母@SYD

ま、これでいいや。いまのとこ。

大きな穴

2007-05-12 21:58:09 | ダンナ観察日記
昨夜入った突然の訃報。
ダンナの一番の親友の死だった。

好きなことをして、無茶もして、本当にメチャクチャな人だったけれど、
ダンナにとっては、コドモの頃からの、大事な大事な30年来の友人だった。
そして、今のダンナがココにいるのも、ある意味では、彼の影響。

昨夜、ダンナは、酔っ払って「一番の親友が、もういない」と涙を見せた。
一緒に私も、泣いた。
心に開いた穴は、大きすぎる。

よく聞く言葉だが、偶然ではなく、必然の死だったのかもしれない。
そうなることは、決まっていたのかもしれない。

それでも、それは、その時にならないとわからないことだから。

だから。
後悔しないように、精一杯生きなくては。
今できることを後回しにしないように。
親しい人や、大事な人が亡くなるたびに、そう思う。

自分達で日本を離れることを決めたのだけれど、
こういう時、すぐに駆けつけることができないのが、もどかしい。

だけど。

今のダンナにできることは、何もないかもしれないけれど。
ダンナは、彼にお別れしにいった。

私がダンナと知り合ってもう15年。
彼がダンナと知り合って、30年以上。
歴史の、深さはともかく、長さは、彼の方が長い。
私の知らない思い出が、たくさんたくさん、あるはずだ。

大切な人を失った悲しみは、決してなくならない。
けれど、時間とともに、癒えてはいくだろう。
彼がダンナの心に残した大きな穴は、決して埋めることはできないけれど、
私と子供達で、せめてそれが少しでも小さくなるよう、支えていこう。


…H君。心から、ご冥福をお祈りいたします。

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2 コメント

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Unknown (anna)
2007-05-13 20:01:06
海外に出てから何度か親の死に目に会えなかった方の
話を聞いてます。その度に帰れるときはなるべく日本に帰ろうと思うのだけど…なかなか気軽には帰れない
距離だよね。

お友達のご冥福を心よりお祈りいたします。

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annaさんへ (じーごん)
2007-05-13 21:56:38
シドニーは、けっこう遠いよね。
片道9時間のフライトは、やっぱり長いし。

ダンナは、2月に義父の手術のために帰国した際、
その時は、家族を優先しようと、その友人に、
あえて会わなかったらしく、やはり後悔が残ったみたい。
小学生の頃からの親友だったので、見ていて本当にかわいそうでした。
明日は、お通夜。
きちんとお別れしてくることでしょう。
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