カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

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石毛氏の四国独立リーグに物申す。プロ経験者を受け入れない理由がわからん。

2004年11月29日 03時14分50秒 | ☆提言・苦言・球界再編
久しぶりにマジメな記事をアップしたくなりました。
またまた「ば○こう○ちの納得いかないコーナー」・giants-55選手からいただいたトラックバックがきっかけになっています。
いつもながら、ありがとうございます。

その55選手の記事はこちらです。

「石毛氏に不安を感じる四国独立リーグ」

以下にその一部を引用させていただきました。

様々な不安要素が存在する中で、一番の不安点、それこそこのリーグ構想の存亡にも関って来ると思っているのは、石毛氏の存在そのものだと個人的には思っている。
詳しくはリンクを貼らせていただいたので是非そちらで読んでいただきたいのですが、実はぼくも石毛氏の四国リーグ構想(ていうか、実現間近)には、ずっと疑問を抱いていたのです。
球界に久しぶりの明るいニュースといえそうな四国リーグについて、このブログで積極的に取り上げなかったのはそのせいなんですよ。
ちなみに四国独立リーグの公式ホームページはこちらです。

以下は55選手の記事に僕が残したコメントの引用です。
実は僕もブログでは触れてないんですが、この四国リーグには懐疑的なんです。
というのも、「プロ経験者を受け入れない」という部分がどうもずーっと引っかかってるんです。

今では社会人野球でもプロからの出戻りを受け入れる時代に、なぜわざわざプロ経験者を排除するのかわからない。

プロとアマの垣根がまだまだ残る現在において、プロ入りを目指す若者とプロ経験者の貴重な体験の融合はものすごく意味のあること。

それを排除する理由がプロ野球にある種の「恨み」をもつ石毛氏の個人的な判断に基づくと仮定するならば、残念としか言いようがありません(あくまで仮定ですが…)。

最後の段落に関しては、giants-55選手の記事内容に関連した部分です。
55選手が言うように、石毛氏が「過度な自己顕示欲と権力欲」を持ち、そんな彼の個人的なプロ野球へのリベンジが自由な発想を妨げているのだと仮定すれば、結構いろいろとつじつまが合うから不思議です。

さて石毛氏の人間性に関する部分はひとまず置いておいて、僕の意見にどんどん補足をしていきます。

僕が石毛氏の構想を聞いて、一番おかしいと思ったのは以下の部分。
先に紹介した四国独立リーグのページにあったプレスリリースから抜粋します。
当リーグの目的は、プロ野球選手となることを夢見ている若者にチャレンジのための育成の場を提供することでありますので、所属対象となる選手は原則として、年齢が17歳から24歳の若年層を予定しています。

そしてトライアウトに関する募集要項の方にははっきりと書いてあるのですが、「NPB経験者は参加不可」なのです。

新聞でこの独立リーグの趣旨を聞いて僕が真っ先に思ったのは、実は「育成」と「興業」を同時に成功させるにはプロ経験者の受け入れが不可欠なんじゃないのかということ。 

元プロ野球選手がもつ貴重な経験を、指導者としてではなく「同じ選手」という立場で、将来プロ入りを目指す若者に伝えていく事こそが今の野球文化に最も欠けている部分だと僕は思う。
それが実現するせっかくのチャンスをわざわざ最初から放棄してしまう理由がよくわからないんですよ。
(正直に言います。「元オリックスの選手であふれかえりそうだから?」なんていうイジワルな妄想もしてしまいました。) 

同じグランドで汗を流し、夜にはチームメイトとして飲みに行き、「オレも若い頃ああやっておけば、もっと活躍できたのになぁ」などといったたわいもない話をする。

若くしてクビになった元プロでもいい。
一時代を築いたことのあるベテランの元プロ選手でもいい。

プロ入りを目指す若い人材にとって、元プロ野球選手というのはその存在自体が「野球上達へのヒント」の固まりのはずなんです。

また興業の面からいっても、元プロ野球選手が背負っている「物語」を読み解いて観客は熱くなれるはず。
莫大な給料を払わずとも、「独立リーグでもいい、俺は大好きな野球を少しでも長く続けたいんだ!」という元プロ選手が来てくれると思うんですがね…。
そういった選手は我々プロ野球ファンも応援し続けたいですし。

さらに言えばプロ経験者を受け入れていれば、「再びプロへ戻る選手」が必ず出てくると思いますよ。
ライオンズの小野 剛投手(読売01年ドラフト7位→イタリアリーグ03年→西武04年テスト入団)や、ファイターズの渡邊孝男捕手(高校→西武92~00→サンワード貿易→日ハム03)のような”出戻り選手”のケースがちょくちょく見受けられるようになって来ましたから。
あ、打撃投手から現役復帰という栗山 聡投手(04年までオリックス。来季から松下電器)のようなパターンまでありますからね。
そういった可能性は考えてくれないのかなぁ…。

ちなみにこの独立リーグも野球界での扱いは立派な「プロリーグ」。
退団後に大学野球などに出場することはできません。
なんてこった…。


四国独立リーグ、まだ始まってもいないのにケチをつけてごめんなさい。
「プロ選手の受け入れ」に関しても、将来的には認められるかもしれませんしね。
応援する気持ちはもちろん鬼のようにありますんで、是非とも頑張ってください。