイトに譲りますが、彼女の声量と良い意味の器用さは、このアルバムのカラーの方が適しており、普通にPopsやらしておくのは惜しいと思われ。

えーと、2枚目の8曲目、間違いなくとても良く知ってる曲なのに思い出せなくてイライラします。

Hanging On -Cheyenne Kimball (2006)-

2006年08月16日 23時09分17秒 | 2006


Cheyenne KimballのThe Day Has Comeを買いました。
バックの紅いお花にゆる巻きのブロンドが映えているので"あり"です。
これでGibson担いでなかったらボロボロに言ってたかも知れませんけど。
ソングライターを主張するにはギターを担ぐに限ります。
眉と眼がブラウンで髪も生え際がブラウンですが、どうにも見事なプラチナブロンドな人体の不思議。似合ってるし美人だし若いので、とりあえず既に勝ち組だと思います。CDケースを開けると"Hi Guys!"と野郎が買う事しか最初から念頭に置いていないファンクラブ入会案内の紙切れが入っています。

レコード点の叩き文句に"Avril好き必聴!!"とか書かれてるに違いない、ていうか書かれてた、いわゆるアメリカン・ガール・ポップの良作です。
Avrilというかデビュー時のMichelle Branchに凄く近いですが、彼女でいうEvery WhereやAll You Wanted程のインパクトは無く、強いて上げればシングルらしいM3:Hanging OnとアルバムタイトルトラックのM5:The Day Has Come、イントロの物悲しいギターが何故かダッシュ村を連想されるM6:Four Walls、突如ギターアルペジオのレベルが極端に上がるM13:Full Circle・・・。
なんだ、結構あるじゃん。

曲も結構バラエティに富んでいるし普通に良く出来てます。
歌唱も悪い所は無く、普通にアメリカのティーンネイジャーシンガーです。
ガールズ・ポップ/ロックのお手本の様な内容。

レベルの高い良作なんですが、何もかも優等生過ぎというか、曲も歌唱も当たり前過ぎなのか、トータルでみるとなんか地味で物足りないです。
10年、せめて5年前に聴いてたらまた違ったかもしれませんが。

容姿は文句無く、内容的にも良作には違いないので国内盤が出れば多分売れまくるでしょう。クリップのDVD付きだったら私も間違って買ってしまう事でしょう。
Michelle Branch好きは是非。

So Simple -Stacie Orrico (2006)-

2006年08月15日 22時21分59秒 | 2006


Stacie OrricoのBeautiful Awakeningを買いました。
どうも彼女の顔は前々から何かを彷彿とさせると思っていたのですが、裏ジャケットの写真を見てやっと何なのか判り、長年のわだかまりが無くなって嬉しかった終戦記念日だったりしています。
でした。


1stにしろ2ndにしろ、ジャンルはと言えば確かにR&Bではあったものの、少なくとも個人的にはそれを意識した事は無く、聴く場も聴き方もCeline DionだとかMEJAとか、ヘタうちゃSheena Eastonだとかと同列の扱いだったりしますが、3枚目にあたる近作、純然たるR&B、それも極めて上質のそれに仕上がっています。
POPS色が薄れた為もあり、2ndの様に出る曲出る曲、一度聴いたら最低3日は耳に残る様な事は無いですが、Holly Broockの合間に無意識に選曲してしまう安心して聴ける逸品。

しかしまー14才だった天才ちびっ子が20才だそうです。
子供は信じられない速度で年齢が上がりますな。
この分だともうすぐ追い抜かれるに違いありません。
世間ではキー・ホイ・クアンの原理と言うらしいです。

このジャケットは中途半端感が微妙な所ですが、背中に申し訳程度に描かれた翼が良いので"有り"です。

Pushing Drugs -Andrew W.K. (2006)-

2006年08月14日 22時11分20秒 | 2006


Andrew W.K.のClose Calls with Brick Wallsを買いました。
放っておこうと思っていたものの裏ジャケットにちょっとやられたので。
まー、アルバムのアートワークがどうとか、邦題がどうとかは今更なので放っておきます。

