日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

見解の相違

2008-08-22 21:49:51 | Weblog
昨日はいろいろな問題が山積だった。

職場で先輩の考え方を聞いて・・・そうなんだー

と確認したり、事業者さんに話も聞いて、そうだよねー


と理解したり・・・


家に帰ると ご近所の奥さんが 2階に住む聾唖者の家族のことで


長い間の心の食い違いがあり「 我慢が限界に達したので何とかしてほしい!」


とたずねてきたよ と夫が言う。


帰りが遅くなり 食事の支度もそれなりにずれて、でも


私を待っているのだから・・・と電話をかけると、


「花壇に徳利蜂の巣があり とてもおとなしい蜂なので 秋になってどこかに移る

まで そっとしておいてあげたかったのに 2階から 棒でつついたり

おまけに今日は市役所に連絡して 業者が蜂の巣を取ってしまった。

そっとしておいてね!とあれほど言ったのに悲しい!」


と私に訴えた。


答えに困った私は 奥さんの心が落ち着くまで 話を一方的に聞いてあげようと思った。


確かに蜂にも家族がいて せっかく作った巣を 無残にも取り壊されたら

可哀そうだと思う。同感だ・・・が


近くで遊んでいる子供たちや 物干しざおの洗濯物に間違って入っていたら


大変なことになる。昔我が家でも子供のGパンに入っていたのを知らずに

はいてしまい大騒ぎになったこともある。


今回の場合、普通に考えれば 蜂の巣は駆除してもらったほうが無難だと

10人中9人ぐらいはいうだろう。


市役所から来た業者も 蜂の巣を取りに来て 怒られたのは初めてだ!といったらしい。


しかし、すべての命は大切なのだという 奥さんの気持ちも分からなくはない。


かれこれ1時間いろいろ聞いているうちに 落ち着いてきたのか


「長々とすみませんでしたね また何かの時は聞いてくださいね。」


穏やかに電話が終わった。


私は 手話通訳者であるが 聾者の生活は分からないし ましてどんな育ち方をし


てきたか 生育歴も分からないので 何とも返答ができません。


環境により人は育てられていくが 環境は自分で選べず


あるがままに生まれ、あるがままに育ち 生活している。

よくも悪くも 気がついて 方向転換をするのは大変な努力がひつようだ。


自分のことは案外他人のほうがわかっているかもしれないし。。。


そう考えると どんな意見でもとりあえず一回は受け入れ飲み込むことで


かなりの摩擦を避けることはできそうだ。


長い物には巻かれろ・・・は嫌だが まかれるのではなく 受け入れて選別する


心のゆとりが 我が身も他人も 守れることなのか?


昨日は一日 人の心を受け入れていて 少々疲れてしまったが


心の栄養を貯金できた尊い日でもあったと思う。