飲まなきゃやってられない

今日のシドニーは、久しぶりに雨。
長いこと「水不足」が心配されており、この雨はまさに「恵みの雨」なはず。
が、我が家にとっては…。

実はうちの車、もう3年以上洗車していない。
その水不足の影響で、各家庭での洗車や、庭の水撒きなどは、厳しく制限されている。
場合によっては、罰金もとられてしまうのだ。
…そういう状況とはまったく関係なく、うちの車は、ただ、洗われていないだけ。

何年か前、車で南へ4時間ほどのドライブをした。
舗装されていないラフロードを走ったりしたこともあり、
帰り道に洗車場に寄った私たち。
私たちは車内にいて、大きなブラシが車体を洗浄していく。
と、助手席側、左のサイドミラーが、なんと、折れた！
驚く私に、運転席にいたダンナ、言うにことかいて
「窓開けて！ミラー押さえて！」
って、そんなの無理ですからっ！
「何やってんだよっ」なんて怒られたけど、
窓開けたら、泡だらけにるなだろうがっ！

…それ以来、怖くて洗車できないのであった…。

そんなわけで、我が家にとっては「雨」＝「洗車」。
それも、大雨でなくてはならない。
小雨程度だと、かえってほこりがついて、汚くなる。
今日の雨は、そういう雨。

その雨のせいで、息子を散歩に連れて行けない。
エネルギーの有り余る息子、もう、大変…。
夕方、狂いだした。
起きたばかり、食事をしたばかり、なのに、ぐずる。
眠いとか、空腹なわけがない。
のに、いろいろとおやつを持ってきては
「開けろ」「食わせろ」と無言の命令。
急いでご飯をつくっても、食べない。投げる。暴れる。

なんか、私の中で、糸が切れた。
もう、こいつにご飯なんか作ってやらない。勝手にしろ、と。

危険を察したダンナ、息子をお風呂に入れ、
歯磨きをさせ、絵本を読み、歌を歌い、寝かしつけ、
その後、私たちの夕食（ステーキ！）まで焼いてくれた。

その間、私が何をしていたかと言うと…。
家の近くの酒屋にワインを買いにいったのであった。
「飲まなきゃやってられない」。
まさに、それ。

今の私に必要なもの。…それは「忍耐力」だと思う。

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さて、息子。
ダンナのことを「ばば」と呼び出した。
「パパ」のつもりらしい。
こんなにいろいろやってあげてるのに、
「ママ」より先に…。
…これも、私をイラつかせている、原因の一つ。