ものの見事にとっ散らかったもんです。
芸の幅を広げたかったのか、ライブでアクセントになるものが欲しかったのか、あるいは全く何も考えていないのか判りませんが、多分いずれも正しいのでしょう。
彼に歌心は期待していないのですが、とりあえず守りに入っていない事に好感が持てます。
なんだかんだ言っても見えているべきものは見えているらしく、目先の事以外は3歩先すら見えていない、うちの会社の管理職連中にも見習わせたいくらいです。
管理職だけじゃないですが。
「忙し過ぎるから」というのが現状に甘んじて問題を先送りする事の言い訳になるのは「忙しくない未来」が予見できる状況下においてのみだって事がいい歳して判らない筈は無く、見たくないから目を背けているのだとずっと思っていたものの、どうやら本当に見えてなかったらしく、つくづく恵まれた人生送ってきたのだなと羨ましいやら羨ましいやら羨ましいやら。
とりあえず、気づかないならば気づかない方が、往々にして幸せな事が多いです。
ずっとそのまま素敵な人生を送ってもらいたく。
ただいつまでも俺の助けを期待すんな。

話を戻してAndrewですが、戻しても語るべき事はあまりなく、語るべき事がないから今の勤め先の将来を憂ってみたのが正直な所。
ぶっちゃけ、買ってまで聴かなくても良いかと。
つか1stが値下げしてるので、それだけ持ってりゃ十分です。
未だにShe is Beautifulは良く耳にしますし。
とりあえず今でも失う物は無い様です。

3rdは店頭で見かける事があったら裏ジャケットだけでも見てやってください。

Stranger Than Love -Harem Scarem (1993)-

2006年08月13日 02時27分05秒 | 1990-1994
先ほどのテレビ朝日「情熱!サッカー星人」とかいう番組で渋い選曲してたので。

基本的にテレビを観る習慣がない、というか2002年から2005年の暮れまでテレビにアンテナを繋げてなかった為、見ようとしても無理だったのですが「え、別に困んないじゃん。いざとなればネットもあるし。」という位にテレビと無縁な生活を送っています。
これは別に「No!TV主義」とか大仰なポリシーを掲げていた訳ではなく、たまたま部屋の模様替えしたらアンテナジャックが未結線のままピアノの裏に隠れてしまった為、テレビごときの為にもう一度動かすのが面倒になり、そのうちテレビ見たくなったら繋げようと思いながら、そのまま4年が経ったという単純な理由によるもの。
テレビの話題について行けない以外は別に困らないですし。
一回だけ、あやうく内紛中の国に旅行に行こうとしてしまいましたが。
ニュースくらいは把握しないとね。ネットでも良いから。

引越した際にアンテナ繋げましたが、やっぱり放送見てるよりDVD流してる時間の方が圧倒的に長いです。そんなもんです。

そんな駄目テレビ人生な上、サッカーのみならずスポーツ観戦全般、世の中で起こる全ての事象の中で最も興味が無いのでスポーツ番組を目にする機会は殆どない訳ですが、この手の番組ではHRとか結構使ってる事が多く、時々懐かしい曲、それも「Van HalenとかBon Joviだとかの当たり前じゃない曲」が流れると、最も興味の無いスポーツのニュースの画面にふと目が行きます。
もちろん画面見ても仕方が無いんですが。

前にも書いたHarem Scaremの2ndからですね。
素晴らしいアルバムではありますが、後追いで知る様なもんでもないとも思うのでリアルタイムの世代なんでしょうかね、選曲されてる方は。
テレビをまた見始めたのが最近なので何とも言い難いですが、今日に限らず90年代のR&R、HR/HMが、と言っても90年代を象徴する物ではなく明るい側面を持つ物に限られますが、近頃いたる所で耳にします。
00年代の流れとして一斉にお気楽極楽な80年代に近づく方向へ向かっており、過去の曲もそれを牽引するのか、されるのか、準じた物に統一されていた様ですが、そろそろ皆が知る80年代の曲は出尽くしたという感じなのでしょうかね。
それでも使われ続けてるのが凄い曲の凄い所ですが。

