そのたび、実家が変わっていて、毎回驚く。
リフォーム好き?なんだろうか。
我が実家は、自営業なのだけれど、そのお店部分と家部分の、サッシが一新していた。
「お、新しくなってる」と思って家に入ると、1階のトイレが全面改装済み。
90を超える(実年齢は知らない)祖母のためか、段差をすべてなくしており、
ウォシュレットに様変わり。(それまでは和式トイレに洋便座がおかれていた)
しかも、トイレの電気はセンサーで点灯するようになっているし、
便座も、センサーで近づくと開閉するし、用を足したあとは自動的に便器洗浄。
備え付けの洗面台も、手をかざせば水が出てくるようになっている。
これって、日本じゃ、当たり前なの???
介護支援(?)ってことなのか、この改装には市から援助金が出ているらしいのだが、
ここまですべて自動になっちゃってると、トイレに入るのに、
電気をつける必要もないし、便座も開けなくていい、水も流さない、蛇口もひねらない、
って、それじゃ逆にボケるよ!と一人小さくつっこんでみた。
実際母に聞いてみると、外出先でトイレに入ると、流すのを忘れそうになるんだとか。
そりゃそうだ。
便利なのはいいけれど、ほんとに大丈夫か?うちのおばあちゃん。
気のせいか、おんなじことを何度も言ってるし、物忘れが異様に激しい。
なんか、志村けんのコントみたい。…って笑っちゃいけないか。
まあ、なんでも「自動」なのはラクだけど、適度に、だよなぁ。。。
実家の変化はそれだけではなく、以前はあったはずのものがなくなっていたりもして。
私と子供たちが使える部屋が二つあるのだが、その二つの部屋だけテレビがない。
他の部屋にはすべてあるのに…。
「つい先日、廃品回収にもっていってもらったのよ~。
3000円くらい取られちゃった」と、母。これは、…いやがらせか?
そんなわけで、帰国してから1週間以上たつが、テレビはほとんど見ていない。
居間でみんなそろってニュースを見るか、子供の番組を見ているくらい。
あまりに辛く、DVDレコーダーをネットで衝動買いしてしまった私…。
なぜテレビじゃなくてDVDレコーダー?という疑問も残るが、ま、いいか。
そして、最後にもう一つ。
最近母が、生協の宅配をしてもらっているらしい。
毎週チラシをチェックすることを「宿題」と呼び、
大量買いしているところが、笑える。しかも無駄なものばかり。
届いたときには、「こんなの頼んだっけ?」と毎週思うらしい。
実家の冷蔵庫は、冷凍食品がたくさん。
「おかげであんまり料理しなくなっちゃった」だって。
私が帰ってからは、二人でこの宿題に取り組んでいるため、お買い物も倍増。
食料品だけではなく、ヘンな小物とか、いろいろ頼んでは翌週首をかしげる親子。
ほんと、私には、母の血が確実に流れてる。