日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

逆風のときこそ本物が!

2008-05-03 23:43:56 | Weblog
今日は久しぶりに心の洗濯に行った。かれこれ20すう年通っている教会である。
人として世の中で生き抜くための心の学びは、挫折しそうになったとき何度も助けられた、私の心の故郷でもある。

今日の勉強会の中身は。。。成人式だった。
日本では現在20歳をけじめとして社会に大人として認められているが、近いうちに年齢が変わる話があるそうだ。私の教会では15歳が新成人のお祝いなので
子供達は15歳を機会に自分の道を歩き始める。

なぜ?15歳なのかは神様が決めたことなので深いことは分からないが、
親の手の中で保護できる期間は生れたときから15年間でそのあとは、善悪の判断は自分でできるように自律していくことだそうだ。

生まれてから歩き出し、オムツを取って・・・自分の考えをしっかり持てるようになるまで15年もかかるのは人間だけ。たいていの動物はほんの何日か数週間で一人前になることを考えると、人は、いかに周囲の人とかかわってお世話になり一人前になっていくことが分かる。だからお互いを尊重し助け合う心を育てなくてはいけないのだ。

生命体の中できわめて弱い人間がこの地球を占めている。15年かかってなんとか生きられる生命体だからこそ 助け合うことの大切さを知らなければならない。

最近は何事もスピード時代で、大切な子育ても時間をかけず早く世の中に出してしまい その結果 さまざまな事件事故にもつながっている。

先へ先へと急ぎ 大切なものを見落とす。大手の電機メーカーも社名を変え
世界に進出したり、フイルムの会社がファッション関係に進出したりと、
生き残るために あらゆる知恵を出ししのぎを削っている。が、
創立者が生きていたらなんと思うのか?戦後 電気のない真っ暗な街を
明るくしてあげたい。美味しいご飯を食べさせたいと、研究し数々の電気製品が生まれ便利になったが、便利は人の心までも機械化し、いつの間にか人たる人の心までも蝕んでいる。

しかしこれからの時代は 即興のものでなく本物だけが残る時代になるだろう。
地に足をつけ、人と比べるのでなく自分の行動に責任を持ち 生きることに自信を持てる心が育っていなければ大人とは言えないだろう。

損・得で物事を決めない。身近な人を大切に 真心を伝えていく。
逆風のときこそ 本物が光り残っていく。

頭の中ではわかっていても、こうした勉強会で整理していくと
いろんな場面で確認できる。子供たちのまだ純粋な心にこそ、
たくさんの心の栄養を送ってあげたいものだと思う。