どうでもいいですが「サッカー星人」という名前がなんだか凄いなと思います。
「ナントカ星人」なんて、このご時世、なかなか・・。
小学校の時、担任が就任早々、「○○、○○って、君は○○星人か?」などと生徒に対し暴言を吐いてしまい、皆の顔が「うっわー・・・。こいつそういう奴か・・」となってしまったのを思い出します。

Heavy -Holly Brook (2006)-

2006年08月06日 23時37分51秒 | 2006


またとんでもなく素晴らしいアルバムを買いました。
Holly BrookのLike Blood Like Honey。
確かマイク・シノダ絡みのプロジェクトで唄歌ってた人です。
発売日を楽しみに待ってた割には暫く買い忘れたまま過ごしていた事に気づき、急いで買ったものの今度は聴く暇が無かったという、いつも通りのこの一枚。
なので旬の時期からかなり経ってます。

ですが、この作品の出来は正に奇跡的であり、今年の3本の指に入る事は間違いなく。
今年は既に何度となく"3本の指"を使ってしまっている気もしてます。
まー、"3本の指"が本当に3本しかないわけないじゃないですか。

ジャケットの目つきの悪さから、昔のSheryl Crowみたいなのを想像してましたが、聴いてみたら中身はSarah McLachlanだったという、驚愕の内容。
M6、M11とか曲によっては曲の展開と、一部の歌唱にSheryl Crowを彷彿とさせる箇所もありますが、その一部以外はどう聴いても、どう転んでもSarah McLachlanなので、結論としてMcLachlanです。もちろん、あそこまで完成された歌唱ではなく、時折思い出した様に技術的な若さを露呈していますが、逆にそれが聴き手に程良い安堵感を与えてくれます。

声はひとまず置いといて、凄いのは中盤以降の楽曲の出来。
前半には"悪くは無いが同じ様なテンションの曲"が並んでいる為、一歩間違えれば最初の方だけ聴いて"並"で終わる所ですが、M5から立て続けに耳を引く楽曲が連発し、M8:Heavyでその楽曲構成の美しさは完成されます。ついでにMcLachlanっぷりも頂点を極めます。

そんなわけで、まだ暫くはこのアルバムの凄さにやられ続ける感じです。
このままだと2006年のアルバム・オブ・ザ・イヤー(主観)になりそうな勢いですが、去年がAnna Nalickだったので意外性も面白みも無いな等と、どうでも良い事に考えを巡らせてみたり。
つか、だったらロックなんて最初から買わなくても。

Paradise City -Guns N' Roses (1987)-

2006年08月03日 00時00分53秒 | 1985-1989
すげぇっ。
まずはDVD化を望む。
駄目ならCD化を望む。

Paradise Cityを歌うSebastian Bachというのは意外性も何も無い訳ですが、実際に目の当たりにすると15年前だったら涙を流している事間違いなしな程とんでもないマジックが発生しており、この時ウェンブリースタジアムに居合わせなかった事を一生後悔することもまた間違いなしな光景だったりします。

曲が何であれ、唄えば自分の曲になってしまう所が凄いシンガーの凄い所。
こういう芸が出来るのはシンガーだけなんですよね。
いや、ギターとかでも出来なくは無いですが、大抵は無駄に自己主張して聴き苦しくなるだけなので。

しかし、老けませんね、こいつ。
デビューから16、7年間、見た目もやらかす事も殆ど変わってない様に見えますが、サイボーグか何かでしょうか、やっぱ。

あ、新作、プロデューサーがRoy Zと知ったので期待が一気に10倍です。